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令和8年度職員採用試験合格者 合格体験記

令和8年度職員採用試験合格者(令和9年度新規採用予定者)が、自身の就職活動や今後の目標について書いたものです。今後の当館職員採用試験の受験を検討される方の参考になれば幸いです。

※記載した内容は全て、合格者個人の所感です。試験内容・試験対策等について、当館の公式の見解等を示すものではありません。

<目次(ページ内)> ※学歴は令和9年4月1日時点(卒業・修了見込み・在籍等を含む)

【総合職試験合格者】

大学卒(学問分野:社会科学)
大学卒(学問分野:人文科学)
大学院卒(学問分野:人文科学)
大学院卒(学問分野:自然科学)

【一般職試験(大卒程度)合格者】

大学卒(学問分野:社会科学)
大学卒(学問分野:社会科学)
大学卒(学問分野:社会科学)
大学院卒(学問分野:人文科学)
大学院卒(学問分野:人文科学)
大学卒(学問分野:人文科学)
大学院卒(学問分野:人文科学)
大学卒(学問分野:人文科学)
大学卒(学問分野:人文科学)
大学院卒(学問分野:人文科学)
大学院卒(学問分野:人文科学)
大学院卒(学問分野:人文科学)

【施設設備専門職員採用試験合格者】

大学院卒(学問分野:建築)

【過去の合格体験記】

【総合職試験合格者】
大学卒(学問分野:社会科学)

1.学生時代の専攻・研究について

政治学や政策学を中心に学び、あわせて経済学や法学など幅広く知見を深めました。卒業論文では「人口減少下における自治体政策」をテーマに掲げ、コンパクトシティ政策の事例研究を行いました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

大学時代はテニスサークルの代表として、誰もが安心して楽しめる環境づくりに取り組みました。メンバーの意見を丁寧にくみ取りながら規約やルールの整備を進め、組織運営の改善に貢献しました。また、大学の環境活動組織では事業統括を務め、学生が中小企業の環境認証取得を伴走支援するプロジェクトを推進しました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

かねてより政治に関心があったため、立法府に属して国政に関わることができる点に大きな魅力を感じました。また、自身の知的好奇心が旺盛な性格とも重なり、先人たちが築き上げた知を収集・保存して後世に繋いでいくという、国立国会図書館の使命に深く共感し志望しました。

4.就職活動の方針

非営利性や公共性の高さを就職活動の軸に置き、社会貢献度の高い民間企業を併願しつつも、国家公務員・地方公務員を中心とした就職活動を行っていました。

5.当館職員採用試験の試験対策

大学生協の公務員講座を活用しました。特に政治学を選択した専門試験対策においては、単に丸暗記するのではなく、用語や概念を自分の言葉で説明できるよう意識して定着させました。また面接対策としては、公務員講座での模擬面接に加え、併願先の選考で実際の面接経験を重ねたことが大いに役立ちました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

最終面接では面接官の人数が多く驚きましたが、それだけ多くの職員の方が丁寧に向き合ってくださっているのだと感じました。意表を突く質問にうまく答えられず面接後は不安もありましたが、合格をいただけたことで、拙い言葉でも一生懸命に伝えた意図をしっかり汲み取っていただけたと実感しています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

調査及び立法考査局で、議会シンクタンクとして正確かつ信頼性の高い調査・情報提供ができる職員を目指したいです。また、近年急速に発展するAI等の情報技術を積極的に取り入れ、時代の変化に即した「知の在り方」を追求しながら、誰もがどこにいても必要な情報に迅速にアクセスできる環境を構築したいと考えています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立国会図書館の試験は倍率が高く狭き門ではありますが、諦めずに積み重ねた努力は確固たる自信となり、本番でも大きな支えとなります。少しでも魅力を感じているのであれば、自分を信じてぜひ一歩を踏み出してみてください。

大学卒(学問分野:人文科学)

1.学生時代の専攻・研究について

比較文学比較芸術研究室に所属し調査研究の方法論などを学びつつ、文学を中心にさまざまな分野に触れました。その中で英詩に特に関心を抱くようになり、卒業論文では18世紀頃の英詩人及びその作品に焦点を当てながら執筆する予定です。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学業にも取り組みつつ、中学から大学まで部活動に所属しながら続けた競技に多くの時間を割きました。日々の練習や大会に向き合いながら忙しくも楽しい、そして時に大変な毎日を過ごしたことは良い思い出です。就職活動をきっかけに今までを振り返る中で、部活動での経験が今の自分を形作る大きな礎になっていると改めて気づきました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

調査研究における資料の重要性を所属学科での学びを通じて実感したことがきっかけです。数十年先まで機能する知的基盤を形作り、日本における研究の土壌の保全や発展に寄与することが国立国会図書館の機能を通じて実践できるのではないかと考え、そうした環境で仕事をすることに大きな魅力を感じるようになりました。

4.就職活動の方針

私はお世辞にも就職活動に当たって確固たる方針を持っていたとは言えませんが、漠然と「公共性の高い仕事に就きたい」という思いがあったように思います。その中でも国立国会図書館での業務は自身の大学での学びと接続する部分が大きいという印象を受け、最も強く志望していました。ただ、高倍率で専願するにはリスクがとても高いため、他の国家公務員試験や政府系機関などにもエントリーしました。

5.当館職員採用試験の試験対策

受験を決めてから試験まで十分な日程を確保することができなかったため、試験準備に際しては取捨選択を意識しました。例えば、他の公務員試験と範囲が被る部分を重点的に対策したり、専門試験(文学)では特定の地域の文学知識のみの対策に留めたりしました。前者では市販の教材を、後者では国立国会図書館ホームページで公開されている過去問と文学史関連の参考書を活用しました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

面接試験で応対してくださった職員の方々から非常に丁寧で真摯な印象を受けたことです。いつになく緊張した状態で面接に臨みましたが、職員の方々が非常に温和な雰囲気で接してくださったことで、面接が始まってからはむしろリラックスして話すことができたことを覚えています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

