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平成31年度職員採用試験合格者 合格体験記

平成31年度職員採用試験合格者(令和2年度新規採用予定者)が、自身の就職活動や今後の目標について書いたものです。今後の当館職員採用試験の受験を検討される方の参考になれば幸いです。

※記載した内容は全て、合格者個人の所感です。試験内容・試験対策等について、当館の公式の見解等を示すものではありません。

PDFファイルからもご覧いただけます。
平成31年度職員採用試験合格者 合格体験記(PDF:439KB)

<目次(ページ内)> ※年齢及び学歴は令和2年4月1日時点(学歴については卒業・修了見込み・在籍等を含む)

【総合職試験合格者】

【一般職試験(大卒程度)合格者】

【資料保存専門職員採用試験合格者】

【過去の合格体験記】

【総合職試験合格者】
1. 25歳男性(専門科目:社会科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

広い視点で社会の様々な問題を考察できる点に魅力を感じ、学部の時から憲法学を専攻してきました。大学院に入ってからは、特にヘイト・スピーチの規制と表現の自由との調整をテーマに研究しています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

サークル活動として、仲間たちと一緒に山野や離島を探索して生物観察をしたのが良い思い出です。観光旅行ではまず行かないような土地に赴き、図鑑でしか見たことがなかった生物と出会う度に感動していました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

自分のような好奇心旺盛な人間を歓迎してくれる職場のように感じたからです。実際にすぐに役立つとはわからないことであっても、興味を持って学ぶ姿勢を職務上肯定的に評価して頂けそうな点で、国立国会図書館は際立っていると感じました。

4.就職活動の方針

専攻していた憲法学の知見を活かせることから、公務員をメインに就職活動を行っていました。その中から、性格やライフスタイルといった(どちらかと言えば)私的な自分像との乖離が少ない職場を絞り込んでいったように思います。

5.当館職員採用試験の試験対策

専門試験の対策には市販の公務員試験用の問題集を何度も解き直し、予備校主催の模試も利用しました。集団面接の対策には過去問をもとに、一人でイメージトレーニング(全体の流れ、意見の応答など)を行いました。これは自分でも少々奇特な対策法のように感じましたが、意外と本番で役立ちました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

3次試験の個人面接で、面接官が10人程いらっしゃったのが印象的でした。今までこれ程大人数を前にして面接を受けたことが無かったので非常に緊張しました。いま振り返ってみると、それだけ多角的に志望者を評価することに重きを置いていた面接試験であったように思います。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

専門である憲法学を主軸に、積極的に幅広く学ぶ姿勢を大切にしていきたいと思っています。利用者の方々や代議士の先生方からどんな質問が飛んできても即応できるような職員になりたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

まずは東京本館でも関西館でも良いと思うので、一度利用してみることをおすすめします。国立国会図書館で働くイメージがより具体的になると思いますし、試験勉強がしんどい時の心の支えになるかもしれません。

2. 25歳男性(専門科目:社会科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

地域文化研究専攻に所属して旧東欧地域(特に旧ユーゴスラヴィアのセルビア)の民主主義などに関しての勉強をしていました、

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

アルバイト代を貯めて初めて一人で海外に行ったことです。全部で半年程度の期間でしたが色々な経験ができました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

就職活動の方針と一致するように思えたこと、本が好きなことが理由です。

4.就職活動の方針

外国語を役立てられそうなこと、公共に関係することの2点を重要視していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

1次試験は2月頃に市販の問題集を繰り返し解いて練習しました。2次試験は政治学を選択し、1次試験が終わったあと学部1年の時に購入した教科書を繰り返し読みました。歴史や時事的な内容に手が回らなかったので本番でかなり焦ったのを覚えています。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

試験ごとの間隔が長いので毎回結果が待ち遠しかったです。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

どのようなものであれ上司や先輩の皆さんに安心して仕事を任せていただけるようになりたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

倍率が高いことから自信を持てないかもしれませんが、少しでも関心があればまずは受験することを前提に行動してみるのが良いと思います。そこから自分の考えや志望がかたまってくるということもあります。

3. 23歳女性(専門科目:社会科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

法学部で政治学を中心に学びました。また、法社会学ゼミで19世紀後期から20世紀にかけてのアメリカ法史を扱った教科書を輪読し、担当箇所の日本語訳をゼミ内で発表しました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

私は大学2年生まではデザインや建築を学ぶ理系の大学に通っており、3年生から大学を変え法学部に編入しました。理系から文系に進路変更し様々な学問分野に触れたことは、苦労もありましたが視野を大きく広げるきっかけになり、そのような経験ができた大学生活のすべてが印象深い思い出です。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

調べ物や文章を書くことが好きで、調査員の仕事に関心を持ったことが志望のきっかけです。さらに、IT企業のアルバイトでブログサービスの終了に関わったことでインターネット上の情報を保存する難しさについて考える機会があり、ますます国立国会図書館に興味を持つようになりました。

4.就職活動の方針

情報を扱う仕事に興味がありました。出版社や新聞社など民間企業の受験も検討しましたが、より長期的な視点を持った職務に取り組みたいと考え、公務員試験のなかで調査業務に携われそうなものを選んで受験しました。

