令和8年度国立国会図書館長と都道府県立及び政令指定都市立図書館長との懇談会を開催しました
6月25日、標記懇談会が開催されました。この懇談会は、国立国会図書館と公共図書館との協力の推進を図ることを目的として開催され、今年で61回目となります。今回は、都道府県立及び政令指定都市立図書館64館が参加しました。
はじめに、藤岡謙一文部科学省総合教育政策局地域学習推進課長が、最近の図書館行政の動向について報告し、次に、国立国会図書館の福林靖博総務部企画課長が「国立国会図書館ビジョン2026-2030―共につくる知の循環―」について報告しました。続いて、今年度の懇談会のテーマ「図書館におけるコンテンツ等のオープン化の取組」の下、国立国会図書館の澤井優子電子情報部電子情報流通課長がデジタル化資料のオープン化、国立国会図書館サーチを通じたメタデータの提供等の取組について報告し、公共図書館からは、佐賀県立図書館の古賀由紀子館長及び大阪市立中央図書館の石田智子館長が、デジタルアーカイブのオープン化、二次利用促進の取組及び今後の課題について報告しました。
後半は、各館でのコンテンツ等のオープン化に関する取組状況や課題をテーマに、8つのグループに分かれて意見を交換し、各グループの代表者が内容を報告しました。デジタルアーカイブの取組は多くの館が進めている一方で、オープン化の状況は館によって異なるという現状が確認されました。また、各館に共通する課題として、予算及び専門人材の確保が挙げられたほか、自由な二次利用を可とした場合の利用事例・目的の把握の難しさも指摘されました。今後に向けて、人材育成を図るために図書館間の人材交流が重要であることや、資料の活用を促進するためにも利用事例の把握とその周知が効果的であることが共有されました。
(国立国会図書館 総務部 支部図書館・協力課)