国立国会図書館憲政資料室 日記の世界

石坂泰三:昭和18(1943)年1月9日の日記より

石坂泰三

昭和18(1943)年1月9日

国策で大銀行の合併  経済

暮の二十八日であったか、突如として三井第一、三菱第百の大銀行がそれぞれ合同を発表した。その翌日、第一の明石頭取に逢ったら三井第一の両行は互に信用をしてそのまま合併をする、従って両行共解散交付金の如き事はないとの事であった。

第二次世界大戦中、国策で大手銀行の合併が進められました。日記は合併にかかわることを記しています。三井と第一が合併して帝国銀行となり、三菱と第百が合併して三菱銀行となりました。