5.当館職員採用試験の試験対策

1次試験は、予備校の授業やテキストで対策しました。勉強を始めたのが2月末からと遅かったので、大学の授業前や昼休みなどの隙間時間に数的処理の問題を解くなど、時間を無駄にしないよう意識しました。2次試験はWARPを利用して閲覧した過去問を自分なりに分析し、教科書を読み込みました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

3次試験の面接で、大きな部屋に面接官の方々がずらりと並んでいる様子を見たときの緊張は忘れられません。また、地方在住のため、夜行バスや新幹線での頻繁な移動が就職活動を通して深く印象に残っています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

志望するきっかけとなったのは調査員の仕事ですが、大規模な図書館ならではの多岐にわたる業務を経験するなかで、まだ知らない自分の可能性に出会うことを楽しみにしています。どんな業務を担当することになっても、初心を忘れず日々研鑽し、国立国会図書館の使命に貢献したいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

筆記試験にしろ人物試験にしろ、最後の1秒まであきらめずに、知識や経験、熱意をアピールすることが後悔のない結果につながると思います。皆さまの就職活動が実り多きものとなりますよう、心から応援しています。

4. 24歳女性(専門科目:人文科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

卒業論文と修士論文ともにロシア美術をテーマに選びました。日本ではまだあまり研究が進んでいない分野なので外国語の文献に日々向き合い、教授の紹介で研究者の方とお会いしたり、ロシアに調査に行ったりと、学生ながら貴重な経験をしたと思います。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学部時代は吹奏楽団に所属し、演奏や幹部の仕事に打ち込みました。どちらでも中心的な役割を担うことが多くありましたが、単に指示を出すだけではなく、指導する後輩や一緒に仕事をする相手に寄り添って、自分も同時に成長していくことを学びました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

司書課程の授業を受けたことがきっかけです。日本の知的財産を守り、誰もが利用できるよう整備していることを知って、自分のそのような仕事に携わりたいと思いました。特に、関西館で図書館情報学実習をさせていただいた際に具体的な業務を知ることもでき、大きなモチベーションとなりました。

4.就職活動の方針

「知る権利」や学問の環境を守ること、それによって社会に貢献できる仕事がしたいと考えていました。国立国会図書館を第1志望に、大学職員(独自採用・近畿地区統一採用)が第2志望、一般企業は少し視野に入れる程度でした。一般企業では教育関連、新聞社などにエントリーしました。

5.当館職員採用試験の試験対策

2次試験は文学を選択しました。高校時代に使っていた日本史・世界史の教科書から、文化史のページにある文学作品とその作家を中心に、文学辞典を使って60~100字で説明できるようにしました。論述・論文などについて特別な対策はせず、自分の専門や問題意識に引き付けて論じることを心掛けました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

3次試験が印象に残っています。面接では緊張感にのまれてしまい、うまく受け答えができた気がしませんでしたが、思い返してみれば、私の本心を知ろうとしてくださっているような質問ばかりだったと思います。集団討論では自分が考えてもいなかったような意見を知ることもでき、受験者の多様さやレベルの高さに刺激を受けました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

今一番興味があるのは、図書館協力です。日本中の図書館を結び付け、サービスの根本的な向上を図るという、国立国会図書館にしかできない業務に携わりたいと思っています。しかし、本当に多様な部署があり、そのいずれにも興味があります。様々な業務を経験して、図書館はどのような役割を求められているのか知り、自分はどのような働きができるか考えたいと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

私は早い段階から国立国会図書館に関心を持っていたにもかかわらず、倍率の高さにしり込みして中途半端な就職活動をしてしまったと思います。しかし、自分が働きたいのはやはりここだけだと思い、強い熱意をもって試験に臨みました。長丁場の就職活動になるので、自分が本当にやりたいことは何か、じっくり考えてみるのもいいと思います。どうぞ健康に気を付けて就職活動に臨んでください。

【一般職試験(大卒程度)合格者】
5. 27歳男性(専門科目:社会科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

大学時代は法学部に所属し、法律学を専攻しました。憲法・行政法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法の5分野にわたって6つのゼミナールに参加し、とりわけ、行政法のゼミナールにおいては、判例研究の傍ら、制裁目的の公表とその救済手段、同性婚立法化に向けた現行法上の課題についても研究しました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

国際模擬商事仲裁サークルでの活動が印象に残っています。国際模擬商事仲裁(大会)では、国際的な商取引の紛争を仮想し、英文資料の読込み、事案・論点の分析、申立人・被申立人双方の立場からの書面作成などの準備をした上で、口頭弁論を行います。国際私法の予備知識を持たない私にとっては、非常に骨の折れる作業の連続でした。大会3か月前には、半数のメンバーが脱退するハプニングも起きましたが、残ったメンバーと協力して日本大会出場を果たすことができた際は、大きな達成感を得られました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

国立国会図書館のサービスは、かねてより大学での勉強や個人的な趣味(江戸の刑罰史に関する調査)で活用していましたが、就職先として意識し始めたのは、国立国会図書館法案成立時の国会会議録を読んだときです。国立国会図書館の抱く使命や先人たちが寄せた期待の大きさに心打たれ、私もその働きの一端を担いたいと思うようになりました。

