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トップ > 国会図書館について > 書誌データの作成および提供 > 日本目録規則適用細則 > 日本目録規則1987年版改訂2版 第2章 図書 和図書適用細則(平成17年4月~平成20年12月)その2

書誌データ作成ツール:日本目録規則適用細則

国立国会図書館 「日本目録規則 1987年版 改訂2版 第2章 図書」和図書適用細則(平成17年4月〜平成20年12月)

(2/2)

目次

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2.2 版に関する事項

2.2.0 通則
2.2.0.1(書誌的事項) 適用
2.2.0.2(区切り記号法)

 この適用細則では規定しない。

2.2.1 版表示
2.2.1.1(版表示とするものの範囲) 適用
2.2.1.1A 適用
  新装版
  縮刷版
  机上版
  復刻版
   
2.2.1.1B

 版として表示されていても,実際は他の書誌的事項に相当する場合は,他の書誌的事項として扱う。

ア) 巻次等に相当する場合は,巻次等として記録する
    文化人名録.□第26版
イ) 異版がない場合,本タイトルを修飾するものは,タイトル関連情報として記録する。私家版,限定版は,タイトルとの結びつきが強ければタイトル関連情報,結びつきが弱ければ注記として記録する(2.7.3.0エ)参照)。
    明治・大正を食べ歩く□:□カラー版
日本の探鳥地□:□決定版
ウ) オンデマンド版は注記として記録する(2.7.3.3ウ)参照)。

 「版」と表示されていても「刷」と判断されるときは「刷」とみなす。初版の前書きしかないものや初版から数か月で出版された2版,小説で版次のあるもの等の場合である。

2.2.1.1C

 刷次は原則として記録しない。ただし,刷次の表示中に特に改訂,増補等の表示があれば,これを版表示または付加的版表示として記録する(2.2.3参照)。

  第2刷補訂
  第3版,□第7刷補訂
2.2.1.2(記録の方法) 非適用
2.2.1.2別法

 情報源における表示のまま記録し,補記した事項は角がっこに入れる。情報源により版表示が異なる場合は,顕著なものを記録する。数字はアラビア数字に置き換える(2.0.6.4参照)。外国語の版表示の場合,可能な部分は『英米目録規則第2版』の略語表で定められた略語を用いる。大文字の使用法は当該言語の慣行に従う。

  改訂新版
  第2版
  改訂版
  改稿版
  増補
  再版
  改訂新装版
  復刊
  ニューエディション
  2nd△ed.(情報源の表示:second edition)
  Rev.ed.(情報源の表示:Revised Edition)

 次の版表示は記録しない。

ア) 初版
イ) 他の書誌的事項と結合していて,すでに他の箇所で記録されている版表示
ウ) 情報源に巻次等とともに表示されている,巻次等と同格の版表示(2.1.6.2参照)

 総合タイトルのない図書の各著作の版次は,版表示としてではなく,タイトル関連情報として記録する。

2.2.1.2A

 加除式資料については,版表示に変化が生じた場合,従来記録していた版表示を変化後の版表示に改める。変化前の版表示は注記する(2.7.3.3エ),13.2.1.3参照)。ただし,情報源にない,資料の種別を示す表示や,定期的な改訂,あるいは頻繁な更新を示す表示は版表示として扱わず,注記もしない(13.2.1.1A参照)。

2.2.2 特定の版にのみ関係する責任表示
2.2.2.1(責任表示とするものの範囲) 適用
2.2.2.2(記録の方法) 適用
2.2.3 付加的版表示
2.2.3.1(付加的版表示とするものの範囲) 適用
2.2.3.2(記録の方法)

 記録の方法は2.2.1.2別法による。

担保物権法講義案.□−□3訂版,□補正版
 (情報源の表示:担保物権法講義案 3訂版
  平成6年5月  第1刷発行 
平成12年6月  補正版発行)
2.2.4 付加的版にのみ関係する責任表示
2.2.4.1(責任表示とするものの範囲) 適用
2.2.4.2(記録の方法) 適用
2.3 資料(または刊行方式)の特性に関する事項 適用

2.4 出版・頒布等に関する事項

2.4.0 通則
2.4.0.1(書誌的事項)

 記録すべき書誌的事項と,その記録順序は次のとおりとする。

ア) 出版地,頒布地等
イ) 出版者,頒布者等
ウ) 出版年月,頒布年月等
エ) 製作項目(製作(印刷)地,製作(印刷)者,製作(印刷)年月)
2.4.0.2(区切り記号法)

 この適用細則では規定しない。

2.4.0.3(複製本) 適用

2.7.3.3イ),)参照)

2.4.1 出版地,頒布地等
2.4.1.1(出版地,頒布地等とするものの範囲) 適用
2.4.1.1A 適用
2.4.1.1B

 同一出版者に2以上の出版地があるときは,顕著なもの,最初のものの順で,一つの出版地を選定する。2言語以上で表示されているときは,日本語のものを記録する。

2.4.1.1B別法 非適用
2.4.1.1C 適用
2.4.1.1E 非適用
2.4.1.1E任意規定

 出版地と頒布地双方の表示があるときは,頒布地を出版地,出版者,出版年月のあとに記録する(2.4.2.1E任意規定参照)。

2.4.1.1F

 加除式資料については,出版地に変化が生じた場合,従来記録していた出版地を変化後の出版地に改める。変化前の出版地は注記する(2.7.3.4エ),13.4.1.3参照)。

