阿蘭陀本草和解

野呂元丈訳 写 2冊 <特1-542>

野呂元丈がドドネウス『草木誌』の内容について、寛保2-寛延3年(1742-50)に8回にわたり江戸参府のオランダ人医師に質問し、抄訳したもの。回答した外科医や通詞の名を記す。ほかに、吉雄耕牛に依頼した和解2通、ヨンストン『動物図説』による「阿蘭陀禽獣虫魚図和解」なども含む。当館所蔵本は、白井光太郎が明治45年(1912)に内閣文庫(現国立公文書館)所蔵本を書写させたもの。なお、ドドネウス『草木誌』(R. Dodoens: Cruydt-boeck. 初版1554年)には諸版があるが、日本に輸入されたのは1618年または1644年刊のオランダ語版。

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