ホーム > 採用情報 > 平成30年度職員採用試験合格者 合格体験記

平成30年度職員採用試験合格者 合格体験記

平成30年度職員採用試験合格者(平成31年度新規採用予定者)が、自身の就職活動や今後の目標について書いたものです。今後の当館職員採用試験の受験を検討される方の参考になれば幸いです。

※記載した内容は全て、合格者個人の所感です。試験内容・試験対策等について、当館の公式の見解等を示すものではありません。

PDFファイルからもご覧いただけます。
平成30年度職員採用試験合格者 合格体験記(PDF:519KB)

<目次(ページ内)> ※年齢は平成31年4月1日時点

24歳男性(総合職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

大学では、20世紀中葉のフランス哲学を研究しています。なかでも技術にまつわる思想を扱っています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学生時代において最も思い出深いことは、国際学会での研究発表です。異国の地と慣れない言葉のなか、極度の不安や緊張と格闘しながらプレゼンしたことは自身にとって大きな成長となりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

日本の歴史や文化、さらには日本語に貢献できる無二の職業だと思ったことが志望理由です。加速するグローバル化のなかで、失われるものや生まれるものの痕跡をとどめられる唯一の場が国立国会図書館だと確信しています。

4.就職活動の方針

就職活動にあたっては、公共性を基準にして志望先を検討しました。しかし、最終的な決め手となったのはやはり直感です。

5.当館職員採用試験の試験対策

試験対策は過去問の分析を中心に行ないました。私は社会学を選択しましたが、出題の傾向を意識しつつ重要な理論や概念を覚えるようにしました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第3次試験における個別面接が最も印象に残っています。大学時代に私が考えたことや実行したことを虚飾なく素直に話せる雰囲気と、それを真正面から理解していただいた面接官の方々に何か惹かれるものを感じました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

私自身学ぶことが好きな性格なため、なかでも調査業務に興味があります。とはいえ、社会あるいは組織の一員として働くことになるわけですから、まずは与えられた仕事一つ一つに真摯に向き合って、その意味を掴んでいけるよう頑張りたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

実際に国立国会図書館へ足を運んでみることをおすすめします。デジタル化が進んでいるとはいえど、そもそも図書館は一つの空間なので、内見しておくに越したことはないと思います。

27歳男性(総合職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

科学技術と公共政策(行政学)をテーマに、環境・海洋の法規と科学的知識の関係を研究しています。科技知識が外交や政策にどう活かされているか、制度面から検討しています。また最近の試みで、行政法の引用関係を法的ネットワークとしてグラフ描画・分析しています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

大学院で最も印象に残ったのが、米国にある環境研究所に3か月間派遣された事です。日米の規制調査に関わりましたが、初めての米国流の実務・チーム作業に戸惑い、オフィス内の雑談にさえ苦労しました。それでも、日本のラーメンや好きな海釣り・ハイキングの話で仲良くなると、徐々に気おくれせず議論に参加できるようになりました。現地では、次々生まれる新しい技術とそれに対する規制対応など興味深い視点を得る事ができました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

①立法府の組織として調査に携われる点、②情報整備の視点から公共領域に貢献できる点に惹かれました。科学技術と社会の分野で国立国会図書館の取組みは有名で、以前から憧れを持っていました。その後、電子図書館業務や東日本大震災アーカイブなど様々な取組みを知り、立法府だけでなく、日本社会にとっての情報センターとして機能していると感じました。大学院での研究経験も含め、自身もこうした取組みに貢献したいと考え志望しました。

4.就職活動の方針

行政府以外の視点から社会課題の調査等に携わりたいと考え、民間の総研やコンサル会社・非営利団体などを回りました。文系の博士課程学生ということもあり選択の方向性が限られる事もありましたが、自身の志向に照らし合わせて、働いているイメージを持ちやすい職場を探すようにしました。

5.当館職員採用試験の試験対策

1次試験の対策では、民間のSPI試験をベースにしつつ公務員試験対策の参考書を確認しました。特に、知識分野で統治機構に関する部分は見落としが無いように気をつけました。2次試験では、時間内にしっかり記述できるようになるため、国立国会図書館の過去問や大学院入試の過去問を中心に確認しました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

2次・3次試験での個人面接が強く印象に残っています。両方とも午後の最後の方の面接時間帯でしたが、ひとたび面接が始まると丁寧かつ速いテンポで進みました。まるで大学院で先生と研究ディスカッションをしているような感覚になり、就職活動を通して最も印象深い時間でした。また、最後の逆質問で、これまでの業務経験を聞く事ができ印象に残っています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

志望のきっかけとなった調査業務をはじめ、幅広に図書館業務を経験したいと考えています。また、デジタルアーカイブやデータ利活用の取組み、新聞資料収集などに関心を持っています。まずは任せられた業務にまっすぐ取組み、経験の幅を広げる中で自分なりに目指す職員像を見つけ貢献できるようになりたいと考えています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

文系大学院生として就職活動に不安を感じる部分もありましたが、実際に始めてみると様々な選択肢を見つける事ができました。その中でも、国立国会図書館は多様性にあふれ、自身の経験を強みにできうる魅力的な就職先ではないかと思います。

