書誌データQ&A:書誌データの内容:著者(個人)
質問一覧
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- Q
- 同姓同名の人は区別しているのですか?
- A
- 個人名典拠(国立国会図書館検索・申込オンラインサービス(国立国会図書オンライン)で表示される書誌データの個人著者標目・個人名件名)では、同姓同名の人を区別しています。区別するための情報として生年・没年を記録します。生年・没年が不明な場合は職業・専攻等を付加し、生年・没年が同じ場合は、それに加えて職業・専攻等を付加して区別します。
(例) 田中, 実, 1946- || タナカ, ミノル
田中, 実, 生物学 || タナカ, ミノル
田中, 実, 1946- 理科教育学 || タナカ, ミノル
個人の区別に生年・没年を用いるのは、生年・没年が不変かつ最も客観的な情報だからです。これらの情報は書誌作成対象資料等から記録します。
ご本人からお申出があった場合や、誤りであったことが判明した場合には、訂正または削除します。 詳細は「当館が作成する書誌データとその修正について」のページをご覧ください。
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- Q
- 個人名典拠(個人著者標目・個人名件名)の姓名の後の「pub. 1910」はなんですか?
- A
- 同姓同名の人を区別するために付加している情報(識別要素)です。「pub.」はpublicationの略で、「1910」は出版年を表します。ある個人について最初に典拠データを作成する際、世系、生年・没年、職業・専攻等が判明しない場合に、暫定的に書誌作成対象資料(初出資料)の出版年を、西暦紀年に「pub.」を冠して記録しています。個人名の典拠データは、リンクしている書誌データの著者標目・件名に反映されます。後日、書誌作成対象資料等から生年・没年、職業・専攻等が判明した場合は、生年・没年、職業・専攻等に訂正します。付加している情報(識別要素)についての詳細は、「個人に対する典拠形アクセス・ポイントの選択・形式基準(2021年1月)」をご覧ください。
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- Q
- 個人名典拠(個人著者標目・個人名件名)の表記の形、読みはどのように決めているのですか?
- A
- 書誌作成対象資料等の公刊資料から採用しています。読みについては、書誌作成対象資料等からわからないときは、推量で付与している場合があります。
詳細は、「個人に対する典拠形アクセス・ポイントの選択・形式基準(2021年1月)」をご覧ください。
すでに確定した典拠においても、ご本人からお申出があった場合や、誤りであったことが判明した場合には訂正します。
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- Q
- 著者の名前が、同じ書誌データの中の「著者」と「著者標目」の2か所にあり、表記が異なっています。なぜですか?
- A
- 『日本目録規則2018年版』#1.10転記の規定に従い、「著者」はその資料に表示されているままに記録しています。同じ著者でも資料によって表示が異なれば、書誌データの「著者」に記録する表記も異なります。そのため、「著者」だけでは、同じ著者の著作を一度にまとめて検索することができません。
一方、「著者標目」に記録している形は、典拠データを作成して管理しており、典拠データには、著者名の異なる表記や別の名称、同姓同名の人を区別する情報といった各著者に関する情報も記録しています。
書誌データに「著者標目」を記録し、典拠データとリンクすることで、典拠データに記録された著者名の異なる表記や別の名称でも検索できるようにしています。
たとえば、シェイクスピアの場合、「著者標目」に記録する形は「Shakespeare, William, 1564-1616」に統一しており、資料に表示されたシェイクスピア、沙士比阿、シェークスピヤ、セキスピア等のさまざまな表記を典拠データに記録しています。そのため、典拠データとリンクしている書誌データは、国立国会図書館検索・申込オンラインサービス(国立国会図書館オンライン)で、著者標目に記録されている「Shakespeare」でも、典拠データに記録されている「沙士比阿」のどちらでも検索することができます。
典拠データは、国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)でご覧になれます。
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- Q
- 外国人著者の資料が一般に知られているカタカナ表記で検索できません。なぜですか?
- A
- 『日本目録規則2018年版』#1.10転記の規定に従い、著者はその資料に表示されているままに記録しています。そのため、一般に知られている表記と異なる場合があります。
欧文形外国人著者の場合は、著者標目に原語形を採用していますので、国立国会図書館検索・申込オンラインサービス(国立国会図書館オンライン)で一般に知られている呼び名で検索ができないときは、原語形での検索をお試しください。
なお、一般に知られている呼び名で表示されている資料を、新たに当館で受け入れ、整理した場合は、典拠データの「別名」に追加記録します。その場合は一般的なカタカナ表記でも検索が可能となります。 典拠データは、国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)でご覧になれます。
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