国会活動の補佐、資料の収集・整理・保存、情報資源の利用提供など、複数の役割が国立国会図書館にはあります。それらを支える様々な業務に当たりながら目の前の業務への真摯な取り組みを積み重ねることで、国立国会図書館の機能を支える一員となるべく働いていきたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立国会図書館の採用試験を通じて、組織が求める人材に自分自身を近づけていくことよりも、これまでの自分の経験が仕事にどういかせるかを自分自身の言葉で語ることの大切さを実感しました。
就職活動中は周囲と比べて焦ってしまうこともあると思いますが、立ち止まって自分を見つめ直す時間も大切にしてみることで、見えてくるものもあると思います。皆様が納得のいく進路を選び取ることができるよう、心から願っています。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

大学院卒(学問分野:人文科学)

1.学生時代の専攻・研究について

日本近世文学を専攻し、江戸時代中期に成立した前期読本というジャンルの小説を研究しています。特に、前期読本で語られる知的な言説の背景や小説の寓言に関心があります。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学部では体育会ヨット部に所属し、部活動に力を入れました。大学院では研究に注力し、学会発表や論文投稿を行いました。また、専攻以外では教職課程と司書課程を履修したことが思い出深いです。塾と書店でのアルバイトにも取り組みました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

誰もが必要な情報にアクセスできる環境を将来にわたって支える役割に携わりたいと考えたからです。学部生の頃から国立国会図書館を利用する中で、国立の図書館に就職することへの憧れを抱くようになりました。業務説明会への参加等を通して、国会の図書館として国政を情報提供によって支える役割にも魅力を感じるようになりました。司書資格や大学院での研究経験を業務に生かしたいという思いもあり、国立国会図書館を志望しました。

4.就職活動の方針

図書館や情報資源の収集から活用に至るまでの業務に携わりたいと思い、就職活動を行いました。具体的には国立国会図書館の他に、国立公文書館(国家一般職区分)や図書館事業を行う民間企業を志望していました。また、教育行政への関心から地方公務員も併願していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

第1次試験の教養試験は、併願先の国家公務員試験や地方公務員試験に向けた対策が役立ちました。数的推理や判断推理は苦手であったことから重点的に対策を行いました。第2次試験の専門試験は文学を選択しました。併願先との兼ね合いから法学を選択することも検討しましたが、かなり専門的な問題が出題されること、また自分自身がモチベーションを高く維持して試験対策に取り組めることから、専攻と重なる文学を選びました。対策は、知識が不足していた明治以降の文学や中国文学を中心に、概説書や辞典などを参照して文章にまとめることから始めました。特に重視したことは、作者や作品名だけでなく、文芸思潮における作者の位置づけや作者の人生における作品の位置づけを理解することです。縦の流れを意識した学習と、過去問演習・分析が効果的であったと感じています。記述式の問題の対策としては、大学で扱った作品や授業資料を復習しました。英語試験は単語を復習した以外は対策に時間を割くことができませんでしたが、塾講師のアルバイトで継続して英語を担当し、文法や長文に触れていたことが役立ったように思います。
面接対策は客観的なフィードバックをもらいたいと思い、大学のキャリア支援課や、有料の公務員講座を利用して練習を数回行いました。また、併願先の面接で実践を積みました。業務説明会に参加した際のメモや採用案内、国立国会図書館のホームページなどで業務理解を進めるとともに、これまでの自身の経験を振り返り、分かりやすく伝えられるようにまとめていました。面接の場でお話しすることはありませんでしたが、国立国会図書館の業務理解を深めようと思い、国際子ども図書館も利用しました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第2次試験では専門試験の対策が功を奏したことが印象に残っています。第1次試験に合格できると思わず、併願先の対策に切り替えつつあったところで合格の通知をいただいたため、そこから第2次試験までは集中して机に向かいました。また、2回の面接試験はどちらも印象的でした。第2次試験のオンライン面接では、研究について深く掘り下げてくださったことがとても嬉しく、これまで学んできた経験を率直にお伝えできました。第3次試験の対面面接は、研究に限らず、これまでの経験全般について掘り下げるようなご質問を多く頂戴しました。終始穏やかな雰囲気で面接をしていただいたため、段々と緊張がほぐれ、拙いながらも自分なりの言葉でお話しすることができました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

様々な業務に関心がありますが、特に携わりたいのは調査及び立法考査局の業務です。複数の資料をもとに実証的に検討した経験を、国会や社会の判断を支えるためにいかしたいと考えています。また、語学力の向上やアーカイブズ学に対する関心もあり、研修の機会を活用するなどして専門性を少しずつ高めていきたいと思っています。どのような業務も国立国会図書館の使命を支える役割として相互に関わっていると考えているため、特定の業務にこだわらず幅広い職務に携わりたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。この合格体験記が、皆様の背中を押すような文章となっていましたら幸いです。
受験を検討されている方の中には、国立国会図書館の使命や業務に強い魅力を感じる一方で、倍率の高さから大きな不安に駆られている方がいらっしゃると思います。私も試験に受かる自信は最後まで持てませんでしたが、諦めたくない一心で受験に臨みました。国立国会図書館の採用試験は、決して運だけが明暗を分けるものではなく、学業に真面目に取り組み地道な対策を練るという努力の過程次第で合格の可能性を高められる試験であると感じています。また、その対象が何であれ、真剣に取り組んだ経験があれば、必ずご自身の強みになると思います。皆様それぞれの強みをいかすことができる場で、納得のいく進路選択ができるよう、心から願っています。

大学院卒(学問分野:自然科学)

1.学生時代の専攻・研究について

数学を専攻していました。代数幾何学という多項式などで定まる図形を研究する分野です。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

自分の気になった問いに対して納得のいくまで考えることが好きで、研究者を目指していました。しかし、次第に研究の在り方への疑問や今後の生活への不安も増えていきました。そうしたこともあり、この機会に就職することに決めました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

