小説家、童話作家。明治39(1906)年東京帝国大学在学中、夏目漱石の推薦により『ホトトギス』に『千鳥』を発表、作家として出発する。40(1907)年に短編集『千代紙』刊行、その後中学教師をしながら『小鳥の巣』(1910)等のロマン主義的な作品を発表した。やがて児童文学に転向し、大正7(1918)年児童雑誌『赤い鳥』を創刊、主宰。児童文化運動を推進するとともに、多くの童話作家を育てる役割も果たした。
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