22歳男性(総合職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

英語専攻・アメリカ文学ゼミ。エルヴィス・プレスリーについて卒業論文を書きました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学生時代最も力を注いだ事はサークル活動です。私は大学の銭湯同好会で代表を務めました。もともと銭湯にさほど関心のなかった私でしたが、同好会に参加してから銭湯の虜になったこともあり、かつての自分のように銭湯が必ずしも生活の一部にあるとは言えない若者ならではの楽しみ方の模索を軸に活動しました。また、銭湯同好会とは別にバンド活動も行い、オリジナル曲を学内のイベントや学外のライブハウスで演奏しました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

銭湯同好会で入浴文化と地域社会、また建築や美術などの連関や魅力に触れた事で、文化を包括的に支援する仕事がしたいと考えるようになりました。また、元々本が好きだった事もあり、日本で最大の文化拠点である国立国会図書館に関心を持ちました。

4.就職活動の方針

私は民間と公務員を併願しました。民間でも文化やメディアに関する仕事をしたいという基本的な軸は変わらず、印刷会社や文具メーカー等を受けました。

5.当館職員採用試験の試験対策

過去問をまとめた問題集をひたすら解く事です。私は数学・経済系の科目が苦手だったので、まずそちらから手をつけました。最初から細かい点を突き詰めていくというよりも、まずは問題集を一周してまんべんなく目を通すと良いと思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

面接試験の扉が重い、という事です。民間企業の面接で使われていた部屋にはない雰囲気で、国の機関と民間との違いを何となく感じ緊張しました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

私は理系ではありませんが、検索システムに関心があります。多くの利用者の方々が館内のみならず世界中から国立国会図書館にアクセスする窓口だと思いますし、見やすく使い易いシステムづくりには文系の目も必要ではないかと感じるためです。このほかには収集書誌部門にも関心があります。将来どの部署に配属されるにせよ、新しい本やメディアを次世代につなげていくことでより良い未来の文化を作るお手伝いができればと思っております。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

私から特にお伝えできることはありませんが、職員になってから何をしたいのか?という点を大切にし続けていただきたいです。私は長い受験勉強の中、何のために試験対策をしているのか忘れそうになる事が度々ありました。

25歳男性(総合職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

大学学部および院ともに教育学部に所属し、西洋教育史を専門にしています。研究対象は近代初期イングランドの教育改革論です。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

会心の出来とはいえませんでしたが、修士論文の執筆は頑張りました。一つのテーマについて文献を徹底して調べ上げ、思考し、文章にして纏め上げる作業は大変で、心も体もすり減りましたが楽しい経験でした。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

学部生時代に教員から国立国会図書館職員の調査業務のことを教えていただいたことが、最初に関心を持った機会でした。調べ物が好きな自分に向いている仕事なのではと素朴に思ったためです。また研究を通して電子化テクストを手軽に閲覧できることの有難さ、そして本を収集保存する意義を痛感しました。こうした経験から国立国会図書館職員としての仕事は自分に向いている、且つ社会的にも意義ある仕事であると思い至り、志願に踏み切りました。

4.就職活動の方針

自身がこれまで磨いてきた能力を生かせる(かもしれない)職場であるかどうか、また自分の性分に合っているかどうかを考慮して志願先を決めました。

5.当館職員採用試験の試験対策

試験対策は独学で行いました。教養問題対策は市販の問題集を使いました。専門試験対策は過去問を集めて利用しました。西洋史を受験したので、まず共通問題の事項説明の点を取り逃さないように、基本事項を覚えなおしました。面接については大学のサービスを利用して対策を練りました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

3次試験が一番記憶に残っています。集団討論は、限られた時間内に議論を方向づけ、一定の結論を得る必要があるため難しかったですが、同時に新しい知見や見解を得られる新鮮な経験でもありました。個別面接では、私の研究に関する話題を拾って広げていただけたことが印象に残っています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

業務は多岐に及ぶため、まずは目の前の職務に誠実に取り組んでいきたいと思います。様々な業務に関わることになると思いますが、一つ一つの業務をこなすうちに、新たな知識を手にし、経験を積むことを楽しみながら仕事をしていきたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立国会図書館の仕事に魅力を感じたのならば臆せず受験してみることをお勧めします。私自身、高倍率に気圧されて自信が全くありませんでした。1次試験直前には欠席しても結果は同じではないかとさえ思いましたが、国立国会図書館で働いてみたいという一点が支えとなって乗り切れました。国立国会図書館で働いてみたいという思いが多少なりともあるならば、ひとまず受験されてはいかがでしょうか。自分が予想だにしなかった未来が拓けるかもしれません。

24歳男性(一般職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

大学時代は法学部で公法を中心に専攻しました。政治学も履修できたため、国際政治学や比較政治学なども学びました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学生時代を思い起こすと、法学の習得が難しかったと感じます。そのため、友人と一緒に勉強会を行い、様々な場面で議論していました。とても貴重で楽しい時間だったと感じます。頑張ったことの中では塾講師の経験が挙げられます。勉強が苦手な子どもたちを指導することは非常に難しく今でも正解を見つけられていませんが、生徒に「分かった!」と言われる瞬間は何ものにも代えがたいです。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

