資料と解説

3-22 「憲法改正草案要綱」 の発表

3月5日案は、GHQの了解を得て、字句の整理をしたうえで、要綱の形で発表されることとなった。要綱の作成作業は、入江俊郎法制局次長を中心に進められた。要綱は、3月5日案の英文を基本として、その枠内で、日本文の表現を整えたものである。

3月6日午後5時、「憲法改正草案要綱」は、勅語や内閣総理大臣の談話などとともに内閣から発表され、謄写刷り版にして新聞社その他の報道機関に配布された。

「憲法改正草案要綱」は、翌7日の各紙に掲載され、マッカーサーの要綱支持の声明も同時に発表された。ハッシー文書中の資料は、この声明の草稿(第3稿)である。

この要綱の発表が突然であったこと、また、その内容が予想外に「急進的」であることについて、国民は大きな衝撃を受けたが、おおむね好評であった。

資料名 憲法改正草案要綱
年月日 1946年3月6日
資料番号 佐藤達夫文書 46
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  
資料名 Constitution of Japan
年月日 1946年3月6日
資料番号 Alfred Hussey Papers; Constitution File No. 1, Doc. No. 26
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  
資料名 和文:マ元帥聲明
英文:[タイトルなし]
年月日 昭和21年3月7日
資料番号 佐藤達夫文書 49
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  
資料名 General MacArthur's announcement of a new Constitution for Japan, 3rd draft
年月日 2 Mar.46
資料番号 Alfred Hussey Papers; Constitution File No. 1, Doc. No. 24
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  
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