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令和3年度職員採用試験合格者 合格体験記

令和3年度職員採用試験合格者(令和4年度新規採用予定者)が、自身の就職活動や今後の目標について書いたものです。今後の当館職員採用試験の受験を検討される方の参考になれば幸いです。

※記載した内容は全て、合格者個人の所感です。試験内容・試験対策等について、当館の公式の見解等を示すものではありません。

※令和3年度試験では新型コロナウイルス感染症の流行状況を踏まえ、第2次試験の面接をオンラインで実施しました。令和4年度試験における対応については未定です。

PDFファイルからもご覧いただけます。
令和3年度職員採用試験合格者 合格体験記(PDF:657KB)

<目次(ページ内)> ※年齢及び学歴は令和4年4月1日時点(学歴については卒業・修了見込み・在籍等を含む)

【総合職試験合格者】

【一般職試験(大卒程度)合格者】

【施設設備専門職員採用試験合格者】

【過去の合格体験記】

【総合職試験合格者】
1. 23歳女性(専門科目:人文科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

主に文学を学んでいましたが、音楽や美術など文化に関わる分野を幅広く学びました。特定の国や言語ではなく、様々な地域について学んだのも面白かったです。教育にも関心があり、教職課程も履修しました。それらの興味をいかし、卒業論文では児童文学における子どもの成長について扱っています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

オーケストラや食糧支援のサークルなど様々な活動に参加しました。また、半年ほどの留学を通して海外に友人ができ、憧れていた土地に行けたのも良い思い出です。新型コロナウイルスで留学が短くなったり、授業が全てオンラインになったりと変化がありましたが、その時にできることを楽しもうと思いながら日々を過ごしました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

授業や卒業論文執筆のために国立国会図書館を利用し、自分も誰かの研究や興味関心に貢献したいと考えるようになり、志望しました。また、資料の保存や、本を通じた子どもの教育など、幅広い業務に携わることができるのも魅力的に感じた理由です。

4.就職活動の方針

就職活動の前半は、公務員の対策をしつつ民間企業を中心に受けていました。公務員は国立国会図書館のほかに地方自治体を受験しました。業種は狭めず、自分の関心をいかして働けるということを重視しました。

5.当館職員採用試験の試験対策

教養試験は、市販の問題集やほかの公務員の過去問を解いて対策しました。第2次試験は文学を選択したので、大学の文学史のテキストや高校時代に使った便覧を復習しました。過去問を遡って研究したことが非常に役に立ちました。面接は民間企業などで場数を踏んだのが良い練習になったのではないかと思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第2次試験は試験の種類が多く、特に記述の試験では時間に追われながらギリギリまで書いたので、大変だったという印象が強いです。また、最終面接は対面で、面接官の人数も多く緊張しました。それでもしっかりと話を聞いてくださったので、落ち着いて話すことができたのも印象に残っています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

特に携わってみたいのは児童書を通じた教育、資料の収集などの業務ですが、調査業務や司書業務など幅広く経験できるというのも国立国会図書館を志望した理由なので、新しいことにもたくさん挑戦していきたいです。自分自身仕事を通して学びながら、一人でも多くの方の知りたいこと、学びたいことへの助けになれたらと思っています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

倍率が高く、期間も長いため私自身不安になることが多かったです。そのような時は、働く姿をイメージしたり、なぜ国立国会図書館で働きたいのかを言葉にしたりして前向きに取り組むようにしていました。皆さんも就職活動で不安になることがあると思いますが、是非自分の興味のあることに挑戦してみてください。応援しています。

2. 24歳男性(専門科目:自然科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

学部時代は基礎物理を広く勉強しながら気象・海洋の基礎を学びました。大学院に進学してからは熱帯域の気候変動を研究しています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

個別指導塾で塾講師のアルバイトをしていました。多種多様な子ども達に出会えたことは非常に大切な思い出です。説明の仕方、課題の出し方など、一人一人に対して異なる対応が求められた点は多少大変でしたが、生徒の成長を体感できたときの喜びも大きかったです。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

本が好きだったから、というのが最初に興味を持った理由です。調べると司書業務だけでなく国会議員向けのサービスなどの独特の業務があり、面白いと思って志望しました。

4.就職活動の方針

併願先は民間企業・国家公務員です。志望先は公共性や仕事内容に対する自分の興味を軸にして選びました。

5.当館職員採用試験の試験対策

教養試験は国家総合職の過去問を数年分解いてから受験しました。専門試験は、大学の物理学の授業を復習して対応しました。面接ではある程度答えを用意した上で問いに対してためらいなく正直に答えることを心がけました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

