このページの本文へ移動
別称・通称(よみ)
谷ツ山 (やつやま) 大日山 (だいにちさん)
現住所
品川区北品川
解説
品川宿の最北端にあった丘陵。明和9(1772)年刊の『江戸砂子』によれば、名前の由来は、以前ここに、「8つの岬があったため」、「8つの大名屋敷があったため」など諸説ある。また、別名の「大日山」は、1700年代初め頃まで、この地に大日堂があったことに由来する。麓の海岸には、長さと幅がそれぞれ約18mの船繋場があり、旅客や往来者が利用した。なお、この山の土は、八ツ山下の海辺の石垣整備、目黒川洪水の復旧など、土木普請用に使われ、現在では、坂があるが、ほぼ平地となっている。