国立国会図書館が採用するファイルフォーマット
国立国会図書館が実施する資料デジタル化において、保存用データ作製の際に採用しているファイルフォーマットの一覧です。
なお、採用に際しては長期的な利用保証等の観点を考慮していますが、表にないフォーマットとの比較も含め、当館が何らかの評価を与えるものではありません。
その他の主なファイルフォーマット
静止画
静止画の主なフォーマットについては『国立国会図書館資料デジタル化の手引 2017年版』に「参考資料1 主な画像フォーマットの特徴」(68~71頁)を掲載しています。詳細はそちらをご覧ください。
音声
(1) BWF(ビーダブリューエフ)
| 正式名 | Broadcast Wave Format |
|---|---|
| 規格管理団体 | 欧州放送連合(EBU)/国際電気通信連合(ITU-R BS.1352-3) |
| 規格の出版年 | 1997年 |
| 圧縮方式 | 非圧縮 |
| 特徴 |
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| 特記事項 |
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(2) FLAC(フラック)
| 正式名 | Free Lossless Audio Codec |
|---|---|
| 規格管理団体 | Xiph.Org Foundation |
| 規格の出版年 | 2000年 |
| 圧縮方式 | 可逆圧縮 |
| 特徴 |
|
| 特記事項 |
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(3) MP3(エムピースリー)
| 正式名 | MPEG Audio Layer-3 |
|---|---|
| 規格管理団体 | MPEG(ISO/IEC 11172-3:1993、13818-3:1998) |
| 規格の出版年 | 1993年 |
| 圧縮方式 | 非可逆圧縮 |
| 特徴 |
|
| 特記事項 |
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ファイルフォーマットに関する情報源
PRONOM
英国国立公文書館(TNA)の電子情報保存部門により開発されたファイルフォーマット・レジストリ(個別のファイルフォーマットに関する情報を集約したデータベース)。現在、約1,900のフォーマットに関する項目が登録されており、各フォーマットのファイルを再生できるソフトウェアなどに関する情報を得ることができる。なお、PRONOMに蓄積された情報は、TNAが開発するファイルフォーマット自動判別ツール「DROID」にも利用されている。
File Formats Assessments
英国の電子情報保存連合(DPC)のウェブサイト内に設置されたページ。電子情報の長期保存に使用される主要なファイルフォーマットについて、英国図書館(BL)が行った保存リスク評価(Preservation Risk Assessments)のレポートが掲載されている。各レポートでは、フォーマットの開発経緯や普及状況、再生や保存のためのソフトウェア、権利上の問題などについて、著者と引用文献を明示したうえでまとめられている。
Recommended Formats Statement
米国議会図書館(LC)が公開する、長期保存のための物理的フォーマットおよびファイルフォーマットのガイド。静止画、動画、音声などの種別ごとに、「推奨(Preferred)」と「許容(Acceptable)」の2段階に分けてフォーマットが表にまとめられている。2014年の公開以降、毎年改訂されている。
Tables of File Formats
米国国立公文書館(NARA)が” Records Management Regulations, Policy, and Guidance”の一部として作成したウェブページ。長期保存の観点から、ファイルフォーマットを17の種別ごとに「推奨されるフォーマット(Preferred Formats)」、「許容されるフォーマット(Acceptable Formats)」、「緊急の移管には許容されるフォーマット(Acceptable for Imminent Transfer Formats)」の3段階で区分し、各フォーマットの仕様へのリンクも掲載されている。