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2019年2月14日 館長挨拶を更新しました

羽入館長の肖像写真

日頃の皆様のご支援とご協力に心から感謝申し上げます。
国立国会図書館にとって昨年は開館70周年という節目の年でした。記念行事には、多くの方々にご協力、ご参加を頂きまことに有難うございました。私どもにとりましても、これまでの道のりを改めて振り返る良い機会となりました。

国立国会図書館は昭和23(1948)年に立法府の一組織として国会に設置されました。それ以前、国の図書館には帝国図書館(創立時は「書籍館」)と貴族院・衆議院の図書館とがありました。貴族院・衆議院の図書館は明治23(1890)年に開設され、旧憲法下の帝国議会に属していました。また帝国図書館は文部省の組織として明治5(1872)年に創設されたものです。
国立国会図書館はそれらの所蔵資料の多くを継承していますが、新憲法に基づいた国会の組織である点、さらに、行政府ではなく立法府の組織である点に特色があります。そのことは新たに国立国会図書館が設置された時に記された国立国会図書館法の前文にも明らかです。
「国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立つて、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される。」
この使命を遂行するには、十分な資料を所蔵し整え、いかなる偏りもなく適切に提供できるよう心掛けることが最も重要であると考えています。

平成29(2017)年度には中期ビジョン「ユニバーサル・アクセス2020」を掲げ、この下で中期計画を開始して現在3年目を迎えています。
国立国会図書館は、高度な分析能力に基づく調査と研究によって国会活動を補佐するという開館当初からの役割とともに、我が国唯一の納本図書館として資料を収集し、保存し、利用しやすいように整備するという役割も担っています。そこで中期計画では、「国会活動の補佐」、「資料・情報の収集・保存」、「情報資源の利用・提供」を基本的役割としました。
第一の点については、国会及び国会議員の活動、調査・研究を的確に補佐すること、そしてそのために、情報を抽出し、分析して提供できる高度な能力を持った人材の育成に注力しています。第二の点については、資料を収集し体系的に整理し、長期保存のための仕組みを整備するとともに、国際的動向を踏まえた制度の改善にも努めています。また第三の点については、急激な情報環境の変化に対応できるよう資料提供の在り方を検証・検討し、その結果を実行に移すことが重要であると考えます。そして、これらいずれの点に関しても、図書館に関わる方々のご理解とご協力が不可欠であり、その方々との連携にも力を尽くしてまいりたいと思います。

国会に属する日本で唯一の国立の図書館として、これまでの貴重な歴史を踏まえつつ将来を見据えて国立国会図書館の使命を果たすことができますように努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

国立国会図書館長 羽入佐和子

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