最終面接が印象に残っています。面接官の方が10名ほどいらっしゃったのですが、非常に和やかな雰囲気でした。お話をしていたら面接が終わったような感覚で、非常に不思議な気持ちになったのを覚えています。合格を頂いた際はもちろん嬉しかったですが、面接を思い返すと一層不思議な気持ちになりました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

調査業務に興味がありますが、様々な業務を経験してみたいと思っています。与えられた仕事をしっかりこなせるようになることを当座の目標として頑張りたいと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

倍率の高い採用試験ですが、結果は受けてみないと分からないというのが私の感想です。興味のある方は深く考えずに受験されても良いのではないかと思います。

3. 24歳女性(専門科目:自然科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

生物学を専攻しています。特に系統分類学という分野を専攻し、海藻の多様性や進化の過程を研究しています。修士論文ではクシベニヒバ属という赤い羽のような海藻の系統と進化についてまとめる予定です。研究では実験室に籠もるだけでなく、実際各地の海岸まで行き海藻を採集することも多く大変ながらも楽しいです。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

一番頑張ったと思えるのは部活動で合気道に打ち込んだことです。初心者で運動も得意ではなかったですが、必死で周囲についていく内にいつの間にかはまり、初段を獲得できたことは自信につながりました。学部3年時に合宿の企画と運営を行った時は50人の集団をいかにまとめるかということに苦心しましたが、学年や学内外問わず多くの人と意見を交わし合うことで結果的に合宿を成功させることができたのは良い経験になったと思います。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

実は一度も利用者として直接訪れたことはありませんでした。しかし研究の過程で国立国会図書館デジタルコレクションを利用した時に収集されている資料の豊富さに驚き、そこから興味を持ち始めました。志望した理由としては研究や学問の知識を実際の国政課題解決にいかすことができることが一番大きかったです。また国家公務員として国レベルの視点を持ちながらも、レファレンスや電子情報サービスに関わる業務では利用者目線で考えることが必要など幅広い視点を持ちながら働くことができる点も魅力でした。

4.就職活動の方針

私自身が基礎研究を行っていたこともあり、基礎研究と社会をつなぐような公共性の高い仕事がしたいと考えていました。また、特定の地域より国全体の課題解決に関わりたいと思っていたため、国家公務員を志望していました。ほかには母校の大学職員も併願していました。自分の専攻(生物学)の試験がある所のみ受験していたため、併願数は少ないですがその分試験対策は集中できました。

5.当館職員採用試験の試験対策

当初は国家総合職を志望していたため、その対策をしていました。大学生協の公務員講座に参加しており、教養試験は講座のテキストを使って数的処理と文章理解のみ勉強していました。専門試験は独学で、国家総合職のために勉強してまとめたノートに国立国会図書館の過去問を解いて得た知識を補完していきました。面接試験はとにかく慣れが必要だと考えていたため、講座や大学キャリアセンターで週1回は面接訓練をしていました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第1次試験で初めて国立国会図書館を実際に訪れた時が一番強く印象に残っています。その広さときれいさ、建物内部のデザイン、蔵書の多さに圧倒されました。その時「ここで働きたい!」という想いが明確になったと思います。また最終面接は面接官の方が10人程いると合格体験記で読んでいたことや面接直前の待合室が豪華だったこともあり緊張していましたが、和やかな雰囲気だったため終わってみれば就職活動中一番楽しみながら会話できた面接でした。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

志望理由の一つでもある国会の立法調査業務にいずれは携わりたいと思っています。ただ図書館としての機能を支える司書業務にも大きな魅力を感じていますし、電子情報サービス、特に電子展示会で自然科学系資料を活用した展示会を作ってみたいという思いもあります。いずれにせよどの業務でも多くのことを学び成長し続け、幅広い専門性を持った職員になることが目標です。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立国会図書館を利用したことがない・最近知った、というような方でも少しでも興味をひかれるものがあれば、是非挑戦してみることをお勧めします。倍率の高さや図書館という専門性の高さに気後れするかもしれませんが、決してほかの公務員試験と大きな差がある訳ではないと感じました。特に面接試験では飾らず率直に自分自身を表現しアピールすることが一番良いと、就職活動が終わった今思います。就職活動は不安になったり落ち込んだりすることも多いかもしれませんが、そんな時こそストレスを溜めず体調に気をつけて頑張ってください。

