国立国会図書館憲政資料室 日記の世界

芦田均:昭和22(1947)年3月22日の日記より

芦田均

昭和22(1947)年3月22日

私も新党へ乗り出さねばならぬ 

朝の新聞には何も出なかったが政治新聞が新党の記事を長々と書いて口火を切った。新聞記者から質問で追廻された。本会議が夕方迄つゞいた。六時から新日本の座談会、その席で進歩党がいよいよstartしたことを楢橋君から聞いて、私も新党へ乗出さねばならぬと決心した。

戦後の昭和20(1945)年11月以降、鳩山一郎を中心とする日本自由党の結党をはじめ日本進歩党、日本社会党、日本共産党等の政党がそれぞれの政策を掲げて結成、再建されました。その後、GHQによる公職追放や政治介入が行われたこともあり、政党の合同も進みます。昭和22(1947)年3月8日に国民党と協同民主党が国民協同党を結成、また3月31日には進歩党を中核に、芦田が所属する日本自由党の一部なども加わって民主党が結成されました。