公務員について調べる中で国立国会図書館職員採用試験の存在を知りました。資料の収集や調査活動という独自の業務もあり、幅広い知識や文化を受け継ぐことに関わりたいと感じました。また、業務説明会における職員の方々の雰囲気や人柄が心地よいと感じたことも決め手の一つです。

4.就職活動の方針

就職活動では自分の専門知識などをいかすというよりも、自分が社会的意義を感じられる組織に貢献することを方針としていました。また、目先の結果を追求するよりも、公共のために長期的な視点で仕事をしたいと考えていました。よって、公務員や独立行政法人の中で特に良いと思ったものを選んで応募しました。

5.当館職員採用試験の試験対策

教養試験の過去問が公開されていなかったため、国家一般職試験の過去問を4年分くらい解きました。当日受けてみると、少し傾向や範囲が違いましたが、マーク式の教養試験に慣れるという点では有効だったと思います。また、第2次試験に関しては、公開されている過去3年分の問題を解いて出題範囲や傾向をつかみました。面接では、あらかじめ用意しておいた内容を返答するだけではなく、面接官の方々としっかり会話することを意識していました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

就職活動で最初の面接が国立国会図書館の採用試験だったのですが、とても真摯に話を聞いていただき、次第に緊張がほぐれていったのを覚えています。ずっと感じていた面接への苦手意識や不安が少なくなったため、そのような点でも受験して良かったと感じています。また、最終面接は面接官の方々の人数が多くて驚きましたが、話しやすい雰囲気でした。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

まずは基礎的な仕事を覚え、組織の一員として動けるようになることが目標です。遠い将来の日本でも現代の文献が保存され、自由な表現活動ができるように手助けができればと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

私の専門分野は抽象的であるため、社会に出るということに不安を感じていました。しかし、国立国会図書館ではその業務の性質上、幅広い分野の知識や経験が求められているため、専門分野に関係なく評価してもらえた印象を受けました。本が好きな方だけでなく、何かしら特定の分野を極めてきた人には、ぜひ国立国会図書館を選択肢に入れてほしいと思っています。また私自身、色々な個性や専門を持っている方と出会えたら嬉しいです。皆様が納得のいく仕事選びができることを応援しています。

【一般職試験(大卒程度)合格者】
大学卒(学問分野:社会科学)

1.学生時代の専攻・研究について

法学を専攻しています。法律を中心に、政治、公共政策など幅広く学んでいます。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

大学の公式団体で学内イベントの企画・運営や広報活動をしたことが思い出に残っています。特に、グッズ制作やSNSの活用を通じて、団体の公式キャラクターをアピールすることに力を入れました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

多くの方の学びに貢献できる図書館の業務に憧れ、国立国会図書館職員を志望しました。また、これまで学んできた法律や英語の知識をいかす機会がある点にも惹かれました。

4.就職活動の方針

公共のために働きたいという思いがあり、公務員試験をいくつか受験しました。また、学問に関わる仕事に関心があったため、国立大学法人の受験も検討していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

第1次試験の対策としては、公務員試験の問題集を用いて勉強しました。第2次試験では法学を選択しました。ホームページに掲載されている過去問を読み込んで傾向を分析し、司法試験用の論点集を用いて勉強しました。面接対策としては、想定問答集の作成に加えて、採用パンフレットや『国立国会図書館月報』を読んで業務の把握に努めました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

限られた面接時間の中で自分のことを伝える難しさを感じました。想定外の質問にも落ち着いて答えられるように、経験を積んでおくとよいと思います。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

国立国会図書館をより多くの人にとって身近に感じていただけるような取り組みをしたいです。また、専攻分野や英語の知識もいかしていければと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

筆記・面接ともにしっかりと準備をすれば大丈夫だと思います。倍率は気にせず、ぜひ挑戦してみてください。

大学卒(学問分野:社会科学)

1.学生時代の専攻・研究について

専攻は法学です。ゼミ(特別演習)では行政学と民法を学びました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学生時代はアルバイトに注力しつつ、資格取得や大学のプログラムへの参加など、多様な挑戦を通じて充実した日々を過ごしました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

立法府に属する唯一の国立図書館として、高度な情報・資料の収集・分析・提供を通じ、立法活動と国民の知を支えることができる点に強く魅力を感じ、志望しました。

4.就職活動の方針

他の国会職員や国家公務員、政府系機関を中心に併願しました。社会の根幹に関わる仕事ができるかどうかを重視しました。

5.当館職員採用試験の試験対策

筆記試験は、他の公務員試験と同様に市販の参考書を用いて学習しました。国会職員や国家総合職の試験対策と共通する部分は多いと思います。面接試験に向けては、自身の経験・考え方・強みを国立国会図書館でどういかせるかを整理し、本番で過不足なく伝えられるよう準備しました。また、国立国会図書館が「国立図書館」であり、かつ「国会図書館」であるという二面性を踏まえ、なぜ志望するのかを言語化しておくことが重要だと思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

面接は終始穏やかな雰囲気で、欠点を探すのではなく受験者の良いところを見つけようとしてくださったことが心に残っています。単なる受け答えの巧拙だけでなく、個人の価値観や行動原理を丁寧に見極めようとされていたように感じます。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

幅広い業務を経験したいと考えていますが、中でも調査及び立法考査局での調査業務に関心があります。真偽不明な情報が氾濫しやすい現代において、正確な情報を収集・分析・提供し、より良い社会の実現に貢献できるよう努めたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

就職活動全般に言えることですが、未知の世界に対する知的好奇心が大切だと思います。忙しく勉強時間を確保しにくい時期や、モチベーションが続かない時期もあるかと思いますが、そういうときこそ知的好奇心を原動力に、粘り強く努力を継続できるかどうかが、結果を大きく左右するはずです。皆様が進むべき道を見つけ、切り拓いていけるよう心より願っております。

大学卒(学問分野:社会科学)