【一般職試験(大卒程度)合格者】
4. 24歳男性(専門科目:社会科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

政治学(特に日本政治、日本政治外交史)を専攻しました。特に戦後日本政治と世論の関係について研究しました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

マラソンのサークルに所属していて、マラソンを頑張りました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

大学の授業やゼミで国立国会図書館デジタルコレクションをよく利用していました。それをきっかけに多数の史料を保存し閲覧できるようにするという仕事に興味を持ちました。また政治学を勉強していたことから、立法調査業務についてもやってみたいと思って志望しました。

4.就職活動の方針

本や活字に関わる仕事がしたかったため、出版業界を併願していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

第2次試験(専門試験)の過去問題がどうしても少なかったため、多肢選択式の一般的な公務員試験用の過去問題集を用意して、選択肢のような解答を自力で書けるように練習しました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第1次試験を受けたときに、試験会場の席が図書館の閲覧席だったのが面白くてワクワクしたのを覚えています。また最終面接では、広くて立派な部屋で何人もの面接官の方がいらっしゃったのでガチガチに緊張してしまいました…。新型コロナの影響で対面での面接に慣れていなかったのもあったかと思います。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

大学時代に先人が残してきた古い史料にお世話になってきて、またそれを読むのが好きだったため、現在ある資料を未来に伝える仕事ができたらいいと思っています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

私は就活なるものが(特に面接が)途方もなく苦手でしたが、諦めなかったら何とかなりました。そういうものかなと思うので、粘り強く頑張ってください。応援しています。あと皆さんが受験する頃には新型コロナが収束していたらいいですね。

5. 23歳男性(専門科目:社会科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

経済学部経済学科で、ゼミではジェンダー論を学んでいます。卒業論文は、男女のデートにおける行動についてゲーム理論を用いて分析する、ということをやっています。その前提として、実際の社会を分析する際に、合理的な人間を仮定してもよいのか、ということも考察しています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

大学ではボート部に所属していました。朝練をこなしてから学校に行くなど体力的にハードなこともありましたが、部員との寮生活はとても楽しく、充実した生活を送っていました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

学問の領域と政治の領域両方に近いことを魅力に感じ、国立国会図書館を志望しました。ほかにも、国際子ども図書館での業務や、データベースの管理など、魅力的な仕事がたくさんありました。

4.就職活動の方針

学問の知見を実際に社会にいかしていきたいという思いがあったので、国立国会図書館や国家総合職、国家一般職などを受験しました。説明会などにできるだけ参加し、働いている人の雰囲気と自分が合うかどうかを確かめるようにしていました。

5.当館職員採用試験の試験対策

科目は経済で受験しました。学部上級~大学院初級レベルのミクロ経済学・マクロ経済学の教科書を購入して勉強しました。その他必要に応じて経済数学の参考書なども活用しました。過去の問題をみて試験の傾向を分析することが大事だと思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

最終面接で失敗したと思っていたので、合格と分かったときは跳んで喜びました。手ごたえと結果が違うことはよくあるので、油断せず、落胆しすぎないことが大事だな、と思いました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

学問と社会のより一層の発展のために、自分の中に知識と経験を積み上げていきたいと考えています。どんな仕事にも意味があると思うので、配属された部署で自分の精一杯をぶつけていこうと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

筆記試験は勉強しただけ結果がついてきます。頑張ってください。面接試験では、自分を偽らずに真摯に質問に答えるといいと思います。大学のうちに様々なことに本気で挑戦することが大事だと思います。

6. 25歳女性(専門科目:社会科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

西洋現代美術史を専攻しており、特に戦後イギリスにおける具象絵画の興隆について研究しています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学部時代に、フランスへ1年間交換留学をしていました。授業についていけずに大変な思いもしましたが、ヨーロッパ各地を旅行したり新しい友人ができたりと、価値観の広がる経験になりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

何らかの形で学問に関わる仕事がしたいと思っていたところ、国立国会図書館では資料の収集や保存を通して文化的資産を後世に伝えることを目的としていることを知り、学問の基盤を支えることができる点に魅力を感じて志望しました。

4.就職活動の方針

公共性が高く、学問に関わる仕事をしたいと考えていたため、大学職員を併願していました。また学生時代に修得した外国語を活用できる業務があることも、基準のひとつにしていました。

