国立国会図書館憲政資料室 日記の世界

榎本武揚:文久2年12月21日(1863年2月9日)の日記より

榎本武揚

文久2年12月21日(1863年2月9日)

オランダ船の上で釣ったものは  海外

過午四時過頃Dolfijn[イルカ]一尾を釣る。…本邦豆相州辺にて「シイラ」と唱ふ者と全く同物の由、我水夫共等いゝあへり。

榎本がオランダへ向かう船旅の途上で、船員たちが魚を釣り上げた一場面です。榎本がシイラのことをイルカと呼んだのは、オランダ語の「dolfijn」がイルカにもシイラにも使われるためでしょうか。