
おわりに
これまで結婚式が時代とともに変化していく様子をご覧いただきました。いかがでしたか?
最後に、今回紹介しきれなかった戦後の動きを簡単に振り返ってみましょう。
1959年には皇太子殿下(現・上皇陛下)の結婚式が大きな話題となり、社会現象にもなりました。1980年代には英国のチャールズ皇太子(現・チャールズ三世国王陛下)とダイアナ妃の結婚式や日本の芸能人によるキリスト教式の結婚式が注目を集めました。この頃にはキリスト教式を選ぶカップルも多く見られるようになります。神田正輝さんと松田聖子さんなど、芸能人ビッグカップルの豪華な結婚式はテレビで中継され、「ハデ婚」流行のきっかけとなりました。ハデ婚を象徴する大きなウェディングケーキのなかには5mを超える高さのケーキもあったそうです。バブル崩壊後、ハデ婚の流行は次第に終わりを迎え、その後は結婚式に費用をかけない「ジミ婚」の流れになっていきました。
さらに、近年ではフォトウェディングや親しい人だけで行う少人数での結婚式などの選択肢が広がっています。これからの結婚式がどのように変わっていくのか楽しみです。

結婚式のことがよくわかったわ。これで準備ばっちり!
当日がますます楽しみになってきたわ♪
参考文献
全体
- 石井研士 著, "結婚式幸せを創る儀式" (日本放送出版協会 2005)
- 徳江順一郎, 二村祐輔, 廣重紫 著, "セレモニー・イベント学へのご招待 : 儀礼・儀式とまつり・イベントなど" (晃洋書房 2019)
- 長崎巌 編著, "日本の婚礼衣裳 : 寿ぎのきもの" (東京美術 2021)
第一章
- 有馬澄子 [ほか]執筆, "女重宝記 上 (本文編)" (東横学園女子短期大学女性文化研究所 1989)
- 有馬澄子 [ほか]執筆, "女重宝記 下 (注解編)" (東横学園女子短期大学女性文化研究所 1989)
- 有馬澄子, 西垣賀子 著, "『女重宝記』の研究 索引・研究編" (東横学園女子短期大学女性文化研究所 1995)
- 石川松太郎 著, "往来物の成立と展開" (雄松堂フィルム出版 1988)
- 江馬務 著, "結婚の歴史" (雄山閣出版 1971)
- 小泉吉永 著, "近世礼法書集成 別冊(解題、事項索引)" (クレス出版 2008)
- 高群逸枝 著, "日本婚姻史" (至文堂 1963)
- ティチング 著 et.al, "日本風俗図誌" (雄松堂書店 1970)
- 森下みさ子 著, "江戸の花嫁 : 婿えらびとブライダル" (中央公論社 1992)
- 小谷成子「赤本『鼠の嫁入』とその意義―江戸時代の女子教育の流れの中において―」『愛知県立大学説林(29)』(愛知県立大学国文学会 1981)
- 村尾美江「婚姻儀礼にみる「礼法」の影響 夫婦盃の変遷の分析から」『日本民俗学(235)』(日本民俗学会 2003)
- 森下みさ子「赤本「鼠の嫁入」 子ども絵本に託された想い」『幼児の教育 : 子ども学の源流を次世代につなぐ 81(1)』(お茶の水女子大学『幼児の教育』編集委員会 1982)
- 森下みさ子「赤本「鼠の嫁入」にみる教育的位置と多様性」『幼児の教育 : 子ども学の源流を次世代につなぐ 83(1)』(お茶の水女子大学『幼児の教育』編集委員会 1984)
- 「小笠原流」「伊勢貞丈」「水島卜也」『国史大辞典』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「往来物」『世界大百科事典』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「露顕・所顕・伉儷」『日本国語大辞典 第二版』(データベース「JapanKnowledge」)
第二章
- 安部トシ子 著, "結婚式のこころ : 二人の未来を彩る結婚式の魅力" (幻冬舎メディアコンサルティング 2025)
- 井上円了「哲窓茶話」東洋大学創立一〇〇周年記念論文集編纂委員会 編『井上円了選集 第2巻』(東洋大学 1987)
- 大江スミ 編『礼儀作法全集 第3巻』(中央公論社 1938)
- 大越哲仁 著, "新島襄と八重夫妻 : 日本最初のモダン・カップル" (大学教育出版 2020)
- 粂美奈子 著, "最新ブライダル業界の動向とカラクリがよ~くわかる本 : 業界人、就職、転職に役立つ情報満載 第3版" (秀和システム 2018)
- 互助会保証株式会社, 全日本冠婚葬祭互助協会 編, "冠婚葬祭の歴史 : 人生儀礼はどう営まれてきたか" (水曜社 2014)
- 嵯峨道邦 著, "わかりやすい結婚礼法" (金園社 1958)
- 志田基与師 著, "平成結婚式縁起" (日本経済新聞社 1991)
- 新生活研究会 編, "おしゃれなあなたのウエディングプラン : イラスト版" (創元社 1993)
- 武井謙悟 著, "近代仏教儀礼論序説" (法藏館 2025)
- 帝国ホテル 編, "帝国ホテル百年史 : 1890-1990" (帝国ホテル 1990)
- 東京会館 編, "東京会館いまむかし" (東京会館 1987)
- 徳江順一郎, 二村祐輔, 廣重紫 著, "セレモニー・イベント学へのご招待 : 儀礼・儀式とまつり・イベントなど" (晃洋書房 2019)
- 徳川尚之 著, "媒妁人全書 : 結婚礼法" (金園社 1961)
- 疋田精俊 著, "仏教社会学研究" (国書刊行会 1991)
- "東京大神宮沿革史" (東京大神宮 1960)
- 風俗研究会 編, "現代結婚宝典" (風俗研究会 1913)