5.当館職員採用試験の試験対策

第1次試験対策としては、数学を中心に公務員教養試験の過去問に取り組みました。第2次試験は法学の憲法と民法を選択し、それぞれ参考書と公務員専門記述試験の過去問を利用しました。面接に関しては、併願先で経験を積むことが一番の対策になったと思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第3次試験の面接です。就職活動中で初めての対面での面接だったため、オンラインでの面接以上に緊張しましたが、面接官の方々が穏やかな雰囲気をつくってくださったので、落ち着いて受け答えすることができました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

資料の収集・整理・保存業務をはじめとした司書業務にもっとも関心があります。しかし国立国会図書館にはこれに限らず多岐にわたる業務があるため、これから新しいことを学び知見を広げていくことを楽しみにしています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

倍率や難易度の高さから、長期にわたる試験期間中に不安になることもあるかと思います。しかし試験は最後まで何が起こるかわかりません、ぜひ後悔のないように挑戦してみてください。

7. 22歳女性(専門科目:社会科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

法学部で、民事訴訟法のゼミに所属していました。ゼミでは、重要判例や最新判例について、個別発表やディベートを行い、民事訴訟法全般について学びました。ゼミのほかには、国際法関連や知的財産法、少年法などの授業を履修し、法律について幅広く勉強しました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

所属しているゼミで参加した、他大学との合同ゼミが思い出に残っています。グループの一員としてディベートをしたことはもちろんですが、全国各地から参加している他大学の学生によるディベートを見学したことで、新たな考え方や意見の提示方法等を学び、よい経験になったと思います。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

もともと公務員志望であり、公務員の試験等について調べていた際に、国立国会図書館職員の存在を知りました。そこから、本などの資料に関する業務だけでなく、国会の調査業務なども行っていることを知り、その業務の幅広さや使命に関心を持ち、志望しました。

4.就職活動の方針

公務員志望であったため、国家公務員や地元も含めた地方公務員など、数多く受験しました。就職活動において重視した点は特にありませんが、思い返すと、勤務地や異動はあまり意識せず、業務内容や職場・職員の雰囲気等が自分に合っているかを意識していたと思います。

5.当館職員採用試験の試験対策

予備校での公務員試験対策が国立国会図書館の試験対策にもなりました。第2次試験の専門試験(記述式)については、ホームページに掲載されている過去問を見て、出題形式や時間配分を確認して臨みました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第2次試験の人物試験は、就職活動において初めてのオンライン面接だったので、上手く音声が届くかなど心配でしたが、始まってみると、面接官の方々がしっかりとお話を聞いてくださっていることが画面越しに伝わってきたこともあり、落ち着いて自分の考えを話すことができました。
また、第3次試験の人物試験については、鋭い質問が多く、上手く受け答えができなかったことを強く記憶しています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

調査業務や司書業務をはじめとする様々な業務に興味があるので、それぞれを経験できたらと思います。学ぶ姿勢を忘れず、自身のスキルアップに励み、一人の職員として、国立国会図書館の使命に貢献できるよう頑張りたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

倍率が高く、受験を躊躇する気持ちもあると思いますが、少しでも業務に興味があれば、受験してみるとよいと思います。就職活動中に、仕事や将来についての考えが変わることもあると思いますので、幅広い選択肢を持つことは大切なのではないかと思います。

8. 23歳女性(専門科目:人文科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

言語教育を専門にし、特に日本語を母語としない人を対象にした日本語教育について学んでいました。その一方で学芸員課程を履修したり、語学や理系科目の授業を履修したりと幅広く興味をもったものを学んできました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学生時代に打ち込んだのは、楽器を演奏する部活動です。演奏会の成功を目指し、皆で意見を出し合いながら曲をつくっていった経験は大変でしたが、貴重なものだったと思います。また、学業も、日本語教師と学芸員の二つの課程で忙しかったものの、留学生の日本語チューターをしたり、博物館資料の取り扱いを学ぶために実習をしたりと、得難い経験をできたと感じています。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

高校時代に図書委員の活動の一環で国立国会図書館の書庫を見学した経験が志望のきっかけです。委員会で発行していた小冊子さえもが資料の一つとして収蔵されているのを見て、本当に日本中の資料が集まる場所なのだと強く印象に残っていました。進路として公務員を検討した際にその経験を思い出し、調べたところ、業務の幅広さや、使命に魅力を感じ、志望に至りました。