2.4.1.2(記録の方法)

 日本の出版地は,出版者が所在している市町村名を所定の情報源に表示されているままに記録する。ただし,識別上必要があるときは,都道府県名を付記する。町村名は識別上必要なので必ず付記する。また,同一都道府県に同一町村名があると判明したときは,郡名まで付記する。市名の「市」は記録しない。東京都特別区は「東京」とのみ記録する。

  東京
  府中(東京都)
  府中(広島県)
  寒川町(神奈川県)
  三和町(広島県双三郡)
  三和町(広島県神石郡)
  Tokyo
   
2.4.1.2A

 古地名,外国地名は所定の情報源に表示されている出版地をそのまま記録する。大文字の使用法は当該言語の慣行に従う。

2.4.1.2B

 外国地名には,識別上必要があるときは,国名,州名を付記する。

2.4.1.2C

 出版地が情報源に表示されていないときは,調査等により推定した出版地を補記する。推定できず,代替情報として頒布地も記録できないときは,「出版地不明」と補記する。

2.4.1.2C任意規定

 外国の出版物で出版地が不明のとき,出版国の表示があれば国名を記録する。大文字の使用法は当該言語の慣行に従う。

2.4.2 出版者,頒布者等
2.4.2.1(出版者,頒布者等とするものの範囲) 適用
2.4.2.1A 適用
2.4.2.1B 適用
2.4.2.1C

 2以上の出版者の表示があるときは,顕著なもの,最初のものの順で,一つを選択する。2言語以上の表示があるときは,日本語のものを記録する。

2.4.2.1C任意規定

 記録しなかった出版者は注記する(2.7.3.4ア)参照)。版表示・刷次の変化にともない出版者に変化が生じた場合,または,セットもの等の集合単位を分割して記録を作成するときに,出版者に変化が生じた場合は,変化前の出版者を注記する(2.7.3.3.ア),2.7.3.4ウ)参照)。情報源により表示形が異なるとき,記録しなかった表示形を注記する。ただし,それが省略形と完全形の違いの場合は注記しない(2.7.3.4イ)参照)。

2.4.2.1E 非適用
2.4.2.1E任意規定

 頒布者を出版地,出版者に続けて記録する。記録の方法は,出版地,出版者,頒布地,頒布者の順とし,「発売」など,頒布者の果たしている役割を示す語句を付記する。「取次」,「取扱」等は頒布者とはみなさない。

  Guam□:□サンゼン出版,□1997.8.□;□東京□:□マルモ出版(発売)
   
2.4.2.1F

 加除式資料については,出版者に変化が生じた場合,従来記録していた出版者を変化後の出版者に改める。変化前の出版者は注記する(2.7.3.4エ),13.4.2.3参照)。ただし,内部組織名の変更等,重要な変化とみなさない場合には注記を省略する。

2.4.2.2(記録の方法)

 出版者は,所定の情報源に表示されている名称を記録する。ただし,法人組織を示す語句や役所・役場の語句および名称を修飾する語句は省略する。内部組織名のみ表示されている不完全な団体名は,必要とみなせば上部組織名を補記する。

  丸善(情報源の表示:丸善株式会社)
  奥多摩町(情報源の表示:奥多摩町役場)
  三好企画(情報源の表示:美術の図書 三好企画)
  [社会民主党]機関紙宣伝局(情報源の表示:機関紙宣伝局)
   
2.4.2.2B

 外国の出版者は表示のままに記録するが,大文字の使用法は当該言語の慣行に従う。

2.4.2.2C

 出版者と頒布者双方が所定の情報源に表示されていないときは,「出版者不明」と補記する。ただし,その図書から容易に出版者名が推定できるときは推定した出版者を補記する。

2.4.2.2D

 頒布者とこれに対応する頒布地が,出版者と出版地に代わるものであるときはこれらを記録し,頒布者に「発売」と付記する。2以上の頒布者の表示があるときは,顕著なもの,最初のものの順で,一つを選択し記録する。記録しなかった頒布者は注記しない。

2.4.3 出版年月,頒布年月等
2.4.3.1(出版年月,頒布年月等とするものの範囲)

 その図書の属する版が最初に刊行された年月を記録する。月の表示がないときは,年のみ記録する。

  1982.7(情報源の表示: 1982.7 第1刷発行
    1986.10 第3刷発行)

 その図書に初刷の出版年月の表示がなく,2刷以降の出版年月の表示があるときは,その出版年月を記録し,刷次を付記する。刷次の変化にともない,内容の改訂または出版者の変更等書誌的事項に変化があるときは,最新の出版年月を記録し,その刷次を付記する(2.7.3.3ア)参照)。

  1997.7(第3刷)(情報源の表示:1997.7 第3刷発行)
 
