ISSN日本センター
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逐次刊行物とISSN
雑誌、新聞、年鑑等のいわゆる逐次刊行物は、1回限り刊行される単行書と違ってその刊行中に誌名、発行者、刊行頻度等がしばしば変わるという、とらえにくく流動的な性格を持っています。
また、現在世界で刊行中の逐次刊行物は数十万種にのぼり、しかも毎年万単位で増加しつつあるといわれています。
このような流動性と膨大な刊行量を持つ逐次刊行物の情報を的確に把握し、それを処理してゆくことは、逐次刊行物の利用者やそれを取り扱う図書館、出版者、取次・販売機関等にとって大変なことです。
これに対処して、出版界や図書館界ではコンピュータを導入することによって、逐次刊行物に関する膨大な情報を処理し、その流通の円滑化、利用の促進を図るようになってきました。
そのためにも個々の逐次刊行物に、識別のための固有の番号を与えることの必要性が認められるようになりました。
この識別のための国際的なコード番号にISSN(International Standard Serial Number:国際標準逐次刊行物番号)があり、これを管理する組織をISSNネットワーク(ISSN Network)といいます。
ISSNネットワークについて
ISSNネットワークは、1967年ユネスコ総会の決議により発足したUNISIST(世界科学情報システム)計画の一環として考え出されたものです。
1971年にISSNの規格化のためにISO(国際標準化機構)の案が作られたのを機に、1972年にはユネスコとフランス政府とが共同で逐次刊行物の国際登録センターをパリに設立し、ユネスコ加盟諸国に呼びかけて、各国が国内センターまたは地域センターを設けて、自国または特定の地域で刊行されている逐次刊行物を国際的に登録し、そのデータを維持してゆくことになりました。
つまり、ISSNネットワークは、パリの国際センターをデータ・バンクとし、各センターと連携してつくられる逐次刊行物に関する情報交換のための国際的ネットワークです。
2007年8月現在、世界に80を超える国内センターを設けて活動しています。
そして国立国会図書館は、日本の唯一の法定納本図書館として網羅的に国内の逐次刊行物を収集している立場から、ISSN日本センターとしての活動を行っています。
ISSNとキータイトル
ISSNネットワークでは、逐次刊行物を雑誌、新聞、年報、年鑑類、紀要、会議録等、巻号または年月日の表示のある、終期を定めない継続出版物と定義しています。
ISSNネットワークがこれらの逐次刊行物に付与するコード番号(ISSN)と、キータイトルという国際センターに登録される誌名とは、不可分の関係にあります。キータイトルは、逐次刊行物を識別するのに必要かつ十分なものでなければなりません。
このキータイトルは、ISSNネットワークの規則によって定められますが、もし、キータイトルが変わればISSNも変更されます。合併・分離といった変更の場合も同様です。
一度付与されたISSNは、その逐次刊行物が廃刊になってもそのままで、他の逐次刊行物に再度使用されることはありません。各国のセンターにはそれぞれの国で刊行された逐次刊行物のキータイトルを確定し、ISSNを付与して国際登録を行う責任があります。
また、キータイトルが欧文の場合には、略記タイトルを記録しています。これは、国際センターとISOで共同刊行した略記法のリスト(List of serial title word abbreviations)に拠っています。
国立国会図書館-National Diet Library