1.学生時代の専攻・研究について

私が専攻している社会心理学は、周囲の環境や他者との関係性が人間の心理や行動にどのような影響を与えるのか科学的に分析する学問であり、SNS上のコミュニケーションや災害時の避難行動など、身近な社会課題を考える上でも役立てることができます。また、統計データ等に基づいて分析し、結論に至った根拠を明確にする力は、社会人になってからも様々な場面で生かせると考えています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

交換留学で一年間過ごしたオーストラリアでの経験は、自身の大きな成長につながりました。専門用語が飛び交う講義を英語で受けるのはとても大変でしたが、日々予習・復習を重ねながら粘り強く臨んでいく中で、学術的なコミュニケーションやプレゼンテーションの能力が少しずつ向上していくのを実感しました。また、ハイキングサークルに所属し、オーストラリアの豊かな自然を体感しながら、様々な国籍の友人を作ることができ、彼らとの交流を通じて多様な価値観に触れることもできました。留学先での生活を通じて、慣れない環境でも自ら積極的に挑戦し、新しい経験を積んでいくことの大切さを学びました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

私にとって国立国会図書館は、様々な文献や資料との出会いを通じて、新たな興味につながるきっかけを与えてくれる大切な存在でした。在学中、レポート作成のため国立国会図書館を繰り返し訪れる中で、国内随一の蔵書を誇る空間に身を置いていると、知的好奇心が大いに刺激され、本来の目的とは別の分野にも自然と興味が広がっていきました。そうした経験から、日本で生み出された「知」や「文化」を書物という形で収集・保存し、次の世代へつないでいくこの場所で働きたいという思いが強まり、採用試験の受験を決意しました。

4.就職活動の方針

特定の利益のためではなく、幅広く人々の役に立つ公益に資する仕事に就きたいという思いがありましたが、まずはキャリアの選択肢を狭めずに検討したいと思い、大学で学んだ社会心理学の視点を生かせるコンサルティングファームを中心に民間企業の選考にも参加しました。一部の企業からは内定もいただきましたが、公共のために働きたいという当初の思いは強く、最終的には国家公務員の採用試験に集中することにしました。

5.当館職員採用試験の試験対策

第1次試験は国家公務員試験や地方公務員上級試験の過去問を解いて対策しました。第2次試験の専門試験では大学受験でも勉強した史学(世界史)を選び、教科書を読み返して知識の抜けや漏れをチェックするとともに、記述の練習にはAIも活用しました。英語試験は、国立国会図書館のホームページに掲載されている過去問のタイトルから引用元の英文記事をネット上で探し、本番を意識してなるべく速く読めるように練習しました。面接対策としては、採用パンフレットを参考にして国立国会図書館での職務内容について再確認しつつ、自分がそこで働きたい理由をじっくり考え、整理しました。また、民間企業の選考で面接の経験を積んでいたのも役に立ったと思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

2回の面接が特に印象に残っています。第2次試験のオンライン面接では、当日にトップバッターだと知り緊張しましたが、面接シートに沿って学業や留学経験について丁寧に問いかけていただき、落ち着いて答えることができました。最終面接でも、学生時代の経験や国立国会図書館で働きたい理由、興味のある仕事について背伸びをせず自分の言葉で伝えることができたと思います。先輩方が合格体験記の中で語られていたとおり、私自身も面接での対話そのものを楽しむことができました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

国立国会図書館には多様な業務があり、どれも関心を惹かれますが、特に国政課題の調査業務は、国立国会図書館が所蔵する資料やデータを実際に活用しながら分析を行う点に魅力を感じます。また、デジタルアーカイブの充実や企画展の立案など、利便性向上や魅力発信に関する業務にも携わってみたいです。私自身の憧れであった国立国会図書館の職員としてスタートラインに立つことができたので、様々な業務経験を積みながら成長し、国立国会図書館が別の誰かの憧れの存在となれるよう尽力していきたいと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

合格までの日々を振り返ると、国立国会図書館への興味や関心そのものが受験を乗り切る原動力になっていたと感じます。試験対策はもちろん大切ですが、実際に国立国会図書館や身近な図書館を利用し、普段とは少し違う視点で、そこでどのような工夫や取組が行われているのかに目を向け、関心を持つ時間も大切にしてほしいと思います。そうした経験を通して、その役割や仕事に魅力を感じることができたなら、進路の選択肢に国立国会図書館を加えていただけると嬉しいです。

大学院卒(学問分野:人文科学)

1.学生時代の専攻・研究について

デジタル・ヒューマニティーズを専攻し、伝記を研究対象にしています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

研究活動を中心に学外・学内を問わず様々なことに取り組んでいました。大阪・関西万博でボランティアをしたことも良い思い出です。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

国立国会図書館の使命に惹かれました。NDLOCRやジャパンサーチなどのデジタルサービスにお世話になっていたこともあり、支える側として関わってみたいと思ったことが志望したきっかけです。

4.就職活動の方針

学びに関われることと、公共性の高さを重視していました。他には民間企業数社と地方公務員を併願していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

専門試験では法学を選択しました。初めて学ぶ分野だったので、初学者向けの講座を繰り返し聞き、知識の習得に励みました。直前にはテーマごとにまとめ資料を作成し、覚えた項目の確認をしていました。この資料は試験当日のお守りにもなりました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

最終面接が特に印象に残っています。これまでの取り組みについて温かい言葉をかけていただき、面接官の方々が真摯に向き合ってくださっていることが有難く感じられました。緊張しながらも自分の考えや経験を落ち着いて伝えることができたように思います。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

国立国会図書館の様々な業務に幅広く携わりながら、専門性を高めていきたいと思っています。いつかデジタルサービスにも携わってみたいです。情報化が進む世の中で、知の循環を国立国会図書館がどのように支えられるのか、考え続けたいと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

就職活動では、焦ることも苦しくなることもあると思います。しかし私にとっては、自分のやりたいことや心が動かされることを改めて考える機会にもなりました。さまざまに考え、対策を重ねる中でたくさんの気づきがあったように思います。少しでも国立国会図書館に興味がある方は、思い切って受験してみることをおすすめします。皆様にとって就職活動が実り多いものになりますように。