2.4.3.1任意規定

 刷次の違いで出版年月に20年以上差があるときは,最新の出版年月とその刷次を付記する。

  1954.9(第19刷:2003.10)
 
2.4.3.1A

 図書に出版年月の表示がないときは,頒布年月を記録する。これらの表示がないときは著作権表示年を,その表示もないときは,製作(印刷)年月を記録する。この場合,頒布年月と製作(印刷)年月の後ろには「発売」「製作(印刷)」などの役割を示す語を,著作権表示年の前には著作権を示す「c」を付加する。

  1988.8印刷
  c1988
2.4.3.1A任意規定 非適用
2.4.3.1B

 図書に出版年月と頒布年月双方の表示がなく,かつ著作権表示年または製作(印刷)年月の表示がないときは,序文,あとがき等に表示された年を補記する。

  [1988]
2.4.3.2(記録の方法)

 出版年月は,それが関連する出版者,頒布者等の名称のあとに,「年.月」の形でアラビア数字を用いて記録する。同一年月が出版者と頒布者に共通するときは,出版者の名称のあとに記録する。

2.4.3.2A

 出版年月は西暦紀年で記録する。

  2005.1(情報源の表示:平成17年1月)
2.4.3.2A別法 非適用
2.4.3.2B

 出版年月が2か月以上にわたるときは,刊行開始の年月と終了の月または年月をハイフンでつないで記録する。

  1996.3-10
  1996.3-1997.5
2.4.3.2C

 不正確な出版年月は補正したものを記録し,不正確な表示形は注記する(2.7.3.0ア)参照)。

2.4.3.2D

 出版年月,頒布年月,著作権表示年,製作(印刷)年月および序文,あとがき等に表示された年のいずれも表示がないか,不明のときは,本文等によっておおよその出版年代を推定し,これを補記する。[1972?][1970頃]の形式は使用せず,不明な部分はハイフンで記録する。

  [2000](2000年と推測)
  [197-](1970年代と推測)
  [19--](1900年代と推測)
2.4.3.2G

 加除式資料の場合は,出版開始年月と出版終了年月をハイフンでつないで記録する。刊行中の場合は,出版開始年月のあとにハイフンを付加する(13.4.3.2参照)。

2.4.4製作項目(製作(印刷)地,製作(印刷)者,製作(印刷)年月)
2.4.4.1(製作項目とするものの範囲)

 製作項目には,その図書が製作(印刷)された土地の名称(製作(印刷)地),その製作(印刷)に責任を有する個人や団体の名称(製作(印刷)者),および製作(印刷)された年代,日付(製作(印刷)年月)がある。

2.4.4.1A

 出版項目が不明のときに,これに代わるものとして記録する。ただし,それが重要であれば,出版項目に付加して製作項目を記録する。

2.4.4.2(記録の方法) 非適用
2.4.4.2別法

 製作項目を出版項目の代わりに記録し,製作(印刷)者名に「製作」「印刷」等の語句を付記し,製作(印刷)年月に「製作」「印刷」等の語句を付加する。

  [東大阪]□:□近畿大学管理部出版印刷課(印刷),□2003.7印刷
   

2.5 形態に関する事項

2.5.0 通則
2.5.0.1(書誌的事項)

 記録すべき書誌的事項と,その記録順序は次のとおりとする。肖像等は注記として記録する(2.7.3.5参照)。挿図,地図等については注記しない。

ア) ページ数,図版数等
イ) 大きさ
ウ) 付属資料
2.5.0.2(区切り記号法)

 この適用細則では規定しない。

2.5.1 ページ数,図版数等
2.5.1.1(記録するものの範囲)

 特定資料種別は記録せず,本文のページ数,図版数を記録する。前付け(目次,凡例,前書き等。複製資料の前付けを含む)や広告ページは記録しない。記述対象とする図書が2冊以上からなるときは冊数を記録する。

2.5.1.2(記録の方法) 適用
2.5.1.2別法1 非適用
2.5.1.2別法2 非適用
2.5.1.2A 適用
2.5.1.2B

 ページ付が2種以上に分かれた図書は,3種までのときは,コンマで区切って記録する。ページ付のない部分は,数えず無視する。ページ付が4種以上のとき,ページ付のない部分が大量にあるとき,ページ付が途中で飛んでいるときは,「1冊」と記録する。

13,456,5p

2.5.1.2C

 ページ付のない図書は,「1冊(ページ付なし)」と記録する。ただし,本文の枚数が10枚以下のときは,枚数を数えて記録する。

2.5.1.2D

 複数冊の全体が一連のページ付となっている図書や,抜刷などのように,包括的な一連のページ付の途中から始まっているページ付は,その最初と最後をハイフンで結んで記録する。この場合,ページ付を示す語「p」は数字の前に記録する。

p362-734
p362-734,5p

2.5.1.2E

 記述対象とする図書が2冊以上からなるときは冊数を記録する。別冊や資料編等を含む場合はその旨を付記する。

  2冊(資料編とも)
   