国会のシンクタンクで働きたいと思ったからです。大学時代に、調査や分析などが好きだと気づき、仕事の上でも調査や研究ができる職に就きたいと考えておりました。加えて、大学時代の専攻が法学だったため、法律を活かした調査業務が可能な機関を探しておりました。国立国会図書館は私の理想的な職場だと考え、志望しました。

4.就職活動の方針

調査・分析・研究が可能で、私の学んだことが活かせる機関を主軸にしつつ、試験傾向の似た公務員試験をなるべく多く受けました。

5.当館職員採用試験の試験対策

教養試験は公務員試験用の問題集を解いて対策しました。専門試験は法学で受験しました。大学の学部試験とほとんど同じ形式だと分かっていたため、基本書を読み直し、ロースクール試験用の問題集を解いて対策しました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

採用試験で印象に残っているのは、受験者に対する配慮が厚いということです。例えば、緊張している受験者に対して採用担当の方が面接前に優しくアイスブレイクをして下さったり、面接も終始和やかで素の自分で受けることが出来たと思います。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

調査業務に携わりたいと思っています。大学時代の専攻は公法ですが、国際関係にも関心がありましたので、そうした知識、興味が活かせたらいいなと思います。また、語学を頑張りたいと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

業務に興味がある方は実際に国立国会図書館を利用されることをお勧めします。インターネットでは国立国会図書館の作成した調査資料も閲覧できるのでイメージがわくのではないでしょうか。また、説明会は多くの現役職員の方に話を聞く場が設けられていました。疑問を解消できる場なのでぜひ参加されることをお勧めします。

24歳女性(一般職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

専攻はイングランド中近世史です。カトリックの巡礼地が宗教改革によってどのように変化したのか、著名な巡礼地であった都市をとりあげて研究しています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

フィギュアスケート部での活動が学生時代いちばんの思い出です。競技は初心者から始めたので戸惑うことも多く、かかる費用もアルバイトをかけもちするなどして工面するのが大変でした。また部活動がきっかけで日本学生氷上競技連盟(学連)の役員としての活動もしていました。学連主催の試合(インカレなど)の運営をして、皆で協力して選手たちが活躍する舞台をつくりあげることにとてもやりがいを感じていましたし、貴重な経験ができたと思っています。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

公務員を志望しておりましたので、受験先を決める際に国立国会図書館の試験が独自であることを知り、受験を決めました。両親ともに読書好きで幼い頃から本に親しんで育ってきたので、本に関われる仕事ができたら素敵だなぁという気持ちもありましたが、ホームページで国会の調査業務等幅広いことができる点も魅力に感じたことのひとつです。

4.就職活動の方針

重視していたのは、やりがいや私生活との両立の面で長く仕事を続けられるか、ということです。数多ある職業のなかで、公共のために仕事ができる点、産休や育休の制度が整っているなどワークライフバランスの点で、公務員がよいのではないかと思い、公務員試験を受験していました。いくつか併願し、基礎自治体の職員や国家公務員の一般職の試験を受験していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

1次試験の筆記は、他の公務員試験対策で得た知識を活かすことができました。2次試験の筆記は専門試験に向けて、ホームページに載っている過去問を見て、高校時代に使っていた用語集などを見返すなどしました。面接は事前に提出した面接カードの内容について自分なりに掘り下げて、きかれた時に自分の言葉で簡潔に話せるよう考えをまとめていました。またジョブカフェなどにも通い、実際に人に話す練習を重ねたのもよかったと思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

筆記試験が個人的にとても難しかったです。なので1次試験、2次試験ともに通過したときはとても嬉しかったです。面接については、2次試験、3次試験どちらも私のフィギュアスケート部や学連での活動、アルバイトなどの個人的な経験についてお話しすることが多く、ひととなりをしっかり見ていただいているように思いました。面接の時間が比較的短かったので、伝えたいことをしぼってテンポよくやりとりすることが難しかったなあと感じたことを覚えています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

母が児童書の翻訳に携わっている影響で、児童書や子どもと本の関わりについて関心があるため、国際子ども図書館での業務に関心があります。しかし国立国会図書館には多様な業務がありますので、関心を幅広く持って、積極的に知識を得たり経験を重ねたいと思っています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

就職活動はうまくいかないことも多く、落ち込みやすい時期であると思います。私は気軽に近況を話せる人を作って、話をきいてもらうことで落ち込みすぎずにやっていけました。また、倍率的に国立国会図書館の採用試験は受けても……と思ったことも何度かありましたが、最後まで受けきったことでご縁があったので、少しでも興味がある方にはぜひ挑戦していただきたいです。

23歳女性(一般職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

日本史学、とくに近代(明治時代以降)を専攻していました。卒業論文では、南洋群島(サイパンやパラオなどの旧日本委任統治領の島々のこと)からの引揚者による、戦後の事業再進出について、どのような交渉が日米間で行われていたかを検証しています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

初心者で入ったオーケストラの活動がいちばんの思い出です。
周囲のレベルとのギャップに苦しみつつも、先輩や同期に教えてもらいながら楽器が上達していったり、いろいろな曲と接することでクラシック音楽の楽しみ方がわかってきたりしたのは、得難く、また楽しい経験でした。また、地方公演の運営を担ったときは、同じ役職の仲間と協力し、チケットを完売させて、イベント運営の醍醐味を味わうことができました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

