狂歌江都名所図会

16巻 天明老人内匠編 歌川広重画 安政3(1856)序刊 14冊(合7冊) <200-140>

幕末のものであるが、長崎屋の外観を描いている。「長崎や紅毛人旅宿」と記され、画中の狂歌もカピタンや紅毛人を詠みこんでいる。商館長一行の江戸参府は嘉永3年(1850)が最後で、本書刊行後ほどなく、和親条約の締結により長崎屋はその使命を終えた。