2.5.1.2F

 本文の一連のページ付に入っていない図版があるときは,本文のページ数のあとにスペースに続けて「図版」とし,そのページ数または枚数を記録する。図版のページ付が複数あるときは,3種まではコンマで区切って記録する。巻頭図版と本文中の図版やノンブルのある図版は,まとめず,別々に記録する。図版が少量のときは,図版の記録を省略する。「少量」とは原則として10枚未満,本文全体が少量のときはその1/10の量を目途とする。

  45p△図版16枚
nbsp; 124,15,5p△図版5,15,30p
226p△図版p61-16

 図版のみの図書の場合は,「図版」としてそのページ数または枚数を記録する。ただし,タイトル等で図版集,写真集等とわかる場合は「図版」を省略する。

  図版100p
  図版25枚
2.5.1.2F別法 非適用
2.5.1.2H

 加除式資料は,ページ付があっても「冊(加除式)」と記録する。複数冊からなる場合も「冊(加除式)」と記録する(13.5.1.2A参照)。

2.5.2 挿図,肖像,地図等 非適用
2.5.2別法1 非適用
2.5.2別法2

 肖像について注記する(2.7.3.5イ)参照)。挿図,地図等については記録しない。

2.5.3 大きさ
2.5.3.1(大きさとするものの範囲)

 その図書の外形の高さ。外形の高さとは,カバーやケースを外した本体の背の長さである。方形以外の変型本は最大部分の長さを大きさとする。

2.5.3.2(記録の方法)

 センチメートルの単位で,小数点以下の端数を切り上げて記録する。

2.5.3.2A

 大きさの異なる複数の図書があるときは,最小のものと最大のものをハイフンで結んで記録する。

  18-24cm
   
2.5.3.2B

 高さが10cm未満の図書はセンチメートルの単位で小数点以下1桁まで記録する。

  8.5cm
  8.0cm
 
2.5.3.2C

 枡形本(正方形),縦長本(縦が横の2倍以上),横長本は,縦,横の長さを「×」印で結んで記録する。

  15×15cm
  30×12cm
  15×20cm
  15×25-20×30cm
 
2.5.3.2D

 巻ものは料紙の高さを,畳ものは拡げた形の縦,横の長さを「×」印で結んで記録する。畳ものは,折りたたんだときの外形の縦,横の長さを付記する。折本は縦の長さを記録する。

  48×30cm(折りたたみ24×15cm)
  26×26cm(2つ折26×13cm)
 
2.5.3.2E

 加除式資料については,大きさに変化が生じた場合,従来記録していた大きさを変化後の大きさに改める。

2.5.4 付属資料
2.5.4.1(付属資料とするものの範囲) 適用
2.5.4.2(記録の方法)

 付属資料の数量を記録する。必要に応じて資料の種類・特性やタイトル・責任表示,ISBNを記録し,大きさ等を付記する。CD-RはCD-ROMと記録する。

  CD-ROM1枚(12cm)
  ビデオカセット1巻(VHSタイプ)
  フレキシブル・ディスク1枚(3.5インチ)
  カセット・テープ1巻
  図4枚
  30p:著作権法
2.5.4.2別法1 非適用
2.5.4.2別法2 非適用
2.5.4.3

 加除式資料については,付属資料の数量を記録しない。

2.6 シリーズに関する事項

2.6.0 通則
2.6.0.1(書誌的事項)

 記録すべき書誌的事項と,その記録順序は次のとおりとする。

ア) 本シリーズ名
イ) 並列シリーズ名
ウ) シリーズ名関連情報
エ) シリーズに関係する責任表示
オ) シリーズのISBN,ISSN
カ) シリーズ番号等およびシリーズの部編名
キ) 下位シリーズの書誌的事項
2.6.0.2(区切り記号法)

 この適用細則では規定しない。

2.6.0.3(2以上のシリーズ表示) 適用

2.0.2.3A参照)

2.6.1 本シリーズ名
2.6.1.1(本シリーズ名とするものの範囲)

 所定の情報源に表示されているシリーズ固有の名称。ロゴマーク等は本シリーズ名とはみなさない。

  角川文庫
  日本図書館学講座
  別冊歴史読本
2.6.1.1A 適用
2.6.1.2(記録の方法)

 所定の情報源に表示されているままに記録する(2.1.1.2参照)。

2.6.2 並列シリーズ名
2.6.2.1(並列シリーズ名とするものの範囲)

 本シリーズ名の別言語および別の文字(またはその一方)のシリーズ名(2.1.3.1参照)。ただし,装飾的なものおよび本シリーズ名が出版者シリーズ(出版者の名称を冠した,特定のテーマを持たないシリーズ名)の場合は採用しない。

2.6.2.2(記録の方法)

 所定の情報源に表示されているままに記録する(2.1.3.2参照)。

2.6.2.2別法 非適用
2.6.3 シリーズ名関連情報
2.6.3.1(シリーズ名関連情報とするものの範囲)

 本シリーズ名の関連情報。シリーズのキャッチフレーズ等は関連情報とみなさない(2.1.4.1参照)。

2.6.3.1A 適用

(日本歴史叢書□:□新装版)

