随筆家、日本研究者。ギリシャ生まれのイギリス人で、渡米し新聞記者となる。明治23(1890)年来日し、島根県の松江中学校に英語教師として赴任。同年小泉セツと結婚した。熊本五高の教師を経て、27年神戸に移り、英字新聞『神戸クロニクル』の記者となる。29年日本に帰化。同年東京帝大文科大学講師に就任し、英文学を講じ上田敏らを育てる一方、英語で日本を紹介する著作を発表した。代表的著作に古典や民間の説話に取材した『怪談』、日本人の精神を考察する『心』等がある。
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