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小野家旧蔵書

小野蘭山肖像

小野家旧蔵書は、平成13年7月に小野蘭山(1729~1810)の御子孫である小野強氏より寄贈を受けた小野蘭山関係資料89点である。

江戸時代最大の本草家・博物家である小野蘭山は、25歳の開塾より82歳で没するまで生涯に指導した弟子の数は全国に一千余人といわれる。当コレクションの中には、蘭山が長年『本草綱目』の講義に用いた自筆講義録『本草綱目草稿』、京都の私塾衆芳軒にて書かれた『衆芳軒随筆』、71歳以降幕府の要請で江戸の医学館で講義を行っていた頃の様子が綴られる『小野蘭山公勤日記』、新出資料であり弟子村松標左衛門(1762~1841)に宛てたとみられる『小野蘭山寛政七年書簡下書』、などの自筆資料や、大坂の文人・博物家として知られた木村蒹葭堂が入門の際に蘭山に提出した『誓盟状』、弟子の一人であった谷文晁(1763~1840)が描いた肖像画『蘭山翁画像』などがあり、いずれも江戸時代博物誌の歴史上貴重な資料である。

他に、蘭山の孫小野職孝(もとたか)(1774~1852)著作『本草多識編』、曾孫小野職実(もとみ)(1799~1873)の日記『御用留』、玄孫で文部省博物局の職員であった小野職愨(もとよし)(1838~90)の関係資料等、小野家代々の人々の資料も含まれている。

なお、小野蘭山の自筆本は東洋文庫にも、『博物名譜』『万国管闚』『観文介譜』等が所蔵されている。

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