4.就職活動の方針

就職活動では、公益性の高さとやりがいの大きさの2点を軸に据え、立法府を中心に幅広く公務員試験を受けました。具体的には、国立国会図書館に加え、参議院法制局や参議院事務局、裁判所、地方検察庁を併願しました。受験日程は調整が難しく、移動にも苦労しましたが、各官庁の説明会や面接を通してそれぞれの魅力を新たに発見したり、違いを見出したりすることもあったので、結果的には選択肢を広げておいて良かったと思っています。

5.当館職員採用試験の試験対策

教養試験に関しては情報が少なく不安でしたが、他の公務員試験と同様の対策で対応することができました。
専門試験では法学を選択し、司法試験・予備試験対策用の演習教材や過去問を活用しました。特に憲法では、時事的な論点が出題されることが少なくないので、最新判例のチェックも欠かせませんでした。なお、記述試験では、最初に答案構成をするのが一般的ですが、総合職試験については構成に費やせる時間が非常に限られているので、その点を考慮して準備なり科目選択なりをすることをお勧めします。
英語試験の対策としては、約1か月前からニュース配信アプリを利用し、毎晩就寝前に新聞記事を読みました。繰り返し扱われるテーマについては、単語を暗記したり、(日本語でも構わないので)背景知識を押さえたりしておくと、後々役立つと思います。
面接試験については、予備校の模擬面接を利用し、復元記録を元に想定問答集を作成しました。また、他の官庁で面接を受けた際は、その都度反省点を書き出し、次の面接に活かせるよう心がけました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

3次の面接試験が最も印象に残っています。面接官の方々が、とても丁寧に私の話を聞いてくださったので、終始落ち着いて質問に答えることができました。また、大学での研究活動について、テーマにとどまらず、具体的内容にまで踏み込んだ質問を受けたのは初めてで、つい嬉しくなり、長々と回答してしまったのを覚えています。
就職活動全体を振り返ると、特に面接の準備で苦労しました。自分が学んだことや経験したことを語るのは容易です。しかし、それらを通じて自分がどう変化したのか、そもそも自分の性格はどのような特徴を備えているのか、といった内面的な事柄について、自己分析し、さらに言語化するのは大変でした。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

国立国会図書館の魅力はその業務の幅広さと、アカデミックな職場環境にあると思います。志望のきっかけとなったのは調査業務ですが、司書業務・一般事務を含め多種多様な業務を経験していきたいです。また、入館後は各種研究会や勉強会を活用しつつ、専攻分野にとらわれることなく、知識や経験を積んでいきたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立国会図書館では、採用説明会や参観が随時催されているので、少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ一度足を運んでみてください。高倍率を前に不安やためらいを感じる方は少なくないと思いますが、合格後のイメージを具体的に持つことは、長く険しい就職活動を乗り越える上で、大いに役立つと思います。

6. 23歳男性(専門科目:社会科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

法学部で、様々な法律について学びました。特に、憲法に力を入れており、新しい人権であるパブリシティ権について詳しく学びました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学生時代の一番の思い出は、バドミントンサークルでの活動です。週2回の活動にほぼ毎回参加し、活動のある日以外でも大会に向けて友人たちと切磋琢磨しながら練習を行いました。そのおかげで、目標としていた大会でベスト4に入ることが出来ました。サークルを引退する際には、思わず涙ぐんでしまうほどで、かけがえのない友人たちを得ることが出来ました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

私の通っている大学の図書館でアルバイトをしていたことから、図書館の役割の重要性を感じていました。また、幼いころから本が好きだったため、本に関する職業に就きたいと考えていたこと、さらに中学生のころから国政に関わる仕事に興味があり、国立国会図書館の調査業務に魅力を感じたことから、国立国会図書館で働きたいと思うようになりました。

4.就職活動の方針

社会貢献や公共性の高い仕事に就きたいと考えていたため、公務員に絞って就職活動を行いました。国立国会図書館の他には、国家公務員や都庁、裁判所、国立大学法人等を受験しました。

5.当館職員採用試験の試験対策

1次試験の教養試験は予備校での公務員講座で対策を行いました。2次試験の専門試験は、法学を選択しましたが、大学での授業で学んだことや予備校での答案練習が役に立ちました。面接試験についても、大学や予備校の行っている面接練習に何度も参加し、本番で緊張しないように対策を行いました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

3次試験での面接が、印象に残っています。とても緊張していましたが、面接官の方々が優しく丁寧に話を聞いてくださったので、リラックスして臨むことが出来ました。終始和やかな雰囲気で面接が進んだので、自分の持ち味や熱意を伝えられたのではないかと思います。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

司書業務と調査業務に興味があります。司書業務では、資料の保存やレファレンスに、調査業務では、特に教育分野についての調査に携わりたいと考えています。この他の業務も大変重要なものですので、どんな業務に携わることになっても頑張りたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立国会図書館職員の試験に限らず、公務員試験、就職活動はかなりの長丁場になるので、とにかくポジティブに生活することが大切だと思います。また、面接では明るく元気よく、自信を持って臨むことが大切だと思います。

7. 22歳男性(専門科目:社会科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

大学では法学部に所属し、法律学や政治学など幅広く学んできました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学生時代は特に、体育会体操部での活動に注力しました。体操という厳しい競技を通じて、強い心身を得られたと感じています。また主将も経験し、大変良い思い出となっています。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