学部の勉強で蔵書検索システムやデジタルアーカイブに大変助けられており、また、卒業論文の執筆で東京本館を頻繁に利用するようになって、自分もここで仕事をして、誰かの研究に貢献できたらいいな、と思ったからです。もともと公務員試験を受験するつもりであったため、他の公務員試験と共通する試験内容が多いことも好条件だと感じました。

4.就職活動の方針

国立国会図書館を第1志望で、次いで公務員、民間企業への就活も並行して行っていました。仕事に対して私が興味を維持できそうか、その就職先で長く仕事を続けられる環境があるか、の2点を重視していました。
民間企業の就活は、いろいろな企業の成り立ちや事業について、あるいは企業同士や公共機関との取引関係について、広く学べる機会でもありました。

5.当館職員採用試験の試験対策

1次試験に関しては、試験に関する情報を必死に集めて、市販の書籍や予備校のテキストを使って対策しました。国家一般・地方上級レベルの対策をしていったのですが、特に数学系の問題が難しく感じました。
2次試験は一次試験の後から対策をはじめ、英単語帳と日本史通史(高校教科書より一段深いレベルの書籍)で勉強しました。過去問を解いたり、予想問題を作って解いたりしたのが有効でした。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

試験や面接の連絡が待ち遠しく、ポストを頻繁に確認するようになりました。面接は概して深く丁寧なものでしたが、最終面接では、意図が読み取りづらい質問や答えづらく感じる質問もあり、うまく答えられた気がせず、終了直後は絶望的な気分だったのが強く印象に残っています。
就職活動を通じては、悔いを残さずやりきったことに、とても満足しています。民間も含めてたくさんの就職先をきちんと検討し、試験もできる限りのことをしたと思えたので、その職場で自分のやりたいことを探しながら働こうと思えるようになりました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

基本的に、まずは配属された先での仕事を大事に消化していきたいと思います。
特に挙げるならば、面接時にも志望した、デジタルコンテンツに関わることをやってみたいです。最近、教育実習にて、現場の先生が実際にデジタルアーカイブを利用しているところを目撃し、国立国会図書館が提供できる可能性の一端に触れた気がしました。
史料や研究の読み方など、まだまだ学ぶところは尽きませんが、自分が日本史学で学んだ基礎をできるだけ業務に活かせるよう、初心を忘れず学び続けていきたいと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立図書館としての役割と国会図書館としての役割の両方を有する、たいへん魅力ある職場だと思います。しかし、国立国会図書館への志望度が高いほど、倍率の高さが気になってしまうと思います。私は「万が一がない限り受からないだろう!」と、ある意味後ろ向きに、開き直って受験しました。諦めなければ、うまくいくこともありますので、他機関・企業への就活も含めて、悔いのないようにやりきってください。

26歳男性(一般職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

学生時代は生物科学を専攻していました。修士論文は、動物発生学という、動物の身体が作られる過程をテーマに執筆しました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

オーケストラの思い出が特に印象に残っています。毎日、練習場所に通っては、ひたすらバイオリンを弾いていました。時折、自分の音がこれまでよりずっとよくなっていることに気づく瞬間があり、飛び上がるくらいに嬉しかったことを覚えています。何度も練習場所で顔を合わせるメンバーとは、自然に仲良くなり、一緒に色々と無茶をしたことも、今では良い思い出です。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

文化的資料を未来に残すという仕事に魅力を感じ、志望先として意識し始めました。業務内容を調べるうちに、調査業務やオンラインサービスにも携わってみたいと思うようになりました。業務内容が自分に合っており、業務を通して学べることが多いと感じたため、受験を決めました。

4.就職活動の方針

転職先として国立国会図書館を志望し、他の企業や団体は受けませんでした。就職において重視したのは、自分が生き生きと働いている姿がイメージできるかどうかです。新卒時の就職活動では、読書が好きだったので、主に出版社を志望していましたが、今回、転職するにあたっては、公共性なども重視するようになりました。

5.当館職員採用試験の試験対策

教養試験の対策では、苦手だった歴史や、数的処理を中心に、市販の問題集を繰り返し解きました。専門試験では生物学を選択し、ホームページに掲載されている過去問を解きながら、大学の時に使っていた参考書を読み直し、不足している知識を補うようにしました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

2次試験と3次試験の面接が特に印象に残っています。始めは緊張していて、うまく話せるか不安でしたが、面接官の方々が真摯に話を聞いてくださり、途中からはリラックスして話すことができました。面接を受けてから、国立国会図書館で働きたいという思いがより大きくなりました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

様々な資料を参照し、内容を整理するといった作業が好きなので、特に調査業務に興味があります。ただ、どのような業務であっても、真剣に取り組めば得られるものは大きいと思うので、まずは配属された部署の仕事に全力で取り組みたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

私が現職に就いた時には、いつか退職するとは思っていませんでしたし、国立国会図書館の受験の申し込みをする直前でも、まだ転職に迷いがありました。しかし採用試験を通して、自分は国立国会図書館で働きたいのだという思いが確固になっていくのが分かり、今では受験を決めて本当に良かったと思っています。拙文ですが、私の経験が国立国会図書館の受験を悩んでいる方の一助となれば幸いです。

