利用者サービス部科学技術・経済課 榎 孝浩(平成23年度入館)
令和7年度業務説明会(令和7年10月~令和8年2月開催)
主な経歴
はじめに
大学では当初工学部でしたが、法学部に転部しました。社会における科学技術のあり方や利用に関心があり、特に知的財産法や政治学を学んだ後、大学院では米国の核・宇宙政策を研究しました。
調査及び立法考査局の刊行物、また特に大学院時代に外国資料の利用を通じて、当館を知りました。調査業務に携わりたいという気持ちに加えて、広く調査・研究の基盤・環境整備にも関心があり、当館を志望しました。
現在担当している業務
科学技術・経済課では、科学技術分野を担当し、①外国図書やジャーナルの選定(選書)、②図書館や利用者からの調べもの相談(レファレンス)、③リサーチ・ナビなどを通じた調べ方や有用な情報源の発信などを担当しています。
課で運営する東京本館の科学技術・経済情報室に置く資料の選定やカウンター対応も行います。
担当業務のやりがい・魅力
科学技術分野においては、電子化やオープンアクセスによる流通環境の変化が激しく、納本制度・オンライン資料収集制度、また購入等を通じた収集にもそれぞれ課題があり、独自の調査や他機関との意見交換も行いながら、改善策を検討しています。
研究機関に所属しない人を含め、誰もが科学技術の知見を利用・享受できるようにする、研究成果など日本の知的な財産を未来に残すといったミッションに携わることは、私が当館に入館した理由の一つでした。分かり易い、ドラスティックな解決策はなかなかなく、もどかしさもありますが、やりがいを感じています。
また、選書、レファレンス、情報発信、またカウンターの業務はつながっており、日々の業務の積み重ねの中で、自身の成長やサービス改善を実感できる機会が多くあります。利用者が知りたいことが書かれた資料がない、当館に資料の所蔵がないといったこともしばしばありますが、カウンターでのレファレンスでは、直接お礼の言葉をいただくことも多いです。
当館職員を目指す方へ
生活とのバランスを含め、本人のキャリアの希望が尊重される風土が当館にはあると感じています。私自身は、希望も叶って、入館後ほぼ一貫して科学技術が関わる部署で働いてきました。また、長期の育児休業等も利用しています。業務や働き方を長期的な視点で考えられることは大きな魅力と言えるかもしれません。
図書館業務についてルーティンワークのような印象があるかもしれませんが、時代や社会、技術が変わりゆく中で、日本で唯一の国立の図書館、国会の図書館としての役割を果たすため、絶えず試行錯誤があります。当館では多様なバックグラウンドを持つ職員がおり、それぞれの強みを生かし補い合い、学び、成長しています。みなさまが当館に興味を持ち、将来の選択肢に加えてもらえると大変嬉しいです。