当初はそもそも受かると思っておらず、日程があったので他の公務員試験の練習というつもりで受験しました。しかし、日本中の図書を扱っていることや国会の補佐、論文の執筆など幅広い業務を通じて自らを成長させることに魅力を感じるようになり、次第に強く志望するようになっていきました。

4.就職活動の方針

視野を広げようと考え、国家公務員・地方公務員・民間企業などを幅広く受けていました。その活動の軸としては、こちらが就職先を選抜するという気持ちで、自分を安売りしないように意識していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

1次試験は特に対策していません。2次試験は過去問が期末試験と似ていたので、大学の授業を復習しました。また面接は民間企業の受験が良い経験になりました。特に論述試験は他の公務員試験とは異なるため、早くから分野を絞って対策を講じるのが良いかと思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

とにかく倍率の高さに怖気づいていました。ですので通過するたびに、信じられない気持ちと自信とが生まれました。最終面接でテンポよく学問的な点を深堀されていったことが、職員の方々のレベルの高さを痛感し特に印象に残っています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

様々な経歴や動機をもつ職員の方々に揉まれ、また幅広い業務を通じ、自らをさらに成長させたいと思っています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

独特な試験であったり高い倍率であったり、不安な要素が多いと思います。しかしそれゆえ、魅力の多い仕事でもあると思います。頑張れば受かるなどと安易なことは言えませんが、日頃から勉強や様々な社会活動に精を出し、悔いのない選択ができるように頑張ってください。

8. 27歳女性(専門科目:社会科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

学生時代の専攻は平和研究で、イスラエル・パレスチナ紛争を専門にしていました。学部卒業後、現在は学習塾の職員として働いています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

元々学ぶことそのものや学びに携わることが好きで現在の教育に携わる仕事を選びましたが、子ども自身が関心を持つ内容より成績向上を追求せざるを得ないところに限界を感じることがありました。
そんな中、友人が国立国会図書館のサービスを利用して知見を深めるのを楽しむ姿を見、これこそ学びの意義の最たるものだと感じたことが国立国会図書館への転職を考えるきっかけとなりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

この国の知の基盤を支える仕事に大きな魅力を感じたことが、国立国会図書館職員を志望した理由です。書籍・インターネットといった媒体を問わず集約された知識や文化を未来に向けて残すだけでなく、立法過程への活用や利用提供を通じて社会に還元できる、そんな仕事は他にないと感じています。

4.就職活動の方針

今よりもステップアップしたいという思いが強かったため、その仕事をする自分の姿を想像して今よりもわくわくできるかどうか、誇りを持って働ける場所であるかどうか、ということを重視していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

1次試験対策は、国家一般職用の問題集を使って各分野の知識を広く入れ直しました。
2次の専門試験は記述式なので、暗記よりもいかに自分の頭の中に答案作成の回路を作るかを重視し、問題集の解答例を自分で再現しつつ頻出の論点を整理しておくといった対策を行いました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

採用試験全体を通して、お会いする職員の方がどなたも丁寧に、かつ和やかな雰囲気で対応してくださったことが印象的でした。そのおかげで、過度に緊張しすぎることなく筆記試験や面接に臨むことができたと感じています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

納本制度の運用や資料の利用提供の過程に携わってみたい思いがありますが、仕事として非常にやりがいのありそうな調査業務についても強く関心を持っています。興味関心を持って学ぶことを自分自身で制限せず、まずは今持っている力を生かして様々な業務に取り組んでいきたいと思っています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

館内見学のある業務説明会には、ぜひ足を運んでいただきたいです。国の図書館としての顔と国会活動を補佐する機関としての顔、どちらも覗き見ることのできる貴重な機会なので、きっと就職活動において実りある時間になることと思います。

9. 22歳女性(専門科目:社会科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

法学部で主に政治学を専攻し、特に町おこしについて研究していました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学問関連ではないですが、初めて夜行バスに乗って、憧れだった会津若松を一人で旅したことが一番心に残っています。様々なハプニングにも見舞われましたが、史跡巡りができて充実した旅になりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

物心ついたときから読書が好きで、今でも週一ペースで地元の図書館に通っているため、唯一の国立図書館であることに惹かれました。国内すべての出版物を恒久的に後世に遺すという業務の唯一性、網羅性、重要性に魅力を感じ志望しました。

4.就職活動の方針

民間よりも大規模で長期的な事業ができる公務員を目指し、国家公務員や地方公務員などを併願しました。

5.当館職員採用試験の試験対策

公務員試験対策を行っている予備校に通い、国家一般職・地方上級コースで勉強していました。二次試験対策としては国立国会図書館のHPを見て過去問をチェックし、面接は大学のキャリアセンターや地域のハローワークを活用しました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

面接は厳格な雰囲気で、答えにくい質問も多かったことが印象に残っています。まさか自分が合格するとは露ほどにも思っていなかったので、2次合格の際も、最終合格の連絡をいただいたときにも非常に驚きました。うまくいかないことも多い就職活動でしたが、最終的に大好きな図書館で働けることになり、非常に嬉しいです。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