4.就職活動の方針

国家公務員、民間企業(文化施設に関わるところや教育系のところ、外資系などの選考を受けに行きました)を併願していました。大学で学んできた内容をいかせそうか、仕事内容に興味をひかれるか、長く働ける環境があるか、海外と関わる機会があるか、という点を重視して、広く選考に臨みました。

5.当館職員採用試験の試験対策

第1次試験に関しては、国家公務員総合職試験のための勉強をしていたため、特別な対策はしませんでした。第2次試験の専門科目は、過去の試験内容を参照して、一番勉強が楽しそうな文学を選択しました。第1次試験合格発表後から、高校時代の国語総覧を読みこんだほか、文学についてきちんと学んだことが無かったため、長文記述対策に放送大学の文学関係の教科書を読んでいました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

一番印象に残っているのは、第3次試験の面接です。部屋の雰囲気も特別な上、面接官の方の人数が多く、とても緊張しました。採用試験を通して、倍率も高く、どんどん人数が減っていく中で残ることができたのは奇跡のようだと、合格発表のたびに思っていました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

志望のきっかけでもある、資料の収集に携わる業務に関心がありますが、業務の幅の広さが国立国会図書館の魅力だと感じています。どの業務に関しても、学び続ける姿勢を忘れずに、国立国会図書館の使命に貢献できるような職員になりたいと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立国会図書館の試験は倍率も高く、尻込みしてしまうかも知れませんが、やってみないことには何も始まらないので、少しでも関心があったら思いきって受験することをおすすめします。試験の問題も面白かったので、試験を楽しむつもりで臨むのも良いかも知れません。頑張ってください。

9. 23歳女性(専門科目:人文科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

ドイツ文学と哲学のゼミに参加し、ドイツの政治思想を中心に学んでいます。私は興味が分散していたため、途中で専攻を変えたり中途半端にいくつかの外国語に手を出したりしていましたが、そのなかで人や物事との思いがけない出会いもありました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

音楽系のサークルに3年間所属していました。演奏会を終えたときの達成感はもとより、サークルや、時には他大学の方々と一緒に練習し、交流を深めていた時間は大切な思い出になっています。また、外国語を学ぶことも好きだったので、資格試験を通過点にしながら気長に続けていました。卒業論文の準備として外国語文献を読む必要に迫られることも多く、助かっています。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

文章を読んだり、内容をまとめたりすることが好きなので、調査系の仕事が面白そうだと考えて志望しました。また、説明会に参加したときに、職員の方が「外国語も積極的に学んで、いかしてもらいたい」と仰っていて、語学を続けられる環境に魅力を感じていました。

4.就職活動の方針

公務員のほかに、大学職員や団体職員にもいくつか応募していました。学術に貢献したり、文献と関わりたいという気持ちを漠然と持っていました。また、社会構造を立法によって整えていくことに興味があったため、立法府に関わりたいとも考えていました。

5.当館職員採用試験の試験対策

私は大学生協の公務員講座を受講していたので、第1次試験はほかの公務員試験と合わせてそのテキストを使用していました。第2次試験は、第1次試験後に対策を始めました。「文学」を選択し、暗記は日中独露に範囲を絞って、高校時代の国語便覧を中心に覚えました。小論文は短い時間の中でアウトラインを作り、文章化する練習を何度かしました。面接は講座や大学のキャリアセンターに模擬面接をお願いしたり、他機関で実際に受けたりすることで場に慣れるようにしていました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

面接官の方々がとても穏やかかつ丁寧な物腰で積極的に話を引き出してくださったので、終始和やかな雰囲気で面接を受けられたことが印象に残っています。第3次試験では私の勘違いがあり、名乗るタイミングを失したまま面接を終えてしまったことが気がかりだったため、合格通知が届いたときは本当に安心しました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

現在は、立法に関わる調査業務に最も関心があります。コロナ禍をきっかけに、データ化された文献を多く扱うようになったのでそれらに関わる仕事にも興味がありますが、まずは幅広く図書館の業務を学びたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

倍率が非常に高いと聞いていたため、合格したら儲け物という気持ちを片隅に持ちながら選考を受けていました。もちろん合格のために力を尽くしましたが、長く、辛く感じることもある就職活動では、気負いすぎずに、休むときは期限を決めてきっぱり離れることが大切だと思います。皆さまが納得のいく結果で就職活動を終えられるように願っております。

