タイトル: 視覚障害者等用データの収集および送信サービス（国立国会図書館月報2015年1月号特集「国立国会図書館と障害者サービス」記事）
著者: 関西館図書館協力課

国立国会図書館は、全国の公共図書館等で製作した視覚障害者等用データを収集し、それらを提供するサービス 注1を行っています。視覚障害者等用データとは、DAISY 形式の録音図書や点字データなど、視覚障害その他の理由により活字などの視覚著作物を読むことが困難な方（視覚障害者等）のためのデータです。インターネットを通じて自宅で、あるいはお近くの図書館等を通じて利用することができます。視覚障害のある方に限らず、肢体に障害があるためページをめくれない方やディスレクシアの方など、視覚著作物をそのままの方式では利用することが困難な方も利用することができます。

2009 年の著作権法改正（2010 年1 月施行）により、それまで点字図書館等に限り認められていた、著作権者の許諾を得ずに、視覚障害者等のための音訳等を行うこと、そしてそのデータをインターネット経由で送信することが、国立国会図書館や公共図書館でも行えることになりました。これをうけ、全国で製作されたデータをより多くの人に利用していただくために、2011 年7 月に策定した「視覚障害者等サービス実施計画」で送信サービスを行うことを発表し、関係団体等と検討を重ねて、2014 年1 月にこのサービスをスタートしました。

１　視覚障害者等用データの収集

国立国会図書館は、現在、公共図書館が製作した音声DAISY 注2 と点字データを収集しています。公共図書館からの収集が一段落したら、大学図書館など他の館種の図書館等からの収集や、テキストDAISY 注3、マルチメディアDAISY 注4 など収集するデータ種の拡大も検討する予定です。

２　視覚障害者等用データの送信サービス

収集した公共図書館のデータと国立国会図書館が製作した学術文献の音声DAISY（「学術文献録音図書の製作と提供」参照。URL http://www.ndl.go.jp/jp/library/supportvisual/geppo201501/article01.txt ）・点字データは国立国会図書館サーチの障害者向け資料検索　http://iss.ndl.go.jp/#search-handicapped 注5 から利用することができます。音声DAISY はストリーミング再生とダウンロードしての利用、また点字データはダウンロードして点字ディスプレイ 注6 等での利用がそれぞれ可能です。

利用できる点数は、2014 年10 月末現在、音声DAISY が2,151 点、点字データが38 点の計2,189 点です。内訳は公共図書館が製作した音声DAISY 1,242 点、点字データ25 点と、国立国会図書館が製作した音声DAISY 909 点、点字データ13 点です。分野別の点数は以下のとおりです。

表　日本十進分類法による分野別提供データ数
　	音声DAISY	点字データ
0　総記	176点	13点
1　哲学	290点	3点
2　歴史	322点	1点
3　社会科学	331点	0点
4　自然科学	383点	0点
5　技術	35点	2点
6　産業	20点	2点
7　芸術	79点	0点
8　言語	30点	2点
9　文学	485点	15点

個人の方は、視覚障害者等、つまり、書籍などの視覚著作物をそのままの方式では利用することが困難な方として国立国会図書館で利用者登録をしていただくと、自宅からインターネットを通じてこのサービスを利用できます。ただし、現在のところ、登録するためには東京本館か関西館に来館していただかなくてはなりません。このため、来館せずに登録できる方法を早晩実現できるよう検討しているところです。

また、国立国会図書館で利用者登録する以外に、このサービスを活用している公共図書館、大学図書館、学校図書館、点字図書館等を通じて利用することもできます。それぞれの機関で提供しているサービスは異なりますが、図書館等内で用意された端末で利用することや、図書館等がCD やUSB などにダウンロードし、それを自宅に郵送してもらうといったことが可能です。

３　おわりに

900 点弱のデータでスタートしたこのサービスも、公共図書館からのデータ提供により1 年弱でデータが2 倍以上になりました。今後も引き続きデータを収集し、提供できる点数を増やしていくことを計画しています。

このサービスには、利用者登録方法や検索画面のアクセシビリティ、データ収集の方法など課題もたくさんあります。課題を解消し、より多くのデータをより多くの必要とする方に届けられるよう、サービスを充実させていく所存です。ぜひ、たくさんの方にこのサービスを知り、そして使っていただきたいと願ってやみません。


〇サピエ図書館でも利用できます！

サピエ図書館　https://library.sapie.or.jp/ は、視覚障害者を始め、目で文字を読むことが困難な方々のための日本最大規模の電子図書館で、日本点字図書館がシステムを管理し、全国視覚障害者情報提供施設協会が運営しています。視覚障害者等用データ送信サービスのデータは、このサピエ図書館でも検索・利用することができます。



注1	視覚障害者等用データ送信サービス（障害のある方へ）http://www.ndl.go.jp/jp/service/support_send.html 　視覚障害者等用データの収集および送信サービス（図書館員の方へ） http://www.ndl.go.jp/jp/service/support_send.html
注2 DAISY（Digital Accessible Information System）フォーマットの音声データ
注3 DAISYフォーマットのテキストデータ
注4	DAISYフォーマットの、音声とテキスト等を組み合わせたデータ
注5	国立国会図書館サーチ（障害者向け資料検索） http://iss.ndl.go.jp/#search-handicapped
注6	ピンが上下に動いて物理的に点字を表示する機器