一番に興味があるのは資料保存やレファレンスなどですが、様々な業務を経験して自分の経験や可能性を深めていきたいです。何事にも物怖じせず挑戦していきたいと考えています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立国会図書館は非常に倍率が高いので、まさか自分が受かるわけがないと思うかもしれませんが、その方が肩の力を抜いて受験できて良いのかもしれません。私も力を抜いて挑んだ結果、今があるので、自然体で挑戦してもらえればよいのかなと思います。

10. 25歳女性(専門科目:人文科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

学生時代は、日本近代文学を専攻し、太宰治の研究をしていました。太宰には数多くの作品がありますが、その中でも小説の書けない少女の嘆きを綴った「千代女」という作品に焦点を当て、江戸時代に活躍した俳人である「千代女」をこの作品の題名にしたのはなぜか、作品発表当時の「千代女」の受容状況を教科書や新聞から調査し「千代女」という存在が意味するものを踏まえたうえで、考察しました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学生時代は、サークル活動に力を入れました。私は手芸のサークルに入っていたのですが、毎年大学祭で開催する展覧会に合わせ、毎年それまで自分のやったことのない分野の手芸に挑戦し、その作品を展示していました。また、このサークル活動で知り合った仲間と軽音楽活動も行い、CDを作ったのも思い出です。新しいことに挑戦し続けた学生時代であったと思います。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

博士課程に進み研究者になる道と大変迷ったのですが、納本制度を備え、蔵書コレクションが最大である国立国会図書館で、その資料の整備をし、研究・調べもののしやすい環境を作ることが、多くの人の役に立つ仕事なのではないかと考え、そこに非常に惹かれるものを感じたので、国立国会図書館職員になることを志望しました。

4.就職活動の方針

元々本や論文などが好きで、それに携わる仕事がしたいと考えていました。その中で、論文そのものに真正面から取り組む研究者か、国内最大級の蔵書を誇り、本や論文の環境を整備することのできる国立国会図書館の職員のどちらかになりたいと思いました。どちらも大変意義ある仕事ですが、どちらがより多くの人の役に立てるかを考えた時、国立国会図書館の仕事の方によりやりがいを感じたので、最終的にこちらの道を志望しました。

5.当館職員採用試験の試験対策

1次試験の対策としては、国家公務員試験の過去問題を解きました。ただ、まだこの頃は進路に迷いがあったので、十分に勉強をすることができませんでした。2次試験の専門科目は、私は文学だったので、公開されている過去の問題を解くと共に、文学史の本を一から読み直し、自分で問題を考え、自分で解くという作業をひたすら行いました。英語の長文にも慣れるため、英語圏のニュースサイトの記事を読むようにしました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

採用試験で印象に残っているのは、2次試験の専門科目でただ知識を問うものだけでなく、ある命題に対して、私自身が是か非どちらの立場をとるかを論理的に説明する問題があったことです。知識を踏まえたうえで、自分の力で考えることを求められているように思いました。また、面接は2次試験、最終試験ともに面接官の方が柔らかな雰囲気でとても話しやすかったです。少し緊張してしまい、答えにつかえるところもあったのですが、こちらからのどんな回答にも丁寧に耳を傾けてくださったのがとても嬉しかったです。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

レファレンス協同データベースを見ていると、研究者に限らず、一般の方や学生、子供たちまで、ありとあらゆる人々が様々な疑問を持って図書館に足を運んでいることがわかります。何かを知りたいという気持ちは、人間の根源的な衝動であり、その気持ちはとても大事にしなければならないように思います。私は、その疑問を解消する選択肢として、図書館がもっと身近に手軽に挙げられるようになる手助けをしていけたらいいなと思っています。具体的には、レファレンス機能の充実を図りたいです。また、レファレンスも含め、国立国会図書館の西の窓口として関西館をより盛り上げていきたいとも思っています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

私が国立国会図書館の職員に本格的になろうと決めたのは、1次試験に合格した後と言っていいくらいです。少しでもこの仕事に心惹かれるところがあれば、まずは応募だけでもしてみるべきだと思います。本気でこの仕事をやりたいと思い、努力したのなら、遅すぎることはないと思います。ぜひチャレンジしてみてください。

11. 24歳女性(専門科目:人文科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

日本近代文学を専攻し、国学者・歌人の折口信夫の小説や短歌について研究しています。近代という時代においてどのように古代がまなざされ、形づくられていったのかということを彼の描く創作の世界を通じて考えています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

修士論文の執筆に力を入れました。漠然とした興味関心をもとに、様々な研究書や資料をよみ、考え、表現に試行錯誤しながら1つの解釈をまとめていく作業は、苦しいこともありますが、大学院での何物にも代えがたい経験だと感じています。また、研究の中で、小説の背景にある文化や社会制度について調査することが多くあり、図書館を訪れて当時の雑誌・新聞を見ていました。明治大正の人々が実際に見ていた資料が残っており、それを現代の自分がさわってよむことができるということに対する驚きと喜びや、「もの」それ自体が存在していることによって伝えられる時代のリアリティに圧倒されました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