2.6.3.2(記録の方法) 適用

2.1.4.2参照)

2.6.4 シリーズに関係する責任表示
2.6.4.1(シリーズに関係する責任表示とするものの範囲) 適用

2.1.5.1参照)

2.6.4.1A

 本シリーズ名およびシリーズ名関連情報中に表示されている著者名等は,著作責任が強いとみなせば,責任表示としても記録する。役割を示す語句は補記する(2.1.5.1A参照)。

2.6.4.2(記録の方法)

 所定の情報源に表示されているままに記録する。情報源に表示されていない語句等を,必要とみなせば補記する。情報源の表示に役割を示す語句がないとき,またはシリーズ名と責任表示に記録した個人や団体との関連を明らかにする必要があるときは,これを補記する(2.1.5.22.1.5.2D参照)。

2.6.4.2別法 非適用
2.6.5 シリーズのISBN,ISSN
2.6.5.1(シリーズのISBN,ISSNとするものの範囲)

 ISBNは日本図書コードのうちISBNの文字を冠した部分およびその他の国で付与されたISBNで,セットもの全体またはシリーズに付与されたもの。ISSNはISSNネットワークが当該シリーズに付与するISSN(2.8.1.1参照)。

2.6.5.2(記録の方法)

 2.8.1.2による。セットもの全体またはシリーズに付与されたISBNは,「set」と付記して記録する。不正確な番号が表示されている場合は,正しい番号が判明すればこれを記録し,不正確な番号は,エラーコードとして記録する(2.8.1.1B2.8.1.2任意規定参照)。

  4-123456-78-X(set)
  0027-9135
2.6.6 シリーズ番号等およびシリーズの部編名
2.6.6.1(シリーズ番号等およびシリーズの部編名とするものの範囲)

 シリーズ番号等は,その図書の,シリーズ内における番号等による順序づけ(巻次,回次,年次等を含む)である。番号の前後に,それを修飾する語句がついているものもある。出版者シリーズのうち,シリーズ名に「文庫」または「新書」が含まれるもののシリーズ番号等は記録しない。シリーズの部編名(「付録」等の従属タイトルを含む)もシリーズ番号等と同様に扱う。

2.6.6.2(記録の方法)

 所定の情報源に表示されているままに記録するが,数字はアラビア数字とし,大文字の使用法は当該言語の慣行に従う(2.1.6.2参照)。

2.6.6.2A 非適用
2.6.7 下位シリーズの書誌的事項
2.6.7.1(下位シリーズ名とするものの範囲)

 本シリーズ名の下位書誌レベルのシリーズ名。本シリーズ名とともに表示されていなくてもよい。下位シリーズ名は,本シリーズ名と密接に関連していることも,関連していないこともある。

2.6.7.2(記録の方法)

 本シリーズに続けて,本シリーズと同様に記録する(2.6.1.2参照)。

2.6.7.2別法 非適用
2.6.7.2A

 下位シリーズの並列シリーズ名,シリーズ名関連情報,責任表示は,本シリーズに関する事項と同様に記録する(2.6.2.22.6.3.22.6.4.2参照)。

2.6.7.2B

 下位シリーズ内のシリーズ番号等および部編名の記録は2.6.6.2による。

2.9 各巻に関する事項

2.9.0 通則

 セットもので,単行レベルに,総合タイトルがなく2以上の著作のタイトルがあるものや固有のタイトルとはみなせないものが含まれており,集合単位を分割して記録を作成するときに(2.0.2.2別法B参照),2以上の著作のタイトルや固有のタイトルとはみなせないものを各巻タイトルとみなし,関連する事項を各巻に関する事項として記録する。このとき,セットものの他の各冊の固有のタイトルも,同様に各巻タイトルとみなす。

2.9.0.1(書誌的事項)

 記録すべき書誌的事項と,その記録順序は次のとおりとする。

ア) 各巻タイトル
イ) 各巻並列タイトル
ウ) 各巻タイトル関連情報
エ) 各巻巻次,回次,年次等および各巻部編名
オ) 各巻に関係する責任表示
2.9.1 各巻タイトル
2.9.1.1(各巻タイトルとするものの範囲)

 所定の情報源に表示されている各巻の名称。目次的な内容の列記等は各巻タイトルとみなさない(2.1.1.1参照)。

2.9.1.1A

 各巻タイトルは,単行書誌レベルを記述対象とした場合に選定する本タイトルと一致させる。

2.9.1.2(記録の方法)

 2.1.1.2による。

2.9.2 各巻並列タイトル
2.9.2.1(各巻並列タイトルとするものの範囲)

 各巻タイトルの別言語および別の文字(またはその一方)のタイトル(2.1.3.1参照)。

2.9.2.2(記録の方法)

 必要とみなした場合に記録する。記録の方法は2.1.3.2による。

2.9.3 各巻タイトル関連情報
2.9.3.1(各巻タイトル関連情報とするものの範囲)

 各巻タイトル関連の情報(2.1.4.1参照)。

2.9.3.1A

 各巻に関係する版表示は,各巻タイトル関連情報として記録する。

2.9.3.2(記録の方法)

