国立国会図書館憲政資料室 日記の世界

品川弥二郎:明治10(1877)年2月26日の日記より

品川弥二郎

明治10(1877)年2月26日

春眠を覚ます砲撃  西南戦争

○十九日より今日に至迄、城の四面炎焔絶へず。○夜城中にて煙花数発を揚げて、春眠を覚ます。

西南戦争では熊本城が政府側の拠点となりました。城内での火災、昼夜分かたぬ砲声のため、さすがに「春眠暁を覚えず」とはならなかったようです。