大小暦クイズ

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第2問(双六)天明7年丁未(1787)大小暦 解答

衝立の羊は十二支を表わしています。双六盤の駒の位置で大小を表わします。また、親子の着物の柄にも「大」と「小」の文字が模様として描かれています。母親側が大の月、子供の方が小の月で、絵の左側から何番目の升に駒が置いてあるかで大小がわかります。

双六は「日本書紀」の持統3年(689)に「双六を禁止した」と書かれているのが日本最古の記述とされています。絵の中の双六は、現在私たちが知っている絵がたくさん書いてある絵双六(えすごろく)とは少し違い、サイコロをふって複数の黒と白の駒を動かす盤双六(ばんすごろく)と呼ばれるものです。

衝立に「清長画」とあり、絵師鳥居清長(とりいきよなが 1752~1815)は天明期の美人画界の第一人者です。

大の月:
1 , 4 , 7 , 9 , 10 , 12
小の月:
2 , 3 , 5 , 6 , 8 , 11

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