国立国会図書館憲政資料室 日記の世界

小林次郎:昭和20(1945)年3月14日の日記より

小林次郎

昭和20(1945)年3月14日

重臣3名と首相の面会内容

加瀬、本日辺上京、閑あらば面会することになしおけり。先日は重臣三人(若槻氏欠席)首相と面会、あまりつきすすみし話出ず、ふらふらやって行くつもりらしい。Aはこの内閣を投げた。Bが少し未練がある。重光は徳川議長に御目にかかりたし、とのこと。

重臣3名(平沼騏一郎、岡田啓介、近衛文麿)が小磯国昭首相と面会しましたが、その場では、今後の戦争方針等について詳細な説明などが行われなかったという情報を得た際の日記です。A、Bの態度についても触れていますが、この前後で何回かA、Bという記述があり、その内容からAは陸軍、Bは海軍を意味しているようです。