大学院卒(学問分野:人文科学)

1.学生時代の専攻・研究について

言語学を専攻しています。学部時代から生成文法、類型論、音声学など様々な分野の理論・方法論を学んだうえで、現在はベトナム語を主な研究対象としています。修士論文ではベトナム語の移動表現を主題として、他言語との対照研究を行う予定です。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

専門分野である言語学の学習・研究に注力し、卒業論文の内容をもとに学会でのポスター発表も経験しました。また、自分の専攻に直接関連しないものも含めて様々な語学の講義に出席し、習得に取り組みました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

もともと国立国会図書館デジタルコレクション等を頻繁に利用しており、本や図書館そのものが好きなこともあって身近な存在でした。また、研究活動を通して、紙などの媒体に記録された情報が長く残ることを実感し、多様な文献が保存される意義を強く感じたことから、資料保存に貢献できる機関として国立国会図書館への就職を志望するようになりました。

4.就職活動の方針

本が好き、紙に関わる仕事がしたいという自身の関心から、出版、印刷、資料保存などの業界を志望していました。また、営利を求めるより公益に資する職務のほうが自分には向いているのではないかと感じていたので、公務員のほか、主に独立行政法人などを併願していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

教養試験の対策としては、問題形式や時間配分を把握するために国家一般職の教養試験の過去問を利用しました。専門試験(文学)については普段の専攻分野と全く異なる対策が必要だったので、概説書を活用して文学史の大まかな流れや重要事項を確認しました。試験についての情報を不足なく入手したうえで、実際に手を動かしての答案作成に慣れることが大切なのだろうと感じました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第2次試験(筆記)終了後、あまりに手応えがなかったことが大変印象に残っています。ほとんど諦めながら家族や友人に弱音を吐きましたが、面接試験は開き直って楽しく受けることができ、合格を知った時は信じられないほど驚きました。また、第3次試験の面接では会場がとても重厚な雰囲気で、圧倒されつつも高揚したことを覚えています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

資料保存への興味をきっかけとして志望した経緯もあり、現在特に関心があるのは収集書誌部や資料のデジタル化に関する業務です。とはいえ国立国会図書館は多種多様な業務を担っており、それぞれが大きな意義とやりがいを伴うものだと思うので、様々な領域の業務を経験しつつ、国政や研究活動、文化の理解・継承など幅広い分野に貢献できるよう努めたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

最後まで目を通してくださってありがとうございます。きわめて個人的な記述ではありますが、何かの参考になれば幸いです。
就職活動は短期間で終わるものではありませんし、思うように進まず焦ったり落ち込んだりすることもあろうかと存じますが、自分の興味を偽らず、惹かれるままに挑戦してみるのが良いのではないかと思います。皆様が素敵なご縁に恵まれますよう、お祈りしております。

大学卒(学問分野:人文科学)

1.学生時代の専攻・研究について

文学部の宗教学インド哲学研究室に所属しています。キリスト教をはじめとする西洋の宗教に関心を持ち、それらに関連する言語や文化などを学んでいました。卒業研究では、『ナルニア国物語』や『指輪物語』をはじめとした西洋ファンタジー小説と宗教の関係性に焦点をあてた研究を行っています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

大学ではライフル射撃部の活動に力を入れていました。幹部の役職に就き、部の運営に大きく関わることができたのは良い経験でした。また、自身の競技力向上のために練習を重ね、最終的には全国大会に出場することができたため、達成感がありました。部活以外にも、短期語学留学に行ったり、様々なアルバイトをしたりと、新しいことに沢山挑戦していました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

最初は、大学生協の公務員講座で国立国会図書館の情報を知り、採用試験を受けてみようと思いました。他の図書館ではできないような業務内容、国で一番大きな図書館という点で憧れを持ちました。卒業論文も小説に関するテーマを設定しているほど、本が好きだったこともあり、今後も書物が身近にある職場で働くことができたら、やりがいを感じてお仕事ができると思い、最終的に第一志望になりました。

4.就職活動の方針

国民のために働くことができる公務員になりたいと思い、公務員中心に見ていました。国立国会図書館が第一志望でしたが、倍率を考えると不安でしたので、幾つか併願しつつ就職活動を進めていました。併願先としては、国家公務員から地方公務員まで幅広く受験していました。ですが、対策としてはやはり国立国会図書館の試験勉強に一番力を入れていました。

5.当館職員採用試験の試験対策

第1次試験は、教養試験だったため、苦手な数的処理を中心に基礎を固めてから挑みました。様々な分野の問題が出題されましたが、極端に難しい問題は無く、良心的な問題ばかりだった印象です。第2次試験の対策が一番大変でした。英語試験は過去問が公開されていないため、勉強方法に悩みましたが、TOEICの勉強が役に立ちました。長文を素早く読む練習をするといいと思います。専門試験は史学を選択しました。大学受験で勉強していた経験をいかし、何とか乗り切ることができました。対策としては試験1週間前程から教科書類を何度も復習しました。面接対策としては、公務員講座の面接練習で回数をこなしていました。何度も練習し、慣れていくことで苦手意識が薄れた気がします。また、オンライン面接と対面面接の両方があるため、両方の形式をバランスよく練習していました。オンライン面接は画面上のやり取りになり、どうしてもこちらの温度感や雰囲気が伝わりづらい性質があるため、表情や動きを普段より意識していました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

オンライン面接も、対面面接も、面接官の方がとても話しやすい雰囲気を作ってくださっていた印象です。落ち着いて臨むことができたからこそ、伝えたいことをちゃんと話すことができたと思います。就職活動全体を通して振り返ると、国立国会図書館をはじめとする公務員の試験勉強は大変でしたが、受験期の春ごろまでに大学の単位を取り切っていたこともあり、就職活動に集中することができました。アルバイトも複数行っていましたが、就職活動が忙しい期間はお休みをいただいたりして、メリハリをつけていたことが功を奏したと思っています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