22歳男性(一般職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

学部は、法学部で行政法に関するゼミナールに所属しています。判例集に載っている行政法の重要判例について、ディベートを行なったり、判例研究をすることで、行政法全般にわたる勉強をしています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

ゼミナール生の代表の一人として、他大学の代表の人たちとディベートを行なった合同合宿が思い出に残っています。限られた準備期間の中で、ゼミナール生の代表として恥ずかしくないように、レジュメ作成や類似事案を探すなどに従事しました。結果として、ディベートも上手くいき、ゼミナールの教授からも褒められ、とても達成感を感じました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

公益性のある仕事に就きたいと思っていたので、立法活動の補佐をしている国立国会図書館に魅力を感じました。また志望した時期が遅く説明会には参加できなかったのですが、ホームページ等で業務内容を調べていくうちに様々なバックグラウンドを持つ人々が活躍していることを知り、自分の能力を最も活かすことができる場所だと思いました。

4.就職活動の方針

国民のために貢献できる仕事がしたいと思い、公益性のある公務員を志望していたので、国家公務員や地方公務員を併願しました。また視野を狭めてはいけないとも思ったため、民間企業の説明会にも参加していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

大学の学内講座を利用しました。基本的には、講座の授業を聞き、復習で問題集を繰り返し解くことをやっていました。特に勉強中意識したことは、科目や単元ごとにメリハリをつけることで、頻出分野や記述で使用する分野については、じっくり時間をかけて勉強しました。面接対策は、1次試験が終わってから模擬面接を2回ほど行いました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

3次試験の面接が印象に残っています。この面接で合否が決まると思い、非常に緊張していたのですが、面接官の方がとても和やかな雰囲気で、自分の話すことに笑ってくださったので、落ち着いて楽しみながら面接ができました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

様々な業務を経験しながら、その度に学ぶことで自分自身を成長させながら、貢献していきたいです。また業務で使用するかは分かりませんが、法律や外国語の勉強にも取り組んでいきたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

倍率が非常に高いので、難しいと感じるかもしれませんが、しっかりと試験勉強を行い、面接で自分の思いを伝えることができれば、きっと喜ばしい結果が待っていると思います。就職活動は、上手くいかないことも多いので、あまり気負わずリラックスして楽しむくらいの気持ちで頑張ってください。

25歳女性(一般職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

学部時代はフランス社会について学び、卒業論文ではライシテとスカーフ事件について執筆しました。修士課程では国際社会学ゼミに所属し、現代フランスにおける国籍剥奪と二重国籍について研究しています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

マラソンサークルに所属し、何度かフルマラソンに挑戦しました。もともと走ることが好きで高校までも陸上競技部に所属していたのですが、私にとって42.195kmは未知の距離でした。最初は走りきることもできなかったのですが、練習方法を見直し、友人たちと練習を重ねた結果、大学3年の10月には最後まで走りきることができました。マラソン大会への参加を通じて、日本各地の魅力に触れることができたのもとても良い思い出です。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

知識や情報の提供を通じて、誰かの「知りたい」「学びたい」という思いに応えることのできる仕事をしたいという思いから志望いたしました。国立国会図書館の職員として、これまで自分が学んできたことを生かしつつ、新しいことを積極的に学びながら、国立国会図書館が持つ「知的基盤」の構築という側面に貢献したいです。また、幼い頃から読書が好きだったので、本に関わる仕事ができるというのも大きな魅力でした。

4.就職活動の方針

利益にとらわれず、あらゆるバックグラウンドを持つ人々の役に立ちたいという思いから、当初から公務員を志望しておりました。国立国会図書館以外に、都庁や市役所、国立大学法人等を受験しました。大学院での研究を通じて、研究は研究者一人では行うことができないと感じたことから、様々な面で研究を支えることができる、国立国会図書館と国立大学法人等を特に強く志望しておりました。

5.当館職員採用試験の試験対策

1次試験は数的処理を中心に対策しました。予備校の通信講座や市販のテキストを利用しました。2次試験は、自分が得意かつ好きな科目で臨もうと思い、西洋史を選択しました。公開されている過去問から問題形式と出題傾向を確認し、対策を行いました。英語については、市販の難関大学受験用のテキストを使用しました。面接は特に対策を行わなかったのですが、大学のキャリア支援室や友人の手を借りて、自分が伝えたいことを正確にわかりやすく伝える練習をしました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

採用試験を通じて、職員の方々がとても丁寧に接してくださったのが印象的でした。面接官の方々が拙い私の話を丁寧に聴いてくださり、とても話しやすかったです。また、控え室で対応してくださった職員の方や、最終面接の直前にお話をしてくださった職員の方もとても優しく、過度に緊張することなく試験に臨むことができました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

国立国会図書館を志望した当初から、調査員の仕事に関心を持っております。様々な分野について新しいことを学ぶことができることを楽しみにしております。他にも、国際子ども図書館での業務やレファレンス業務、資料保存に関わる業務にも挑戦してみたいです。どのような部署に配属されても、「すべての仕事が」という意識を持って、積極的かつ誠実に取り組んでいきたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