10. 22歳女性(専門科目:人文科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

ロシア文化史のゼミに所属しています。20世紀前半の亡命ロシア人(特に、亡命の第一波と呼ばれるもの)に興味があり、彼らがフランスで発行していた雑誌を題材にして卒業論文に取り組んでいます。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

内向的な自分を変えたい、何かに挑戦してみたい、という思いで演劇サークルに飛び込んだことが大きな思い出です。学業や体育会の部活動との両立が難しく、長く続けることはできなかったのですが、このことをきっかけに、苦手意識があることや今までであれば尻込みしていたようなことに対してもぶつかっていけるようになったと感じています。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

専門性の高さ、業務の幅広さにひかれました。

4.就職活動の方針

図書館職員として働きたいという思いのもと、主に地方公務員の司書職や国立大学法人の図書を併願していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

教養試験の対策としては、市販の問題集を何度も解いていました。また、専門試験は図書館情報学で受験したのですが、図書館職員を目指す人向けの問題集を何周もして頭に叩き込んだほか、過去問を研究し、試験に出そうな重要事項についてまとめた自作のプリントを作るなどして対策していました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第1次試験、第2次試験ともに非常に受験者の数が多かったことが印象に残っています。合格通知をいただく度に、これほど多くの受験者の中から自分が第2次試験、第3次試験へと進めることが奇跡のようだと思っていました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

さまざまな業務に興味がありますが、その中でも、特に興味があるのは国際子ども図書館での業務です。図書館で働きたいと思った最初のきっかけが児童サービスに対する関心だったため、いつか子どもの本に関わる仕事ができたらと思っています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

受験するかどうか迷ったら、とりあえず受験申込書を出してみることをおすすめします。それだけで合格に一歩近づくはずです。

11. 28歳男性(専門科目:自然科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

量子光学を専攻しています。量子光学では、量子力学の原理への理解や、光への理解が欠かせません。また、単純な物理学的な興味が豊富に詰まっているほかにも、近年では工学的な応用も幅広く考えられています。特にこの工学応用の側面に関する研究に従事しています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

実験系の研究室に所属していましたが、実験に対する思い出が強くあります。実験は必ずしも順調に進むわけではなく、連日のように実験系をつぶさに観察することにより不具合箇所の探索を行うこともしばしばあります。物理の本質を理解し、不具合の原因を突き止め、それを改善し、最終的に実験がうまくいったときの感慨はひとしおです。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

本が好きであったため、というのが理由の一つです。大学生の頃には、大学の図書館で理学書を読む機会も多くあり、図書館という仕事に興味を持っていました。また、物理学に関する理解を深めるにつれて、知識や情報というものの大切さを身に染みて理解するようになったことも理由の一つです。国立国会図書館の情報資源を収集し提供する姿勢が自分の理想と合致したことで志望するようになりました。

4.就職活動の方針

就職活動中に重視したのは、幅広く資料や情報を扱える業務内容です。大学生の頃も大学院生の頃も、いわゆる理系として研究生活を行っていましたが、研究する際に、先人の研究を理解すること、つまり情報を十分に調べることの重要性を理解しました。それを踏まえて、理系であるかどうかに縛られることなく広く知識や情報を扱える業務内容を重視して就職活動をしていました。

5.当館職員採用試験の試験対策

教養試験に関しては、市販の国家公務員試験参考書等を使って勉強していました。専門試験に関しては大学院入試の勉強の復習をする形で勉強していました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第3次試験での面接が印象に残っています。面接官の人数が多いという情報は聞いたことがありましたが、実際に多人数の面接官を前にすると緊張もあり、あとから振り返ればもっと説明すべきことや適切な言い方があったのにと後悔するようなこともありました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

国立国会図書館の業務はいずれも情報の収集や提供に関わる仕事だと思います。そのためいずれの業務にも興味はありますが、中でも調査業務や電子図書館事業等に興味があります。今後は、様々な業務を経験することで知見を広げ、国立国会図書館の職員としての役割を果たしていきたいと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立国会図書館は、資料の収集や提供等を幅広く行う、情報の基盤となる組織だと思っています。そのような組織で働きたいという熱意を持つ人は、ためらうことなく受験するとよいのではないでしょうか。

