関西館アジア情報課 木下 雅弘(平成23年度入館)
令和7年度業務説明会(令和7年10月~令和8年2月開催)
主な経歴
はじめに
学部と大学院で中国の古典文学を専攻していました。当館であれば、大学で学んだ中国語や漢籍の知識を活用できるのではと思い、志望した次第です。ちょうど研究で「近代デジタルライブラリー」を利用する機会があり、当館の資料デジタル化事業に大きな意義を感じていたことも志望理由の一つでした。
現在担当している業務
関西館アジア情報課は、当館におけるアジア情報サービスの拠点「アジア情報室」を運営しています。担当する言語・地域で係が分かれており、アジア第二係は中華圏の担当です。中華圏に関する資料の収集、中国語資料の書誌データ作成、レファレンス、「リサーチ・ナビ」や季刊誌『アジア情報室通報』を通じた情報発信など幅広い業務を行っています。
アジア情報課では館内外との協力事業に力を入れており、アジア第二係もその一翼を担っています。例としては、調査及び立法考査局の刊行物への執筆協力、国内アジア情報関連機関との懇談会、アジア情報に関する研修があります。
担当業務のやりがい・魅力
アジアに関する調べものをしていると、日本語の情報源が見つからない一方、外国語だと情報源が豊富に見つかるという状況にしばしば遭遇します。言語の違いにより、得られる情報にギャップがある訳です。アジア情報課の多様な業務は、いずれもこのギャップを埋めることに繋がっています。言い換えれば、「国内外のアジア関連情報を幅広く収集し、その情報を必要とする方が利用しやすい形で流通させる」仕事です。その社会的意義は大きいと考えており、やりがいや魅力を感じています。
語学力を磨く機会が多いのも魅力です。日々の業務以外にも、アジア地域からの訪問者の接遇や海外出張で外国語を使う機会があります。また、当館は職員向けにアジア言語の語学研修を行っており、アジア情報課職員も参加しています。
在外研究
2025年2月から3月にかけての約1か月間、短期在外研究員としてシンガポール、中国、台湾の図書館を訪問しました。研究テーマは「アジアの国立図書館等におけるデジタルシフト」であり、主に資料デジタル化やウェブアーカイブ、デジタル保存に関する取組の状況を伺いました。慣れない英語での懇談、普通話と台湾華語との違い、シンガポール・台湾と中国との気温差など色々苦労したこともありましたが、振り返れば得難い成長の機会でもありました。
当館職員を目指す方へ
職員目線で見た当館の良いところは色々ありますが、当館の働きやすさ、とりわけ「東京・京都のどちらにも勤務拠点があること」は特筆したい点です。働いていると、親族の介護やライフステージの変化など、東京よりも京都勤務が望ましい状況が生じ得ます。その際に関西館勤務という選択肢があるのは心強いです。もちろん、「一度は関西に住んでみたい」という時にも便利です。皆さんと一緒に、当館で楽しく仕事ができる日が来ることを願っています。