大切なのは、自分自身と素直に向き合って、自分がどのような仕事をしたいのか、あるいはどのような人間になりたいのかという思いに気づくことと、それをいかに情熱をもってわかりやすく相手に伝えることができるかということだと思います。簡単なことではありませんが、これらができたら、試験内容や倍率の高さに対する不安も軽減できると思います。皆さまの就職活動を心より応援しております。

24歳女性(一般職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

フランス近代史を専攻しています。19世紀末から20世紀初頭フランスにおける外国人のおかれた状況について研究することで、国民意識の形成や個人のアイデンティティのあり方を検討しようと模索しています。修士論文では外国人のなかでもベルギー人(特にフラマン語話者)に焦点をあてており、フランス語の史料を用いて研究を進めています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

大学オーケストラに所属していました。奏者として毎日のように練習に励みながら、広報チーフとして運営にも携わりました。限られた時間でいかに与えられた役割を全うするか、成果を出すかに苦心したように思います。周囲に助けられながら充実した時間を過ごし、大切な経験と思い出になりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

高校生の頃に、国立国会図書館の利用経験がある方の話を偶然うかがうことがあり、資料保存の場としての図書館のあり方に関心を寄せるようになりました。大学進学後、自身でもデジタルコレクションや雑誌を利用することで身近な存在になったこと、歴史学を専攻するにつれ資料保存に携わりたいと考えるようにいたったこと、調査業務にも関心があったこと、多岐にわたる分野で空間的にも時代的にも広く社会に寄与できることなどから志望いたしました。また、説明会で職員の方々の勉強熱心で真面目な雰囲気を感じたことも、志望するに至った大きな理由の一つです。

4.就職活動の方針

学術や文化に携わりながら社会に寄与したいと考え、地方公務員や大学職員を中心に併願しました。

5.当館職員採用試験の試験対策

教養試験については、予備校を利用しました。専門試験については、史学(西洋史)で受験しました。自身の専攻する時代や国に限らず網羅的に、概説書や用語集を用いて対策しました。公開されている過去問のほかに、大学院入試で演習したり、そこから出題を予測しながら学習したりしたことも効果的だったように思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

面接では和やかな雰囲気ながら、時折鋭い質問が投げかけられ、適性や熱意をつぶさにみられているように感じました。私自身、「やりたいこと」に対して「できること」の視座が欠けており、その点を強く追及されました。また、面接の前後での職員の方のあたたかな対応も心に残っています。1次試験の際に鉛筆を忘れてしまったのですが、近くの売店の位置を丁寧に教えてくださったことを覚えています。そのおかげで危機を乗り切ったのと緊張がほぐれたのとを思い出します。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

関心のある業務ばかりで、様々な部署で経験を積んでいきたいと考えています。そのなかでも、外国語を含めた多くの文献にあたり論説を構成するという歴史学の専攻経験を生かせる調査業務に特に関心があります。そのためにも、(もちろん他の業務にも活かせると思いますので)語学の勉強を継続していきたいと考えています。また、子供がとても好きなので、児童への読書文化の推進にも携わりたいと考えています。他に、デジタルアーカイブの整備を通した資料保存や公開業務にも関心があります。いずれにしても、必要な知識や能力に不足がありますので、ひたむきに学びながら精進いたします。かねてから憧れていた国立国会図書館での勤務だけに、いかに貢献できるのかという不安がとても大きいのですが、ここに挙げた関心業務に限らず、与えられた職務に誠実に励みながら、自分自身が寄与できる分野や能力を見つけ邁進する所存です。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

先の見えない不安に苛まれあきらめそうになることもあるかもしれません。私はそんな時、周囲の支えで乗り切ったように思います。環境に感謝し心身の健康に留意しながら、就職活動に臨まれるとよいかと思います。健闘をお祈りしています。

22歳女性(一般職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

法律学を専攻し、行政法のゼミナールに所属していました。事例問題を検討したり、グループで興味のある分野について研究・発表を行ったりしていました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

ピアノサークルに所属し、演奏会の運営に関わる係やOB・OG係を行っていました。係内で各自の分担はありましたが、担当にとらわれず、協力し合うことの大切さを感じました。また、連弾や2台ピアノ等を通して、仲間と一つのものを作り上げる喜びを味わうことができ、小さい頃から行っていたピアノを大学でも続けて良かったと思いました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

国内外の資料を保存し、後世に伝えることができるというところに魅力を感じ、志望しました。あらゆる情報に国民がアクセスできる環境を整えることで、より豊かな社会の実現に貢献したいと思いました。調査業務等を通して、国会の活動を補佐し、国政を支えることができる仕事もあることを知り、幅の広い業務ができるところも国立国会図書館で働きたいと思った理由の一つです。

4.就職活動の方針

民間は受けず、公務員に絞って就職活動をしました。社会に貢献でき、将来につながる仕事がしたいという思いで就職活動を行っていました。国家公務員、地方公務員等、複数の公務員試験を受験しました。

5.当館職員採用試験の試験対策

1次試験の対策は、予備校の公務員講座を活用しました。2次試験の専門試験については、法学を選択し、事例問題に慣れるため市販の問題集を繰り返し解きました。大学で法律の授業を真面目に受けていたことが、公務員試験においても役立ったと思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