考古調査士資格と学芸員資格を取得したため、資料の保存収集などを担う収集書誌部の業務に関心があります。貴重な資料を後世に受け継いでいく懸け橋になりたいです。また、海外の大学院派遣制度を利用し、幅広い知見を身につけたいと思っています。職員として働き始めてからも、知識を蓄えることには常に貪欲でありたいと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

私自身、就職活動が難航していた際に気持ちが沈んでしまう期間がありましたが、そんな時は本を読んだり好きなことをしたりして気持ちを落ち着かせていました。あまり気負わず、時には休息もとりつつ頑張ってほしいです。私も最初は、倍率や試験内容で高いハードルを感じていました。特に倍率に関してはこれまでの人生の中で一番高かったため、合格をいただけたらどれだけ幸せなことかと感じていました。思い切って挑戦してみた結果、ご縁をいただくことができ、高い目標に向かって挑戦することができたこの経験が非常に有意義なものだと感じております。皆様の進路が納得いくものになりますように願っています。

大学院卒(学問分野:人文科学)

1.学生時代の専攻・研究について

考古学を専攻し、縄文時代草創期〜早期の集落を研究しています。ある地域の発掘調査報告書の情報を集成し、竪穴住居や土器の出土量の時間的推移から、各時期にどのような集落が形成されていたかを調べています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

専門である考古学の研究を主軸にしつつ、関連する人類学や地理学、博物館学などを幅広く学びました。時には北海道や東北地方まで発掘調査に行くこともあり、考古学ならではの貴重な経験でした。また、5年間続けた接客のアルバイトで人見知りを克服したことも大きな成果だと思います。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

卒業論文用の文献を収集していた際、居住地や時間帯にかかわらず、いつでも誰でもどこからでも資料を入手できる環境になれば各分野の研究がより進むのではないか、と思ったのが志望のきっかけです。国立国会図書館では納本制度等に基づく資料収集や資料のデジタル化を進めており、資料へのアクセス環境向上に直接貢献できそうだと考えました。図書館自体も好きで、中学生の時から司書への憧れがあったのも理由の一つです。

4.就職活動の方針

必要な情報を入手しやすい環境づくりに貢献したいと考え、民間企業の市場調査職を併願しました。当初は公務員や独立行政法人を含む幅広い業界を検討していましたが、インターンや説明会を通じて応募先を厳選し、先述の民間企業2社と国立国会図書館のみを受験しました。

5.当館職員採用試験の試験対策

第2次試験・第3次試験ともに面接時間が短いので、端的に結論と理由を述べる練習がおすすめです。私は第2次試験でそのような対策をせず、まとまりのない話をして後悔しました。第3次試験に向けて1問20秒で回答する練習を重ねたところ、本番では伝えたいことを伝え切ることができました。第2次試験の専門試験では、史学のうち、大学受験と同じく世界史を選択し、教科書や資料集を利用して復習しました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第2次試験の期間は面接シート・専門試験・面接の対策を並行して行わなければならず、大変だった印象があります。就職活動全体の方針として、事前に併願先を絞ったことで国立国会図書館の試験のみに力を入れられたのがよかったと考えています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

ゆくゆくは、いつでも誰でもどこからでも資料を入手できる環境を整備したいです。そのために、収集業務で提供できる資料を拡充することや、遠隔利用サービス関連の業務で来館しなくても利用できる資料や仕組みを増やすことに携わってみたいです。利用者にとってより便利で、著作権者の利益も守れるシステムを考えていけたらと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立国会図書館には、他の機関にはない独自の業務が多々あると思います。もしやってみたいことがあり、国立国会図書館でそれができそうなら、受験することをおすすめします。また、すでに国立国会図書館の受験を決めている方は、他の機関の業務内容も調べてみることをおすすめします。比較検討することで、改めて国立国会図書館の独自性や魅力に気づくことができます。応援しています。

大学卒(学問分野:人文科学)

1.学生時代の専攻・研究について

日本史学を専攻しています。時代としては院政期に興味があり、卒業論文では白河院の宗教政策から院政の成立と展開について執筆しようと考えています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

とにかくいろいろな授業やゼミに参加していたことです。文系・理系、学部・院を問わずに出席して、望むままに知的好奇心を満たし、憧れていた先生ともお話しできたため、唯一無二の時間となりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

友人から国立国会図書館が採用試験を行っていると聞き、就職先として意識するようになりました。日本中世史を学ぶ中で、史料が残っていないことへの歯痒さを味わう場面が少なくなかったため、資料保存や未来への継承に携わりたく思い、志望しました。経済的利益にとらわれずに知識を社会へ還元できる点にも魅力を覚えました。

4.就職活動の方針

仕事のやりがいや社会への還元、自らの興味関心を重視していたため、出版社やメーカーのような民間企業から、地方公務員・国家公務員まで受けていました。

5.当館職員採用試験の試験対策

2月に進学から就職活動に切り替えたため、対策は独学で進めました。国家公務員試験の過去問を解いたり、市販のテキストや概説書を使って英語や日本史を復習したりしました。他にも、公開されている第2次試験の過去問を確認し、問題の難易度を把握して対策しました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

最終面接の日、圧迫感の無い丁寧な面接を行っていただけた点は今でも覚えております。また、国立国会図書館に限らず他の面接においても、自己分析や理由の言語化が甘かった点は今でも後悔しています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

資料収集や保存、レファレンス、デジタル化などにより、人々の学習の一助となれたら幸いです。草書体で書かれた古写本など、現段階では専門の知識・技能が無いと活用し難い資料についても、解読や全文検索ができるようにして、利活用を促進していきたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

倍率の高さに躊躇されるかもしれませんが、少しでも興味があるのでしたら受験をおすすめします。留学経験も無く、他社からお祈りメールをいくつも頂いた身であっても、意欲に任せて申し込み、不思議とご縁を見出して頂けました。採用試験が進むにつれて、周囲が内定を獲得していき、将来への不安が募るかと思います。ただ、早期の内々定よりも、伯楽に出会って満足のいく内定を頂く方が将来のためにも有益だと思われます。諦めずにご自身を労わりながら、納得のいく就職活動を進めてみてください。