12. 24歳女性(専門科目:自然科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

動物生態学を専攻しています。北アメリカに生息し、13年あるいは17年毎に大発生することで有名な周期ゼミに関する研究を行っています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学部卒業時に教員免許を取得してから教育への関心が深まり、ティーチング・アシスタントとして高校に勤務していました。生徒が研究を行ってまとめるまでを支援しながら、同じ前提知識を持たない相手に考え方や知識を伝えることの難しさを知り、他人に伝えることについて考えるよい機会となりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

もともと本が好きだったことから、就職先として国立国会図書館を意識するようになりました。業務内容を調べるうちに、私が就職活動の軸としていたサイエンスコミュニケーションに通ずる国会議員向けの調査サービスや一般利用者へのレファレンスを行っていると知り、魅力を感じて志望しました。

4.就職活動の方針

科学と社会、科学と人をつなぐサイエンスコミュニケーションに携わりたいと考え、それに関連した業務を行っている民間企業や地方公務員を併願しました。私自身はそのような軸を持って就職活動を行っていたつもりですが、志望業種がばらばらだったために不思議に思われることもあったようです。

5.当館職員採用試験の試験対策

教養試験は問題集にざっと目を通し、自分の知識が不足している分野、パターン慣れしておいたほうがよいと思った分野の問題を解きました。専門試験は生物学を選択しました。過去の問題から細かい知識まで問われると感じたので、学部時代の教科書を読み直すとともに、用語や反応を自分で説明できるよう復習しました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第3次試験の面接のときに、併願先について詳しく聞かれたことが印象に残っています。4. で書いたように複数の業種を受けていたからだと思うのですが、併願先の志望理由を掘り下げられたのは初めてで動揺しました。振り返ると、面接官の方は私が何をしたいのか、どのようなことを考えて就職活動をしているのかを知ろうとしてくださっていたのだと思います。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

立法調査業務に携わりたいと考えていますが、国立国会図書館について改めて調べるうちに国際子ども図書館での業務にもひかれるようになりました。様々な業務を経験できればと思っています。どのような業務に対しても、目的を的確に把握し、学び続ける姿勢を持って取り組みたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

試験に合格するために一番大切なのは受験することだと思っています。国立国会図書館で働きたいと考えている方は、倍率や試験にひるまず受験してください。また、採用試験を含め就職活動は長丁場です。目の前の試験に向き合いながら、本当のところ自分はどうしたいのか、考える余裕を持って頑張ってください。

【施設設備専門職員採用試験合格者】
13. 22歳女性(専門科目:電気、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

大学では電気電子工学を専攻しています。卒業研究ではダイヤモンド状炭素薄膜に関する研究をしています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

大学では勉強とサークル活動に力を入れています。校外では、短期間ではありますが税務署でアルバイトをしたことが良い経験になりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

技術系公務員になろうと決めてから、自治体を調べていく中で、父に紹介されて国立国会図書館の施設設備専門職員を知りました。小さい頃から本と図書館が好きでしたので、興味が湧き、志望しました。

4.就職活動の方針

併願先は、地方公務員の技術職(電気)を志望していました。もともと人の生活や社会を支える仕事に就きたいという思いが強く、国立国会図書館以外では、より住民の皆さんに近い距離で働きたいとも考え市役所などを志望していました。自分の性格も考え、民間企業も並行して就職活動を行うのは難しいと思い、民間企業は受験せず、公務員一本に絞って就職活動をしていました。

5.当館職員採用試験の試験対策

対策として、教養試験は地方公務員試験対策の過去問集を、専門試験は電気電子の公務員試験対策の問題集を何度も解きました。特に専門試験の記述式についてはホームページに載っている過去の問題を参考にしつつ、図書館の現状や問題について調べ、頭に入れて試験に臨みました。面接試験は想定される質問をまとめ、その対応を考えておくようにしていました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第2次試験のオンライン面接中に予定外の宅配便が来てしまいとても焦ったことが印象に残っています。面接官の方が焦らなくても大丈夫ですよと言って下さり、申し訳なさとありがたさで一杯になりました。全ての就職活動を通じて一番焦った瞬間でした。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

建築・機械などの他分野の勉強を積極的に行い、コミュニケーションスキルを身につけ、施設設備専門職員として、国立国会図書館がその役割を十全に発揮できるよう尽力したいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

少しでも気になっているのなら受験申込書を出してみることをお勧めします。また、総合職や一般職と比べれば倍率は低いかもしれませんが、試験が容易なわけではなく、適切な対策や今までの努力が求められます。最後まで諦めずに頑張ってください。

過去の合格体験記