印象に残っているのは、面接です。面接には苦手意識があり、2次試験でも3次試験でも非常に緊張しましたが、職員の方々が温かく接してくださり、このような方々と一緒に働きたいと思いました。就職試験となるとどうしても身構えてしまい難しいことではありますが、自然体で臨むことが重要だと感じました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

全ての業務に興味がありますが、特に調査業務をやってみたいです。国政審議等にしっかりと役立つような調査をできるようになるのが目標です。様々な業務を行ってみたいという思いもあるので、一つ一つの業務に真摯に向き合っていきたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

受験中は、合格できるのか不安になることがあると思いますが、自分で可能性を狭めずに、とにかく挑戦してみて、最後まで諦めずに取り組むことが大切だと思います。試験に万全の状態で臨めるように、健康にはお気をつけください。皆様がご自身の実力を発揮でき、納得のいく就職活動ができることを願っています。

22歳女性(一般職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

文学部で国文学を専攻していました。ゼミナールでは近現代の短編小説や詩について学び、卒業論文は梶井基次郎の作品について書きました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

年間100作品以上の小説を読み、その中で自分にとってとても大切だと思える作品や作家に出会えたことが良い思い出です。また、老人ホームや福祉施設でのボランティア、大学での読書推進活動に力を入れて取り組み、福祉や読書など自分が興味のある分野で積極的に活動していました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

業務の幅広さに惹かれて公務員を目指し始めましたが、図書館に住みたいと思うほど幼い頃から読書が大好きで、図書館で働くことが夢だったため、公務員の中でも特に国立国会図書館職員になりたいと思うようになりました。また、納本制度を通して膨大な資料を未来に遺すことや調査業務を通して国を支えることなど国立国会図書館が担う重要な役割に惹かれたため志望しました。

4.就職活動の方針

民間企業は受けず、公務員のみを志望し、国家と地方の両方を受験しました。重視したことは、業務内容に興味を持てるかどうかという点と、その職場に就くことで今後、数十年の自分の生活がどのようなものになるのかということを具体的に想像し、それに納得できるかどうかという点です。

5.当館職員採用試験の試験対策

大学2年生の後半から予備校に通い始め、教養試験と面接の対策をしました。専門試験(文学)は過去問を見ると、大学で学んだことが問題になっていたので、試験日の1週間ほど前から授業の教材だった文学史の本を読み直し、知識の確認をする程度の対策で事足りました。また、日頃から本を読み、文学について自分なりに考えを巡らせていたことがそのまま役に立ちました。英語試験は全く対策をしませんでした。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

専門試験で得意分野である文学を選択できる点が他の受験先とは異なっていたので印象に残りました。国文学を公務員試験で活かすことができるのは珍しいことなので本当によかったです。また、倍率がとても高い中でまさか自分が受かると思っていなかったので、1つずつ選考を突破する度に喜びよりもなぜ受かったのだろうという不思議な気持ちの方が大きかったです。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

様々な業務に興味がありますが、まずは大学で取得した司書の資格を活かして、司書業務をやってみたいです。大学で読書推進のために企画などを行っていたので、国際子ども図書館で子どもたちに向けた企画にも携わってみたいです。また、調査業務も立法活動の補佐というとても重要な仕事だと思うので、難しそうなイメージはありますが、ぜひ挑戦してみたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

多くの方がその高い倍率や試験の対策方法が不透明なことに不安を感じ、中にはどうせ受からないだろうと考える方もいると思います。私自身も自分が受かるとは微塵も想像できませんでした。しかし、就職活動は何が起こるか分からないものなので、最初から諦めて道を狭めるのではなく、何でも挑戦してみることが満足する結果につながるのではないかと思います。

23歳女性(一般職試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

文学部で、日本文学を専攻しています。特に、平安文学に関する講義や演習を多く履修してきました。卒業論文は、『源氏物語』で執筆する予定です。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学園祭の実行委員として、新規広報企画を担当したことが思い出に残っています。企画の内容としては、公式ウェブサイト上で一芸に秀でた学生を紹介する記事を連載するというものでした。カメラ担当やウェブ担当などの他担当と協力する必要があり、それぞれの担当者の進捗状況を把握し、適宜記事の公開日程を調整するなど、企画全体の管理をしていました。この経験から、1つの企画を実現させる難しさを学び、同時に達成感を得ることができました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

国立国会図書館への志望を固めたのは、説明会に参加した際「真理がわれらを自由にする」という設立理念に強く心を引かれたからです。国会の審議や国民の知る権利に対して負っている役割の大きさに魅力を感じました。さらに、仕事を通して自分の専門性を高められるところや、周りに勉強好きな職員の方が多いということから、国立国会図書館には「学び続けられる環境」があると感じ、志望しました。

4.就職活動の方針

主な併願先は大学の事務職員で、その他に地方公務員や教育系の民間企業も受験しました。志望先を決めるにあたって重視したのは、業務内容として学習や研究の支援ができることです。私は学ぶことが好きだったので、誰かの学びを支援することが仕事のやりがいにつながるのではないかと考えました。さらに、説明会で話を聞いてみて直感的に興味をもつことができそうかという点も重視していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

