国立国会図書館憲政資料室 日記の世界

龍野周一郎:明治27(1894)年3月1日の日記より

龍野周一郎

明治27(1894)年3月1日

棍棒に短銃で応戦  選挙

改進党の暴士数十名棍棒を振り、礫[つぶて]を抛[なげう]ち、余を要撃せんとす。余車上彼等を大喝し、短銃一丸を放てば、彼等皆四方に逃げ散れり。

この日は、第3回衆議院議員総選挙の投票日でした。単身、投票後、上田の自由党事務所に向かう途上、暴漢に襲われますが、車上から短銃を放って追い散らしたと書いています。その後、事務所では、長野県内の開票予測を行っています。