大学卒(学問分野:人文科学)

1.学生時代の専攻・研究について

近代移民史に関するゼミで、日系人や現代の移民について学んでいます。卒業論文では、神戸南京町の景観を調べています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

部活動や交換留学など、てんこ盛りの生活を送りました。モラトリアム全開で恥ずかしいですが、私の好きなものは何だろう?と考えることが、大学を卒業するまでのテーマになりそうです。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

子供の頃から「図書館で働きたい!」と言っていたら、中学の先生が国立国会図書館を教えてくれたのが最初の出会いです。倍率の高さに諦めていましたが、知人が就職したことを機に、改めて就職先として意識しました。

4.就職活動の方針

国家公務員、地方公務員、民間企業を併願しました。働きやすい環境で、地方在住の人にも還元できる仕事がしたいと考えていました。また、知ることの楽しさを広く伝えたいという思いがありました。

5.当館職員採用試験の試験対策

専門試験は史学(世界史)で受験しました。世界史の問題集を一周したりして対策しました。面接は、公務員講座の方と練習をしたり、考えを書き出し整理したりして準備しました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

和やかな雰囲気で、本番はあっという間に終わったと感じました。第3次試験の面接は午後だったので、午前中は館内で地元に関する史料を眺めたのも思い出です。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

本や資料は、いろいろな人生や生活の証だと思います。資料保存やデジタルアーカイブを通じて、それらが後世に残るお手伝いをしたいです。また、各地の図書館などと協力し、誰もが知にアクセスできる社会を目指したいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

試験会場の雰囲気や第2次試験のため勉強した世界史のことなど、採用試験中も面白い発見がありました。まずは受験してみてはどうでしょうか?それから、就職活動中に考えたことを書き残しておくと、面接やその後にいかせてよかったです!

大学院卒(学問分野:人文科学)

1.学生時代の専攻・研究について

大学および大学院では文芸学を専攻しています。学部時代は文芸創作論を主に学び、短歌や詩、小説などを書いていました。大学院では戦後の短歌雑誌について研究しています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学生短歌会の仲間と短歌同人誌を創刊したことです。創作は本来孤独なものですが、尊敬する人たちと協力して一冊の本をつくり、読者に届けるまでを経験できたことは忘れがたく、大切な思い出です。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

学部生の頃に非常勤職員として国立国会図書館で働き始めたことがきっかけです。勤務を重ねる中で利用者サービスの奥深さを知り、国立国会図書館の果たす役割や他部署の業務内容にも関心が広がっていきました。
また、お世話になった職員の方々のあたたかいお人柄や業務に対する真摯な姿勢に触れるうちに、私も国立国会図書館の職員として志を共にして働きたいと思うようになり、受験を決意しました。

4.就職活動の方針

本に関わる仕事がしたいと考え、出版社や図書館業務を支える民間企業、大学図書館などを併願しました。

5.当館職員採用試験の試験対策

第1次試験では時事問題と数的推理・判断推理を重点的に対策しました。大学図書館で新聞に目を通すことを日課にし、数的推理・判断推理はできるだけ毎日問題に触れることで基本的な解法を血肉化できるよう心がけました。
また、第2次試験の専門科目には文学を選択しました。過去に読んだことのある(+読んだことはないが名前は知っている)作品・作家をリスト化し、ホームページで公開されている過去問を参考にそれぞれの特徴を100字程度でまとめる練習を繰り返しました。記述式問題では、時代や流行に左右されず文学の価値を捉えるための素養が問われていると感じたため、日々の読書を通じて作品の構造や表現の効果などに目を向け、自分の言葉で説明できるように努めました。
面接対策については、業務説明会に何度か参加したり、『国立国会図書館月報』や「先輩からのメッセージ」などを読んだりして、多種多様な業務への理解を深めました。「なぜ他の機関ではなく国立国会図書館を志望するのか」を繰り返し考えながら、将来的にやってみたい仕事や職員としてどのような人材で在りたいか、曖昧だった将来のビジョンの輪郭を徐々に確かめていったように思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

国立国会図書館の採用試験では、第2次試験および第3次試験の面接が特に印象に残っています。緊張から言葉がもつれる場面も多かったのですが、面接官の方々が終始穏やかに耳を傾けて真摯に受け止めてくださったおかげで、自分らしさを悔いなく伝えられたという実感が残りました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

読書バリアフリーとユニバーサルアクセスの実現が今後の目標なので、資料のデジタル化や電子情報サービスの整備にとりわけ関心があります。資料や情報はただそこにあるだけではなく、誰もが利用しやすい形で提供して初めてその価値を発揮できるのではないかと思います。障がいの有無や居住環境等が誰かにとってのバリアになることなく、すべての人が自分に合った方法で、情報資源を活用できるような環境づくりに取り組みたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
私にとって就職活動は自分という人間を省みることでした。過去や内面、これからの目標について向き合うたびに自分の未熟さばかりが目につき、人に誇れる経験も、胸を張って語れる長所も、それほど持ち合わせていないのだと思い知らされました。こうして書いた体験記を読んでいただくことにも正直なところ赤面する思いです。
しかし、振り返ってみると、かつての私が自身の不甲斐なさにためらいながらも、どうにかしてやりたいことや譲れないものを見つけ、自分なりに努力や思惟を重ねた日々が、今の私を助けてくれているようにも思います。周囲と比べて焦ったり、思うようにいかず悩んだりすることがあるかもしれませんが、時間は緩慢に、しかし着実に進んでいきます。その中で感じたことや考えたことはどんなに些細なことであっても積み重なり、きっと皆様のこれからを支えるものになるはずです。
学生生活や就職活動を通して過ごす時間が、皆様一人ひとりにとって実りあるものとなりますよう、また、それぞれが大切だと感じるものを手放さず、素敵な未来へと歩んでいけますよう、心から応援しています。

大学院卒(学問分野:人文科学)