最も時間をかけたのは、専門科目の勉強です。私が選択したのは法学で、予備校の通信講座を利用して、3年生の夏休み頃から本格的に勉強を始めました。役に立ったのは、司法試験の記述対策の基礎講座です。基本的な考え方を学ぶことができて理解が深まりました。また面接に関しては、他の志望先で面接を受けるたびに面接で質問されたことや反省点等をノートに記録し、次の面接に生かしていました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第3次試験での面接が印象に残っています。面接官の方はしっかりと話を聞いてくださり、和やかな雰囲気で面接が進みました。少し心残りなのは、国立国会図書館と他の志望先との関連性を聞かれ、あまり上手く言葉にできなかったことです。原因は、これまで受けた他の面接であまり問われることがなかったため、十分に考えを深められていなかったことだと思います。ぼんやりと思っていることを言葉で明確に伝えることの難しさを感じました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

特に興味がある分野は、資料の収集・保存や、調査業務です。また、専攻が日本文学ということもあり、古典籍資料室に配属されたら面白そうだなとも考えています。自分の専攻を業務に生かすことができるのも、国立国会図書館の魅力のひとつだと思います。
興味のある分野を挙げましたが、どの業務も国立国会図書館を支える重要な仕事だと思うので、まずは担当する仕事に興味を持って一から学ぶ姿勢を大切にしたいと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

受験を検討していた当時を振り返ると、国立国会図書館の高い倍率を見て、本当に合格できるのだろうかと不安に思っていました。私は不安な気持ちに負けないように、試験勉強や面接対策などその日自分ができることを着実にこなしていくように心がけました。
就職活動中は上手くいかず落ち込むこともありますが、「ここで働きたい」という強い気持ちで前向きに過ごすことが大切だと思います。

25歳男性(資料保存専門職員採用試験合格者)

1.学生時代の専攻・研究について

学部時代は考古学を専攻し、古代エジプト世界の筆記媒体であるパピルス紙について研究しました。大学院に進学後は、学部時代にパピルス文書の修復保存をしていた関係から、保存科学を専攻し、強化剤を用いたパピルス文書の保存について研究しました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学生時代の思い出は「パピルスプロジェクト」に参加し、文書の解読前に必要な修復保存を担当したことです。2013年に修復の初歩を学び、翌年・翌々年に海外で研鑽を積みました。研鑽後、今まで修復不可能だった文書を修復できるようになりました。2015年に解読の専門家が来日した際は、共に文書の確認や破片接合などを行いました。3か年の国際プロジェクトの成果物として、最終的に出版物を出せたことは自信に繋がりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

大学・大学院にて文化財の修復保存について学んでおり、その中で文化財を後世に伝える仕事がしたいという思いがありました。国立国会図書館職員は、自らの手で日常の資料管理から後世へ伝えるための修復・保存といった幅広い業務に携われるため、非常に魅力的でした。そのため、国立国会図書館の職員であれば自身が培ってきた知識を存分に発揮し、図書館資料の修復保存という職務に取り組めると考え、志望しました。

4.就職活動の方針

就職活動の方向性は、文化財の保存に関わる仕事に就けるかどうかでした。大学・大学院で文化財保存の魅力に引き込まれてしまったことが非常に大きいです。そのため、国立国会図書館を受験した前年には地方自治体の文化財専門職試験を受験し、本年の国立国会図書館の併願先としては文化財保存を専門に扱っている民間企業を受験しました。

5.当館職員採用試験の試験対策

専門職採用試験だったため、総合職とは異なる対策をしました。共通試験では、公務員教養試験用の教科書やインターネットに掲載されていた問題を使用しました。専門試験は、学芸員資格講座で用いられるような資料保存論等の教科書及び日本図書館協会発行の「シリーズ『本』を残す」をひたすら読んでいました。その他、今後の図書館全体の方向性や出題されそうな話題を予測しながら国立国会図書館のホームページを見たりして対策を講じました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

面接試験の際、緊張しないよう配慮してくださったことが印象に残っています。面接官に優しく接して頂けたこともあり、普段通りの姿で試験に臨むことができました。就職活動を通して言えることは、「何があっても前を向け」ということです。新卒時、筆者は修了式の日に内定を1つも持っていませんでした。精神的に辛い日々もありましたが、下を向くことなく就職活動を続けたこともあり、最後には内定を得ました。今となっては良い思い出です。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

入館後は、自身の手でより多くの図書館資料を修復保存し、後世に残すお手伝いをしたいです。そのためにも、日々の仕事をいち早く覚え、先輩職員が持っている技術や知識を吸収することに時間をつぎ込みたいと考えています。図書館での業務は、大学の専攻で学んだ分野と異なるため楽しみな反面、未知な部分もあるので自己研鑽を積んで一歩ずつステップアップしていきたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

いろいろな理由で採用試験を受験しようかどうか考えているかと思いますが、迷わず思い切って受けてみると良いと思います。筆者自身、受験するかどうか考えましたが、思い切って受験しました。受験したからこそ、今があると思っています。採用試験は長期戦になるので体調管理をきちんと行って、自身が持っている力を出し切って欲しいと思います。

過去の合格体験記