宮本みやもと百合子ゆりこ

生没年: 明治32年2月13日〜昭和26年1月21日
（1899年2月13日〜 1951年1月21日）
出身地: 東京都
職業・身分: 文学者、社会運動家
別称: ユリ（本名）、中条（旧姓）

解説

小説家。建築家中条精一郎の長女。大正5(1916)年日本女子大学予科に入学して間もなく、『貧しき人々の群』を『中央公論』に発表し注目される。8(1919)年米国留学中に荒木茂と結婚したが、13(1924)年に離婚。その結婚生活を『改造』に連載し、後に『伸子』でまとめた。昭和2(1927)年ロシア文学者の湯浅芳子とソ連へ留学、5(1930)年に帰国後、日本プロレタリア作家同盟に加入、翌年に日本共産党へ入党。7(1932)年に党員宮本顕治と結婚後は、たびたび検挙拘留された。戦後には日本共産党、新日本文学会、婦人民主クラブの創立と設立に参加し、『播州平野』(1946-47)等多くの作品を発表した。