情報の保存、流通、継承において国立の図書館として制度の整備などのより大きな視点から関わることができることに魅力を感じています。特に、大学院で人文情報学という分野に触れ、電子資料を持続可能、共有可能な形で公開することで、新たな知の発見や創出に貢献できるということを学び、デジタルアーカイブや次世代デジタルライブラリーなどの国立国会図書館の先進的な取り組みを通じて、新しい情報のあり方に制度などの面から関わっていきたいと思い志望しました。

4.就職活動の方針

司書資格を取得する中で、誰もが自由に学ぶことを保障するという図書館の理念に惹かれ、その中でも研究に近い所で働けるという点で国立国会図書館と国立大学法人の図書区分を受験しました。働く環境としては、様々なバックグラウンドを持った人がいること、学びつづける環境があることを重視し図書館の中でも規模の大きな館を志望しました。

5.当館職員採用試験の試験対策

教養試験は市販の公務員試験テキストで法学、数的処理、判断推理を中心に対策しました。専門試験は文学で受験し、大学院の入試問題などを解きました。独学で膨大な試験範囲を全て対策するのはやはり困難だったので、情報収集の上で科目に優先順位をつけながら勉強することを意識しました。
また、筆記試験よりも面接試験に不安があったので、志望動機や自分が今まで経験してきたことを文章にまとめたり、キャリアサポートルームやハローワークを利用して模擬面接をしました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

最終面接で、自分の研究内容や経験について面接官の方から鋭い質問を投げかけられ、答えるのに苦労しましたが、他の併願した機関と比べても深い部分まで自分の考えを聞いてもらえ、就職活動の中で最も印象に残っている面接です。
就職活動全体を通して、進学を含めて様々な選択肢と迷いながらどうして国立国会図書館で働きたいのかということを考えつづけていました。自分の知識や経験を意義づけ、志望動機を言語化していくこと、自分を見つめなおすことに時間をかける機会は就職活動の時くらいしかないので、悩みながらもやってきてよかったと思いました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

業務の幅広さも国立国会図書館の魅力の一つだと思うので、様々な場所で経験を積んでみたいですが、その中でも特に電子図書館事業に興味があります。特に資料の利活用に関心があり、デジタルアーカイブや次世代デジタルライブラリーに関わる業務などを通じて電子資料の新しい可能性を考えていけたらと思います。情報技術の発達で、資料の二次利用が次第に容易になっている中で、「よむ」ものにとどまらない資料の価値を創造できる場所として国立国会図書館が果たしていく役割は重要になってくると考えています。また、資料を見たり、調べる作業も自分に向いていると思うので調査業務にも興味があります。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

採用試験の倍率の高さに躊躇してしまうこともあると思いますが、私も受験に迷ったときに先輩方の合格体験記を読んで、合格すると思っていた方が少ないことに驚き、「とりあえずやれるだけやってみよう」という気持ちで受験に踏みきりました。今ではその選択をしてよかったと思います。
先が見えない就職活動の中で、「どうして国立国会図書館で働きたいのか」という核の部分に支えられました。この問いに対する答えを持ちながら皆さん受験に臨まれることと思いますが、まだ明確になっていない方はぜひ国立国会図書館を実際に訪れたり、業務説明会に参加してみてください。

12. 22歳女性(専門科目:人文科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

主に英語圏の言語学や文学について学びました。専攻は意味論で、特に動詞が持つ語彙的な意味についての考察をしています。卒業論文では、日本語と英語で動詞が含意する意味内容の違いを比較をする研究を行っています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

大学1年生の春休みにイギリスに短期留学をしたことが特に思い出に残っています。海外で生活をするのは初めてで、日本とは異なる環境に多くの刺激を受けました。英語でディスカッションやレポート作成を行い、実践的な英語に触れることができたのはとても貴重な経験であったと実感しています。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

大学図書館で学生アシスタントの活動を行う中で、図書館の業務に興味を持ちました。さらに、大学で国立国会図書館の業務説明会が行われた際に調査業務についてのお話を聞き、幅広い業務を通して広く国民全体に貢献できることにやりがいがあると考え、志望しました。

4.就職活動の方針

併願先は東京都庁と民間企業1社です。とにかく「自分が好きなこと・やりたいことに挑戦できる職場」という点を重視し、併願先を徹底的に絞りました。自己分析をしっかりと行い、自分はどんな仕事をして何を身に付けたいのかを明確にしたことで、後悔のない就職活動ができたと感じています。

5.当館職員採用試験の試験対策

大学2年生の秋から予備校に通い、苦手な数的推理から対策を行いました。また、2次試験の専門科目は自分の専門に最も近い文学で受験しました。関連する大学の授業を履修・聴講し、先生にお願いして2次試験の過去問を解いたものを添削していただくなどしました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

就職活動全体を通して得た最も大きな学びは、自分が多くの人に支えられているということに気づき、感謝できたということです。採用試験では特に2次の専門筆記試験が印象に残っています。過去問を見ると専門試験の論述問題のテーマが非常に高度で、練習では十分な文字数で論述を行うことができず、合格を諦めかけた時期もありました。しかし、何度も過去問を解いて大学や予備校の先生に添削をしていただいたおかげで段々と書き方のコツをつかむことができるようになりました。試験本番の論述問題もやはり難しいと感じましたが、何度も練習を重ねたおかげで落ち着いて自分の意見を最後までしっかりと書くことができました。2次試験の合格発表では驚きと嬉しさで胸がいっぱいになり、お世話になった先生方に真っ先に電話で報告をしたことを覚えています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

