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第2章 明治国家の展開

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d. 明治期の対外関係

2-23 日清戦争

晩年の陸奥 大磯の別邸にて 『陸奥宗光』所収
晩年の陸奥 大磯の別邸にて 『陸奥宗光』所収

『蹇蹇録』(けんけんろく)とは、日清戦争時の外相、陸奥宗光が、日清戦争の開始から明治28年5月8日に日清講和条約批准を行うまでの時期について、外交の過程を詳細に叙述した書物であり、日本外交史・日清戦争史の一級史料である。「蹇蹇(匪躬)」とは「君主のために心を苦しめて仕える」の意。

草稿のひとつである「蹇蹇余録草稿綴」には多数の書き込みがなされ、推敲を重ねた様子がうかがえる。林菫(日清戦争中は外務次官)から陸奥宛の書翰では、林は、豊島沖海戦で英国輸送船高陞号を沈没させた際の事情について、陸奥の問合わせに回答している。

同書は初め外務省で印刷され、明治29(1896)年に刊行されたが、長らく部外秘とされ、昭和4(1929)年まで公刊されなかった。当館所蔵の草稿綴りは上・下巻に分かれている。

蹇蹇余録草稿綴

『蹇蹇余録草稿綴』
  • 上巻 明治28年序
  • 陸奥宗光関係文書 66-2
  • 国立国会図書館
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  • 下巻 明治28年序
  • 陸奥宗光関係文書 66-3
  • 国立国会図書館
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林菫書翰 陸奥宗光宛

『林菫書翰 陸奥宗光宛』
  • [明治28年]11月26日
  • 陸奥宗光関係文書 79-12
  • 国立国会図書館
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