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第4章 立憲政治の危機

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d. 戦時下の日本

4-19 国家総動員

金を政府へ総動員 「岡田ポスターコレクション」4-6
金を政府へ総動員 「岡田ポスターコレクション」4-6

昭和12(1937)年10月、第一次近衛内閣のもとで資源局と企画庁が統合され企画院が設置された。企画院は戦時の統制経済を推進する機関として物的・人的資源を動員するため、生産力拡充計画や国民動員計画等を作成した。特に柏原兵太郎が部長を務めた第2部は、開戦前後の物資動員計画の立案を担ったが、戦局の悪化にしたがい海上輸送力は低下し、当初計画は次第に後退を余儀なくされた。

昭和19年度物動計画大綱を策定した直後の昭和18(1943)年11月、行政機構の改革により企画院の業務の大部分は軍需省へと吸収されることとなったが、重要国策の企画事務は内閣参事官室に継承され、昭和19年11月、内閣総理大臣直属の総合計画局が設置された。

昭和十七年度国民動員実施計画

『昭和十七年度国民動員実施計画』
  • 昭和17年5月26日
  • 柏原兵太郎関係文書 21
  • 国立国会図書館(寄託)

昭和十九年度物資動員計画改訂大綱(供給力計画附属資料)

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