最も関心があるのは調査業務です。様々な分野について学び、機会があれば海外での調査も経験してみたいと考えています。また、大学図書館でのアシスタント経験から、司書業務にも興味があります。多様な仕事を経験する中で視野を広げ、国立国会図書館を利用される方々の「知りたい」という思いに真摯に向き合うことを大切にしたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

受験期は国立国会図書館の試験倍率の高さに圧倒され、不安を感じる方も多いのではないかと思います。私も試験勉強の過程で何度も合格を諦めそうになりましたが、今の私がこうして合格体験記を書いているのは、最後までわずかな希望を捨てずに「国立国会図書館で働きたい」という思いを持ち続けたからです。就職活動は最後まで何が起こるか分かりませんが、「なぜ国立国会図書館で働きたいのか」という問いを追求することによって、きっとご縁が良い方向に導いてくれるのだと思います。試験勉強だけではなく色々な経験を大切にしながら、頑張ってください。

13. 22歳女性(専門科目:人文科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

日本史を専攻しています。卒業論文では、江戸幕府14代将軍徳川家茂に焦点を当て、幕末期の将軍が置かれた状況と、そこで果たそうとした政治的役割について検討しています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

所属していたサークルの活動です。一緒に競技を始めた同期が次々と実力をつけ大会で勝ち上がる中、私はなかなか結果を出せずにいました。その中でも、同期や先輩と自主練を重ねたり、助言を貰ったりしながら、自分なりの目標をもって練習を続けたところ、少しずつ試合で手応えを感じるようになっていったことが嬉しかったです。また、サークルの練習運営も思い出深いです。私の代が指導を担当した1つ下の代は、例年の2倍以上の人数が入ってきて、従来の運営方法では時間も場所も足りないという課題が生じました。それに対応するために、運営担当の同期でこまめに集まって話し合い、意志の統一や情報の共有を図りました。その結果、新入生や同期との信頼関係が深まり、サークル全体で良い方向に向かうことができました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

大学で歴史学や博物館学を勉強する中で、資料を後世に残し伝えることや、それを人々が自由に活用できる環境を整えることの重要性を実感しました。そこで、歴史や文化を支える仕事、資料と人を繋ぐ仕事がしたいと考えるようになり、国内外の資料を広く収集、提供している国立国会図書館の業務に関心をもちました。日本唯一の「国立」「国会」図書館として、目先の利益に左右されることなく、国全体の知的活動を支え、国の過去と未来に繋がる役割を担っている点に魅力を感じました。ちなみに、国立国会図書館の職員という仕事自体を知ったのは、大学2年生の冬に偶然学内で開催されていた業務説明会に参加したことがきっかけでした。

4.就職活動の方針

私生活との両立がしやすいことや、身分が安定していることから、元々公務員を志望していました。その中でも、歴史学を勉強してきた自分のバックグラウンドや興味を生かした仕事に携わりたいという思いがあったため、国立国会図書館の他は、国立大学法人等(博物館や大学の職員など)の志望度が高かったです。地方自治体や国家一般職なども併願していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

1次試験の教養科目は、公務員予備校の授業や問題集を利用して勉強しました。1次試験は過去問が公開されていないため不安がありましたが、他の公務員試験対策の知識を生かして対応できました。2次試験の専門科目は、専攻かつ得意分野の史学を選択しました。1次試験が終わってから、高校の教科書を軽く読み返し、歴史的な用語や流れの要点をさらうようにしました。面接に関しては、面接カードの項目や定番の質問について自分なりに掘り下げ、聞かれたことに対して伝えたい要素をまとめておきました。本番前に予備校で模擬面接をしてもらい、自分の言葉で話す練習をしたり、客観的なアドバイスをもらったりして、自信をつけました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

面接試験が印象に残っています。私は、就職活動全体を通して、国立国会図書館が初めての面接でした。自分なりに準備はしたので頑張ってくるぞ!という意気込みと、まだまだ手探りだったので当たって砕けろ!という開き直りが半々の状態で臨むこととなったのですが、試験官や面接官の方が終始穏やかに接してくださったので、気負わずに伝えたい内容を話すことができました。この経験があったことで、就職活動に対して前向きなスタートを切ることができ、最後まで焦ることなく挑むことができたと思います。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

国立国会図書館の業務は、大きく司書・調査員・参事に分けられますが、中でも現在は司書の業務に関心があります。というのも、蔵書の構築は、図書館における全ての業務の基盤だと思うからです。また、資料と人を繋ぐ仕事に携わりたいという思いがありますので、実際に図書館の現場に出て、利用者の方と接したり、企画展を作ったりといった業務にも関心があります。とはいえ、非常に多様な業務がありますので、まずは任された仕事1つ1つに真摯に向き合い、視野を広げていきたいと考えています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立国会図書館は、他の公務員や民間企業に比べて非常に倍率が高く、試験情報も少ないので、目指すうえで不安が大きいかと思います。私もそうでした。しかし、実際に東京本館を利用したり、パンフレットやホームページを見たりしながら(直前期はこのページの合格体験記を読んで励まされていました)、国立国会図書館の職員として働きたいという憧れの気持ちを忘れずに試験や面接に臨んだことで、良い結果をいただくことができました。少しでも国立国会図書館という職場に関心があるのなら、最初から自分で選択肢を絞らず、ぜひ挑戦してみてください。自分の納得のいく就職先と縁を結べるよう、応援しております。

