国立国会図書館憲政資料室 日記の世界

大山巌:明治34(1901)年1月15日の日記より

大山巌

明治34(1901)年1月15日

大山の病休  疫病

流行感冒なりとて熱度あり。終日床上に臥す。今日より始[はじまら]んと、五十日間には人にも面会せず。一時は肺炎になり、熱度も四十度近く上れり。この間の日記を休む。

流行性感冒にかかった大山は、一日中床に臥して、その後もしばらくの間、日記をつけるのを休みました。