1.学生時代の専攻・研究について

日本語学を専攻しています。特に日本語の史的変遷に関心があり、現在は古典語の反実仮想表現「ましかば〜まし」が中世・近世と時代が下るにつれてどのように変容していったかを研究しています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

日本語教育に興味を持っていたので、外国にルーツのある子が多く在籍する小学校で日本語の学習支援ボランティアをしたり、大学の留学生交流室で日本語の添削を行ったりしていました。専攻している日本語学の知識もいかしながら色々な方と関わることができ、とても良い経験になりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

研究で和本を扱う中で、誰もがアクセスできる形で資料を残すということの重要性を認識しました。就職先を考えるにあたり、資料の収集・保存・提供を通して人々の知的活動を支えるという国立国会図書館の役割に魅力を感じ、志望しました。

4.就職活動の方針

国立国会図書館の試験対策と重なると思い、国家一般職を併願先として考えていました。また、教職課程の履修や塾のアルバイトなどを通じてインクルーシブ教育にも関心を持っていたため、教育業界の民間企業も受けました。

5.当館職員採用試験の試験対策

第1次試験は公務員予備校の講座と問題集で対策しました。第2次試験の専門試験(文学)に向けては、文学史のテキスト等を参照しながら公開されている過去問を解き、関連項目についても指定字数で説明する練習をしました。大学院の入試対策や授業で学んだ知識も役に立ちました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

面接で、言葉に詰まったときに助け舟を出してくださったことが印象に残っています。予想していなかったところを深く掘り下げられたときは少し焦りましたが、普段考えていたことが引き出されたように感じます。全体的に穏やかな雰囲気だったため、自然体で話すことができました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

特に書誌データの作成や古典籍資料に関わる業務に興味がありますが、さまざまな業務を経験して各分野の専門性を高めていきたいです。時代の変化に合わせ、より多くの人が質の高い情報にアクセスできる環境を整えることに貢献したいと思っています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立国会図書館の受験を通して、興味関心のあることに取り組んできた経験が就職活動にもつながるということを感じました。進路を考える中で焦りや不安を感じても、これまで考えてきたこと・好きで続けてきたことなどが自分の支えになると思います。皆様が納得できる形で就職活動を終えられるように願っています。

大学院卒(学問分野:人文科学)

1.学生時代の専攻・研究について

日本史学(中世)を専攻し、伊勢神宮の歴史などを研究しています。広く世間に知られている割には、まだまだわからないことだらけの分野です。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学部時代はサークルやアルバイトに精を出していました。4回生からは研究が生活の中心です。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

国立国会図書館のデジタルサービスや地域の図書館を日々利用する中で、図書館サービスに関心を抱きました。特に国立国会図書館のデジタルサービスによる研究環境の変化はとても大きく、それらを作る側の仕事に惹かれました。

4.就職活動の方針

研究や学びに関する職に就ければと考えていました。

5.当館職員採用試験の試験対策

第1次試験は12月ごろから国家一般職のテキストで勉強しました。第2次試験の英語試験は、普段研究で英語を使わないこともあり、毎日英語に触れることで感覚を取り戻すことに注力しました。ニュースサイトで長文を読み、わからない単語をまとめるなどしました。専門試験は学部向けの概説書に一通り目を通して、専攻以外の分野の復習を行いました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

面接は基本的に穏やかな雰囲気で、やや変わった経歴の自分の話も丁寧に聞いていただきました。今の研究内容や入館後やりたいことを伝えるのはもちろんですが、高校時代の経験にも遡って、研究以外の面で自分がどのような人間であるか、面接官の方に伝わるよう意識しました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

デジタルサービスや地域の図書館との連携など。とりわけ都会と地方の情報・体験格差について関心があります。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

見た目の倍率に惑わされず、関心があれば一度受けてみると良いかと思います。面接シートの内容を考える中で、改めて自分の向き不向きや志向性を見直すのは、良い経験になったと感じます。特に35歳まで門戸が開かれていることからもわかるように、新卒に限らず多様なバックグラウンドが必要とされている組織かと思いますので、国立国会図書館の業務や理念に共感するところがあれば、一つの選択肢として検討してみる価値は大いにあるかと思います。

【施設設備専門職員採用試験合格者】
大学院卒(学問分野:建築)

1.学生時代の専攻・研究について

建築を専攻しました。学部では建築構造の研究室に所属し、防火に関する研究を、大学院では建築史の研究室に所属し、イスラーム建築の研究を行っていました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

勉強以外では、サークル活動として始めたスポーツの大会運営を頑張りました。サークル外でも活動していたため、普段接することのない年上の先輩方も多くいる中でも発言することや、リーダーシップをとって物事を進めていく経験となりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

国立国会図書館で、自身の専攻をいかして働くことができると感じたからです。
また、歴史ある建物を維持・保全していくという点に魅力を感じました。

4.就職活動の方針

民間企業では、内装業界を志望していました。人が集う空間を作り出すことに興味があったためです。アプローチの仕方は違うかもしれませんが、国立国会図書館は、より自身の専攻をいかしながら長くこの場所を使えるようにすることで、図書館という人が集う場所を守れると思いました。

5.当館職員採用試験の試験対策

第1次試験は、書店で公務員試験対策用の書籍を購入し、勉強していました。第2次試験は、大学院試験を受けていたため、院試の際に使用した参考書や2級建築士の問題を解いて対策していました。専門試験(記述式)は、遡れる過去問を確認し、自分であればどのように書くか考えるようにしていました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

最終面接では、想像以上に多くの面接官の方がいて、とても緊張したことが印象に残っています。筆記試験については、民間の就職活動とは全く違っていたため不安な点も多くありましたが、とても新鮮な気持ちで臨むことができました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

施設設備専門職員は、建築だけでなく機械や電気分野についても仕事ができるようにならなければならない職種と聞いています。これまで専攻してきた分野以外についても、積極的に資格試験の勉強などを進め、できることを増やせるようにしていきたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

少しでも気になったら、受験してみると面白いかもしれません!

過去の合格体験記