国立国会図書館憲政資料室 日記の世界

勝海舟

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勝海舟の肖像写真

勝海舟

かつかいしゅう
1823年~1899年

勝海舟の日記について

この電子展示会で見られる日記の概要

  • 「勝海舟抄」は、全8冊のうち第一冊を欠く。修史館の用箋に書かれている。
  • 海舟が修史館に日記を提出することがあり、修史館では抄録を2部作製し、1部を修史館が、残りの1部を勝家に呈したと思われる。

勝海舟の日記より

文久2年11月19日(1863年1月8日)

長州藩士の外国人襲撃計画  事件
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前夜萩藩の士十三輩、横浜の異人を討たんとして、生麦村まで出張せしに、この秘密の暴挙を薩藩の士聞得て、土州の老侯に密告せしが、老侯この事を勅使に告られしに早々留むべきとのことを廟堂に達し、長州家に達命せられし故、長州の世子直に同所へ騎切、出張せられ、また土州の藩士も出張し理解して引留たりと。
慶応2年9月2日(1866年10月10日)

長州征伐の停戦交渉 
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大願寺の書院にて長藩に会す。一新の御趣旨演達皆承伏、且云汝が賤士等境より出さしむるなかれ、あるいは歎願を口実として出るなかれ云々。
慶応4年1月11日(1868年2月4日)

鳥羽伏見の戦いが終わって  戊辰戦争
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初て伏見の顛末[てんまつ]を聞く。会津侯桑名侯ともに御供中にあり。その詳説を問はむとすれども、諸官唯青色、互に目をもってし、敢[あえ]て口を開らく者なし。
慶応4年3月13日(1868年4月5日)

勝と西郷の会談  戊辰戦争
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戦と不戦と興と廃とに到りて、今日述るところにあらず、乞ふ、明日をもって決せむとすと云。

勝海舟の日記一覧 (国立国会図書館デジタルコレクション収録分のみ)

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