- 藤本頼生 著, "東京大神宮ものがたり : 大神宮の一四〇年" (錦正社 2021)
- 牧晴雄 編, "戦時下の新結婚" (朝日書房 1944)
- 森田英子 著, "文京区ゆかりの女性達 : 女・ゆめ・あと" (森田重利事務所 1986)
- 安井洋 著, "戦時結婚教程" (長尾出版報国会 1943)
- "冠婚葬祭と生活基礎百科" (主婦の友社 1989)
- "これで安心!初めてのお仲人" (学習研究社 1992)
- "はじめての頼まれ仲人小百科 : 結納・挙式・披露宴のマナーと心得" (日本文芸社 1991)
- 今井 重男「ブライダルサービスとキッチュ : わが国のキリスト教結婚式とウエディングチャペルに注目して」『千葉商大論叢 53(1)(176)』(千葉商科大学国府台学会 2015.9)
- 梅棹忠夫「出雲大社―日本探険(第七回)―」"中央公論 76(1)(878);新年特大号一月号" (中央公論新社 1961)
- 武井 謙悟「近代日本における神前結婚式の再検討 : 仏前結婚式との比較を中心として」『國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所年報(16)』(2023.9)
- 武井謙悟『近代日本における仏教儀礼の変遷 : 仏教系雑誌に着目して』博士(仏教学)(駒澤大学 2020)
- 平井 直房「例会発表 神前結婚の歴史と課題」『明治聖徳記念学会紀要(30)』(明治聖徳記念学会 2000.8)
- 山田慎也「結婚式場の成立と永島婚礼会」『国立歴史民俗博物館研究報告(183)』(国立歴史民俗博物館 2014.3)
- 「第1部 日本の宗教の概要 3. キリスト教とキリスト教系の諸教団」『宗教年鑑 2024年版』(文化庁 2024)
第三章
- 井筒雅風 [ほか]編, "江馬務著作集 第7巻 (一生の典礼)" (中央公論社 1988)
- 「被衣」井筒雅風 [ほか]編, "江馬務著作集 第11巻 (風俗史事典)" (中央公論社 1988)
- 遠藤波津子 著, "正しい化粧と着付" (婦女界社 1926)
- 桂由美 著, "桂由美ウェディングス" (朝日新聞社 1994)
- 現代経営研究所 編著, "かつお節物語 : 日本の味から世界の味へ かつお節を科学して二八〇年" (にんべん 1979)
- 小泉和子 編, "昭和の結婚" (河出書房新社 2014)
- "結婚式場サービスの比較" (国民生活センター 1984)
- 坂井妙子 著, "ウエディングドレスはなぜ白いのか" (勁草書房 1997)
- 田中圭子 著, "日本髪大全 : 古代から現代まで髪型の歴史と結い方がわかる : 歴代の髪型/結い方/歴史/櫛かんざし/島原太夫/舞妓/相撲/新日本髪" (誠文堂新光社 2016)
- 日本ホテル教育センター 編, "世界・ブライダルの基本" (日本ホテル教育センター 2008)
- 日本ホテル研究会 編著, "現代ホテル経営講座 第2巻 (ホテル経営の実際) 改訂" (柴田書店 1993)
- 橋本澄子「髪型、被物」NHKデータ情報部 編, "江戸事情 : ヴィジュアル百科 第6巻 (服飾編)" (雄山閣出版 1994)
- 福島県立博物館 編, "婚礼 : ニッポンブライダル考" (福島県立博物館 2005)
- 「V. 水産物 7. 富山のかまぼこ」北陸農政局統計情報部 編, "北陸の特産物 続" (農林統計協会北陸協議会 1979)
- 増田美子「花嫁はなぜ角隠しをつけるのか」増田美子 編, "花嫁はなぜ顔を隠すのか" (悠書館 2010)
- 山田順子 著 et.al, "時代考証家のきもの指南 : 歴史・文化・伝統がわかる" (徳間書店 2019)
- 山辺知行「婚礼衣裳の伝統と変遷」遠藤波津子 著, "遠藤波津子の世界 : 婚礼衣裳" (婦人画報社 1985)
- "お祝いとしきたり" (世界文化社 1990)
- 「全国の結婚式場経営データ」"昭和・平成ブライダル総覧" (全国結婚式場協会 1997)
- 荒井 三津子「戦後の婚礼衣装の変遷と背景--衣装の西洋化と女性の意識を中心に」『生活文化史(38)』(日本生活文化史学会 2000.9)
- 飯塚信雄「白いウェディング・ドレスはどこから来たか」『Soen eye (10)』(文化女子大学ファッション情報科学研究所 1993)
- 江馬務「婚礼式服の変遷」『被服文化 (88)』(文化服装学院出版局 1964)
- 徳江 順一郎「多様化する結婚式の現状」『国民生活. ウェブ版 : 消費者問題をよむ・しる・かんがえる(89)』(国民生活センター 2019.12)
- 平野武「資料からみた北陸の家計貯蓄動向」"北陸経済研究 11月(54)" (北陸経済研究所 1982)
- 甫守謹吾ほか「模範的結婚式、見合から里歸りまで」"婦人倶楽部 10(1)" (講談社 1929)
- 劉 玲芳「近代日本の婚礼衣裳における流行と変容 : 花嫁の髪型・式服をめぐって」『東洋文化研究所紀要(185)』(東京大学東洋文化研究所 2024.3)
- 「揚帽子」「被・被衣」『日本国語大辞典』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「婚礼衣装」「被衣」「白無垢」「綿帽子」『日本大百科全書(ニッポニカ)』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「引出物」「練絹」『国史大辞典』(データベース「JapanKnowledge」)