 必要とみなした場合に記録する。記録の方法は2.1.4.2による。

2.9.5 各巻巻次,回次,年次等および各巻部編名
2.9.5.1(各巻巻次,回次,年次等および各巻部編名とするものの範囲)

 各巻巻次,回次,年次等は,各巻タイトルに付された番号等による一定の順序づけ(2.1.6.1参照)である。各巻部編名(「付録」等の従属タイトルを含む)も各巻巻次,回次,年次等と同様に扱う。

2.9.5.2(記録の方法)

 2.1.6.2による。

2.9.4 各巻に関係する責任表示
2.9.4.1(各巻に関係する責任表示とするものの範囲)

 各巻に関係する責任表示のすべて(2.1.5.1参照)。

2.9.4.1A

 各巻タイトルおよび各巻タイトル関連情報中に表示される著者名等は,著作責任が強いとみなせば,責任表示としても記録する。役割を示す語句は補記する。

2.9.4.2(記録の方法)

 2.1.5.2による。責任表示が情報源にない場合,必要とみなせばこれを補記する。

2.7 注記に関する事項

2.7.0 通則
2.7.0.1(書誌的事項)

 記録すべき注記とその記録順序は以下のとおりとする。

ア) 下記の特定事項に属さない注記
イ) タイトルに関する注記
ウ) 責任表示に関する注記
エ) 版および書誌的来歴に関する注記
オ) 出版・頒布等に関する注記
カ) 形態に関する注記
キ) 内容に関する注記
2.7.0.2(区切り記号法)

 この適用細則では規定しない。

2.7.1 注記
2.7.1.1(注記とするものの範囲) 適用
2.7.2 記録の方法

 2以上の注記があるときは,それらが関連する書誌的事項の記録順序(すなわち,タイトル,責任表示,版表示……の順)に従って,記録の順序を定める。ただし,誤記,誤植に関する注記のように,タイトル以下の特定事項に属さない注記はその内容にかかわらず,最初に記録する。特定の事項に関する複数の注記は,スペースに続けて記録する。

2.7.2.1(2以上の特定事項に関する注記)

 2以上の特定の事項に関する注記は,一括して記録することができる。

タイトル・責任表示は簡体字表記

2.7.3 注記の種類
2.7.3.0(下記の特定事項に属さない注記)
ア) 誤記,誤植(2.0.6.62.4.3.2C参照) 本タイトル,責任表示,出版年月の誤記,誤植は正しい形を記録し,誤った形とその情報源を注記する。すべての情報源が誤植であるときは,情報源の注記を省略する。その他の書誌的事項については,説明が必要な場合に注記する。
  標題紙のタイトル(誤植):循環共生社会システムと里地・里山の役割
責任表示(誤植):森岡由紀子
出版年月(誤植):1936.5
イ) 本文の言語
[1] 本タイトルおよびタイトル関連情報が日本語以外の言語の場合(2.1.1.1ウ)参照)
  本文は日本語
[2] 併記(2.1.3.1ア)参照)
英語併記(本タイトルが日本語,本文が併記の場合)
日本語・英語併記(タイトルが英語,本文が併記の場合)
[3] 併載(論文集に英語論文が含まれている場合等)
英語併載
ウ) 会期・会場(講演集,会議録,展観図録等の著作の成立に関わるもの)
    会期・会場:1995年4月10日-25日△奈良国立博物館
エ) その他記述一般に関する注記
 
