振り出し

戀女房染分手綱

双六には、絵双六と盤双六があります。
盤双六は白と黒の駒を多数動かして陣地を取る遊びで、私たちが現在双六で想像するものとは全く違います。盤双六は貴族の遊びとして5~6世紀ごろから流行したものの、江戸時代には廃れました。
他方、私たちにもなじみ深い絵双六は、主に江戸時代、庶民の娯楽として普及しました。はじめはサイコロの目に沿って順番にコマを進める「廻り双六」という形式の絵双六しかありませんでしたが、やがて「一回休み」のマスが作られたり、サイコロの目に応じて離れたマスに移動する「飛び双六」が生まれたりと、娯楽として発展しました。双六は子どもの遊びという印象がありますが、子どもには難しい内容を含むものもあり、年長者と子どもが一緒に遊んだものと考えられます。また、色鮮やかな絵双六の多くは、当時の人気絵師らによって描かれ、その美しさから、遊ぶだけでなく観賞する対象ともなっていました。
今回の展示では、江戸時代の絵双六を取り上げます。当館で所蔵している絵双六のなかから、旅・人・風俗を描いた双六を、双六に見立てた章構成でご紹介します。

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  • 「本の万華鏡」第12回は2013年1月に公開しました。内容は公開当時の情報に基づきます。

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1 道中・名所を描いた双六



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