日本画家。16歳で菊池容斎に入門し絵を学び、維新後は横浜の貿易会社で輸出用工芸品の下絵を描く。明治11(1878)年パリ万国博覧会に職人として派遣され、現地のサロンで即興画や掛け軸の制作実演を行った。帰国後は西洋画の影響を受けた花鳥画を多く描き、国内外で人気を博した。また、木版画、口絵、挿絵も多く制作した。