[1] 委託
  経済産業省の委託による
特許庁委託
委託先:三菱総合研究所
[2] 情報源に表示されている巻末付録等
  付・湯之谷村の文化財
[3] その図書の成立に関する事柄(2.2.1.1Bイ)参照)
  特別編集
記念出版
限定版
私家版
2.7.3.1(タイトルに関する注記)
ア) 情報源によってタイトルの表示が異なるときは,記録しなかった他のタイトルおよび情報源を注記する。ただし,他のタイトルが2種類以上ある場合は,それらのタイトルおよび情報源は注記せず,本タイトルの情報源のみを注記する。タイトルの違いが微細なときは注記しない。異なるタイトルが並列タイトル,タイトル関連情報,シリーズ名,各巻タイトルの場合は注記しない(2.1.1.1E参照)。
  奥付のタイトル:旗本木下家ハンドブック
標題紙のタイトル:プログレッシブ独和辞典
タイトルは奥付による
  所定の情報源以外からタイトルを記録したときは,その情報源を注記する(2.1.1.2B参照)。
  タイトルは外箱による
イ) セットもの等の集合単位を分割して記録を作成するとき,タイトルが途中で変更した場合は,変更前のタイトルを注記する。
  平成15年版のタイトル:知って得する個人事業者確定申告
ウ) 表示のとおり転記することが不可能な文字,記号等がタイトルに使用されている場合は,注記する(2.0.6.32.0.6.5参照)。
    タイトルは簡体字表記
タイトルはハングル表記
エ) 翻訳書の原タイトル。大文字の使用法は当該言語の慣行に従う。最後にピリオドを付す。巻次・版表示等がある場合は付記する。中国語,ハングル,アラビア語等の場合は記録しない(2.1.3.1イ)参照)。
  原タイトル:□The△European△economy△1914-2000.(4th△ed.)
  サブタイトルは原則として記録しない。必要とみなせば,タイトルの後にコロンに続けて記録する。
  原タイトル:□Diana:her△new△life.
  重訳の場合は原タイトルを繰り返す。
  原タイトル:□L'arsenal de la democratie.(重訳)△An arsenal for democracy.
  別タイトルの初語は大文字とする。接続詞の前後にカンマを付す。
    原タイトル:□Victor,ou,Les△enfants△au△pouvoir.
原タイトル:□Sherlock△Holmes△vs.△Dracula,or,The△adventure△of△the△sanguinary△count.
オ) 別冊である続編,補遺,索引のタイトルと正編または本編のタイトルが異なるときは,正編または本編のタイトルを注記する(2.1.1.1B参照)。
  「橙黄抄」(平成5年刊)の続
カ) 巻次等および部編名によりサブタイトルが異なるときは,そのサブタイトルを注記する(2.1.4.22.1.6.3参照)。
  サブタイトル:生涯にわたり個人の自立を支援する厚生労働行政
「3」のサブタイトル:多様化する種類・特性・加工性と用途拡大の実態
キ) 遺跡発掘調査報告書のタイトルの上部または前方に表示されている地名(2.1.1.1Dイ)参照)。
  石川県白峰村所在  (本タイトル:桑島館跡)
ク) 加除式資料の本タイトルに変化が生じた場合,変化前のタイトルを注記する(2.1.1.1F,13.7.3.1カ)参照)。
  平成13年までのタイトル:破産・和議の実務
2.7.3.2(責任表示に関する注記)
ア) 情報源によって異なる責任表示。記録しなかった責任表示とその情報源を必要とみなせば注記する(2.1.5.2A参照)。
イ) 責任表示に記録しなかった著者や間接的な著作関与者を必要とみなせば注記する(2.1.5.1参照)。複数のときは,役割ごとに最初の一つを選択して記録し,他は「ほか」として省略する。
    主催:内閣府ほか
執筆:平田勇人ほか  (分担執筆者)
ウ) 表示のとおり転記することが不可能な文字,記号等が責任表示に使用されている場合は,注記する(2.0.6.32.0.6.5参照)。
    責任表示は簡体字表記
責任表示はハングル表記
エ) 加除式資料の責任表示に変化が生じた場合,変化前の責任表示を注記する。ただし,内部組織名の変更等,重要な変化とみなさない場合には注記を省略する(2.1.5.1F,13.7.3.1Aエ)参照)。
    2000年までの編者:文部省
2.7.3.3(版および書誌的来歴に関する注記)

 記述対象とする図書と他の版または他の図書との関係について,以下の事項を注記する。

ア) 版および書誌的来歴
 
[1] 改題・改訂等
「13番目の証人」(日本文華社昭和51年刊)の改題
「子宮内膜症」(2001年刊)の改訂版
「国文学 第39巻12号」と同内容
「国文学 第39巻12号」改装版
 
