はじめに

カラフルなウェアで山登りを楽しむ「山ガール」の登場、「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」のユネスコ世界文化遺産への登録、平成28年施行予定の祝日「山の日」(8月11日)など、近年「山」をめぐる話題に事欠きません。老若男女が身近なレジャーとして登山を楽しみ、山を賑わしています。

古来日本では、山は信仰の対象とされ、神社仏閣が建てられるなど、聖地とされてきました。また、険しい山中に分け入って、修行を積む宗教者も多くいました。江戸時代には庶民の中にも信仰のための登山が広がり、文化人の中には山歩き自体を楽しむ者も現れました。もちろん、山奥で林業や狩猟などを生業とする人々もいました。

このような登山文化は明治に入って大きな転回を見せます。今回の『本の万華鏡』では、「登山事始め―近代日本の山と人」と題して、現代へとつながるさまざまな登山のかたちを紹介します。資料を通じて見られる近代日本の登山、そして山へといざなわれた当時の人々の姿をお楽しみください。

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  • 「本の万華鏡」第18回は2015年3月に公開しました。内容は公開当時の情報に基づきます。

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第1章 新しい登山の姿



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