14. 26歳男性(専門科目:自然科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

日本近代文学を専攻しており、卒業論文は安部公房について書いています。以前は物理学を専攻していて、その時は極低温での固体の物性を研究していました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

思い出は色々ありますが、遊んだことばかりです。文転してからの期間は人生で一番まじめに勉強したと思います。色々中途半端なまま終わってしまったことが多いのですが、塾講師とコンビニのアルバイトは長く続けることができ、自分でも満足しています。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

森見登美彦さんのエッセイをきっかけに国立国会図書館を知り、ホームページを調べたり、説明会に参加するようになりました。調査、研究などの業務内容が魅力的だったこと、理系文系の両方を知識をいかせそうだと思ったこと、説明会で感じた雰囲気が良さが志望の理由です。

4.就職活動の方針

国立国会図書館以外はあまり考えていなかったです。他の公務員試験は受けておらず、民間企業も数社申し込みましたが、面接練習のような気分で受けたため全滅しました。もしだめだったら秋採用で頑張ろうという心持ちでした。

5.当館職員採用試験の試験対策

1次試験は市販の過去問集で対策しました。2次の専門試験は物理学を選択し、院試の際に使った演習書と、ホームページに上がっている過去問を使って対策しました。英語の対策としては、1年前に出題された英文を読みました。2次、3次の面接は、民間企業での面接の経験が役に立ったと思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

2次試験の面接前で緊張していた時、職員の方が話しかけて下さりありがたかったです。 採用試験は結果が出るまで長く、勉強も思うように進まないことがあり憂鬱な気分になることが多かったです。うまくリフレッシュすることが大切だと思いました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

Webページの保存に関して興味があります。また物理学を専攻していたので、その経験もいかせるような業務につけたらいいです。 与えられた仕事をしっかりこなせるよう、精進していきたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

悩んだら受験申し込みをしたらいいと思いますが、試験が簡単ではないため対策はしっかりする必要があると思います。私自身はもっと計画的に試験勉強や就活をすれば良かったと反省しています。体調を崩さないように頑張って下さい。

【資料保存専門職員採用試験合格者】
15. 23歳女性(大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

大学・大学院ともに専攻は保存科学です。津波や洪水等で水損した紙資料の乾燥方法について研究していました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

大学時代に、東日本大震災の津波で被災した公文書の調査に参加する機会を得て、ドライクリーニング作業を体験させていただきました。この調査に参加したことから、被災資料の保存・修復処置に興味をもち、勉強するようになりました。
資料保存に関係することでは、博物館実習もよい経験です。私は文書館で実習をさせていただきましたが、業務全般を体験させていただく中で、資料の保存と利用のバランスの難しさを多くの場面で実感しました。望ましい資料保存・保存環境とは何か、多角的に考える機会となりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

前述の被災公文書調査への参加や博物館実習、また、東京都立中央図書館資料保全室の見学や種々の講演会への参加を通して、「文化財」以外にも保存の対象となる資料が存在することや、資料の保存には多角的な視点が必要だということを学びました。図書館学の勉強をしていたこともあって、一般の人びとに利用される図書館資料の保存にとりわけ興味をもっていました。
以上のような経緯から、資料保存に関わる仕事をしたいと考えたため、国立国会図書館資料保存専門職員を志望しました。

4.就職活動の方針

資料保存に関係する仕事を就職活動の柱に位置づけていました。試験受験時、私は大学院修士課程の1年次でしたが、資料保存専門職員の募集は毎年行われるわけではないので、志願するに至りました。

5.当館職員採用試験の試験対策

1一次試験については、市販の公務員試験問題集を解いて対策を行いました。専門試験については、大学・大学院の講義で配布された資料を見直し、国立国会図書館の資料保存シンポジウム講演集や「シリーズ本を残す」を読んで勉強しました。国立国会図書館や東京都立図書館の資料保存に関するウェブページも参考にしました。
直接の試験対策ではありませんが、国立国会図書館が開催している保存フォーラムや日本図書館協会の資料保存セミナー等に参加したことも、図書館における資料保存の考え方について理解を深めるうえで役に立ちました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

実技試験が印象に残っています。当日会場に入るまで試験内容がわからなかったため不安に思っていましたが、試験官の方が丁寧に説明してくださったので落ち着いて臨むことができました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

まずは補修の基礎を習得したいです。そのうえで、広い意味での保存環境や資料保存について扱う仕事に携われたらと考えています。進んで学ぶ姿勢を忘れず、精進したいと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

採用説明会に参加することをおすすめします。資料保存専門職員採用説明会では、職場や書庫の見学時間が設けられていました。私自身、実際に現場を見ることで国立国会図書館で働きたいという気持ちが強くなりました。資料保存専門職員の受験を考えている方は、募集の機会が少ないものですから、こまめに情報収集を行うとよいと思います。

過去の合格体験記