[2] 版表示・刷次の変化にともない出版者が変化した場合(2.4.2.1C任意規定2.4.3.1参照)。
  初版の出版者:金子書店
イ) 複製本
   複製された原本を特定するために必要な書誌的事項を注記する。(2.1.0.32.4.0.3参照)。書誌的事項が不明のときは,複製である旨のみ注記する。
  新詩社明治33-41年刊の複製
長崎書店昭和16年刊の複製に増補したもの
「薬祖神のゆかり」(薬祖敬神会昭和58年刊)の複製を含む
東北大学付属図書館蔵の複製(注:個人蔵の場合は複製である旨のみ記録する)
複製
複製および翻刻
原本:内外出版印刷出版部昭和18年刊(注:複製または復刻であることを示す版表示があるとき)
「宗教大鑑」(読売新聞社昭和7年刊)の復刻版(注:情報源に複製または復刻であることを示す版表示があるが,改題しているとき。版表示としては記録しない)
ウ) オンデマンド出版物(2.1.0.32.2.1.1Bウ),2.4.0.3参照)
  オンデマンド版
POD版
1980年刊(第2刷)を原本としてオンデマンド出版したもの
1993年刊(3訂増補版2刷)を原本としたオンデマンド版
1986年刊を改訂してオンデマンド出版したもの
「近世漢方医学書集成 9」1985年刊(第2刷)の抜粋を原本としたオンデマンド版
エ) 加除式資料の版表示に変化が生じた場合,変化前の版表示を注記する(2.2.1.2A,13.7.3.2Aイ)参照)。
2.7.3.4(出版・頒布等に関する注記)
ア) 記録しなかった出版者を注記する。複数表示されているときは,最初の一つを選択して記録し,他は「ほか」として省略する(2.4.2.1C任意規定参照)。
    共同刊行:講談社インターナショナル
発行所:新風書房(情報源の表示 発行者 一心寺   発行所 新風書房)
イ) 情報源により出版者の表示形が異なる場合,記録しなかった表示形を注記する。ただし,省略形による差異等は記録しない(2.4.2.1C任意規定参照)。
    標題紙・背の出版者表示:Spike
ウ) セットもの等の集合単位を分割して記録を作成するときに,出版者に変化が生じた場合は,変化前の出版者を注記する(2.4.2.1C任意規定参照)。
    第1巻の出版者:中央アート出版社
1990年版までの出版者:日本リサーチデータバンク
エ) 加除式資料の出版地・出版者に変化が生じた場合,変化前の出版地・出版者を注記する。ただし,出版者の内部組織名の変更等,重要な変化とみなさない場合には注記を省略する(2.4.1.1F2.4.2.1F,13.7.3.4参照)。
2.7.3.5(形態に関する注記)
ア) 特殊なページ付
    左右同一ページ付
左右反転ページ付
片面印刷(偶数ページが空白)
イ) 肖像,はり込図等
    肖像あり
おもに図
折り込5枚(形態に関する事項の図版数として記録しない場合)
はり込図13枚
はり込写真30枚
裂地見本127枚貼付
ウ) 印刷,複写の種類
    謄写版(手書きの場合)
電子複写
青写真
エ) 特殊な形態
    変型本
バナナ型本
オ) 装丁
    ルーズリーフ(加除式は省略する)
和装
革装
ハードカバー(同一内容のものが装丁を変えて出版された場合の識別のため)
折本
折本仕立(図書の形態で,本文の部分が折りたたまれているもの)
カ) 容器(必要とみなした場合)
    帙入
箱入
外箱入
ホルダー入
2.7.3.6(シリーズに関する注記) 非適用
2.7.3.7(内容に関する注記)
ア) 内容細目 順序付け,タイトル,巻次等,責任表示,注記を記録する。タイトルの記録の方法は2.1.1.2による。サブタイトルは,必要とみなせば記録する。記録の方法は2.1.4.2による。責任表示の記録の方法は2.1.5.2によるが,同一の役割を果たしている個人・団体が複数表示されているときは,3までのときはそのまま記録する。4以上のときは,主なもの,または最初の名称一つを記録し,他は「ほか」として省略する。
イ) その図書に文献,著作目録,年譜,年表が含まれているときは注記する。
    文献あり
    著作目録あり
    年表あり
ウ) その図書について解題する必要があるときは注記する。

2.8 ISBN,ISSN,入手条件に関する事項

2.8.0 通則
2.8.0.1(書誌的事項)

 記録すべき書誌的事項と,その記録順序は次のとおりとする。

ア) ISBN
イ) ISSN
ウ) 入手条件・定価
2.8.0.2(区切り記号)

 この適用細則では規定しない。

2.8.1 ISBN,ISSN
2.8.1.1(ISBN,ISSNとするものの範囲)

 ISBNは,日本図書コードのうちISBNの文字を冠した部分およびその他の国で付与されたISBN。ISSNは,ISSNネットワークが付与するISSN(年刊等の場合。2.0.2.2別法B参照)。

2.8.1.1A

 その図書に2以上の国別記号を持つISBNが表示されているときは,日本の国別記号(4)をもつISBNを記録する。

2.8.1.1A任意規定

 日本の国別記号をもつISBNが表示されていないときは,表示されているISBNを記録する。

2.8.1.1B

 その図書がセットものに属するときは,単行書のISBNを記録し,次にセットもの全体に付与されたISBNを「set」と付記して記録する。
 単行書の集合を記述の対象とするとき,各巻のISBNには,必要に応じて巻次等および部編名を付記する。

2.8.1.2(記録の方法)

 ISBNは,ハイフンで区切った形で記録する。ISSNは,8桁の数字を4桁ずつハイフンで区切った形で記録する。

  4-8204-8206-8
  0027-9135
   
2.8.1.2任意規定

 不正確な番号が図書に表示されていても,正しい番号が判明すればこれを記録し,不正確な番号は,エラーコードとして記録する。

2.8.3 入手条件・定価
2.8.3.1(記録するものの範囲)

 情報源に表示されている定価(本体価格)およびその図書の入手可能性を示す語句もしくは数字による表現。本体価格がなく税込価格が表示されているときは,税込価格を記録する。発行されてから5年以上たつ図書の価格は,原則として記録しない。セット価格は,単行書の集合を記述の対象とする場合に記録する。

2.8.3.1A

 加除式資料の価格は記録しない。

2.8.3.2(記録の方法)
2.8.3.2A

 価格の数字に「円」を付加して記録する。単行書の集合を記述の対象とする場合,セット価格は「全○○○円」,各巻価格が表示されている場合は「各○○○円」(同一価格の場合),または「○○円;××円」(巻により価格が異なる場合)と記録する。集合単位を分割し物理単位を記述の対象とする場合で,セット価格のみの表示しかないときは,価格を記録しない。

2.8.3.2B 適用
2.8.3.2C

 非売品はその旨を記録し,無償については記録しない。非売品の表示と価格の双方があるときは,「非売品」と記録する。


(書誌調整課データ標準係)

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