障害者向け機器の紹介 スライドは全69ページです。 スライド1 障害者向け機器の紹介 サービスに役立つ様々な機器等 スライド2 突然ですが図書館入口わかりやすいですか? 図書館に入った後、カウンターまでわかりやすいですか? 入り口は大切です!! スライド3 〔写真の説明 歩導くんの写真 説明終わり〕 エレベーターからカウンターまでの歩導くんです。 カウンターまで行けると安心ですね。 スライド4 本題の前に障害者の現状を確認 ・人数は増えているのか? ・障害者ごとの人数はどうなっているのか? 〔イラストの説明 車いすに乗った男性、手を挙げている。白杖を持った男性が男性に手引きをされている。 説明終わり〕 スライド5 身体障害者数 〔グラフの説明 折れ線グラフ。横軸は年で昭和45年から平成28年まで。縦軸は人数で0から500万まで50万刻み。数値は下記のとおり。 昭和45年 1,408,000 昭和55年 1,977,000 昭和62年 2,506,000 平成3年 2,803,000 平成8年 3,105,000 平成13年 3,327,000 平成18年 3,576,000 平成23年 3,864,000 平成28年 4,287,000 (平成30年度障害者白書の数値より) 説明終わり〕 スライド6 障害ごとの障害者数 〔グラフの説明 視覚障害、肢体不自由、聴覚・言語障害、内部障害の4つの折れ線グラフ。横軸は年で昭和45年から平成28年。縦軸は人数。 視覚障害 縦軸は0から40万まで5万刻み。数値は下記のとおり。 昭和45年 257,000 昭和55年 336,000 昭和62年 313,000 平成3年 357,000 平成8年 311,000 平成13年 306,000 平成18年 315,000 平成23年 316,000 平成28年 312,000 肢体不自由 縦軸は0から250万まで50万刻み。数値は下記のとおり。 昭和45年 821,000 昭和55年 1,127,000 昭和62年 1,513,000 平成3年 1,602,000 平成8年 1,698,000 平成13年 1,797,000 平成18年 1,810,000 平成23年 1,709,000 平成28年 1,931,000 聴覚・言語障害 縦軸は0から40万まで5万刻み。数値は下記のとおり。 昭和45年 259,000 昭和55年 317,000 昭和62年 368,000 平成3年 369,000 平成8年 366,000 平成13年 361,000 平成18年 360,000 平成23年 324,000 平成28年 341,000 内部障害 縦軸は0から140万まで20万刻み。数値は下記のとおり。 昭和45年 72,000 昭和55年 197,000 昭和62年 312,000 平成3年 476,000 平成8年 639,000 平成13年 863,000 平成18年 1,091,000 平成23年 930,000 平成28年 1,241,000 「平成28年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児者等実態調査)」をもとに作成。 説明終わり〕 スライド7 障害者の数 ○障害者の総数は936.6万人であり、人口の約7.4%に相当。 ○そのうち身体障害者は436.0万人、知的障害者は108.2万人、精神障害者は392.4万人。 ○障害者数全体は増加傾向にあり、また、在宅・通所の障害者は増加傾向となっている。 〇在宅の障害者94.6%、65歳以上が52% 〔図の説明 在宅・施設別と年齢別の2つ図。 (在宅・施設別) 障害者総数 936.6万人(人口の約7.4%) うち在宅 886.0万人(94.6%) うち施設入所 50.6万人(5.4%) 身体障害者(児) 436.0万人 うち在宅 428.7万人(98.3%) うち施設入所 7.3万人(1.7%) 知的障害者(児) 108.2万人 うち在宅 96.2万人(88.9%) うち施設入所 12.0万人(11.1%) 精神障害者 392.4万人 うち在宅 361.1万人(92.0%) うち入院 31.3万人(8.0%) (年齢別グラフ) 障害者総数 936.6万人(人口の約7.4%) うち65歳未満 48% うち65歳以上 52% 身体障害者(児) 436.0万人 うち65歳未満の者 26% うち65歳以上の者 74% 知的障害者(児) 108.2万人 うち65歳未満の者 84% うち65歳以上の者 16% 精神障害者 392.4万人 うち65歳未満の者 62% うち65歳以上の者 38% ※身体障害者(児)及び知的障害者(児)数は平成28年(在宅)、平成27年(施設)の調査等、精神障害者数は平成26年の調査による推計。なお、身体障害者(児)には高齢者施設に入所している身体障害者は含まれていない。 ※平成28年の調査における在宅身体障害者(児)及び在宅知的障害者(児)は鳥取県倉吉市を除いた数値である。 ※在宅身体障害者(児)及び在宅知的障害者(児)は、障害者手帳所持者数の推計。障害者手帳非所持で、自立支援給付等(精神通院医療を除く。)を受けている者は19.4万人と推計されるが、障害種別が不明のため、上記には含まれていない。 ※複数の障害種別に該当する者の重複があることから、障害者の総数は粗い推計である。 ※平成28年生活のしづらさなどに関する調査より 説明終わり〕 スライド8 国内にはどの程度の読書が困難な人が・・・ →視覚障害 約31万人 →聴覚障害 約34万人 →上肢障害 約99万人 →知的障害 約108万人 参考 →寝たきり 約136万人(要介護4以上) →ディスレクシア 英語圏は人口の10~20% 平成28年生活のしづらさなどに関する調査 (全国在宅障害児・者等実態調査)結果 〔イラストの説明 本を読みながら目をこする女性 説明終わり〕 スライド9 読むことに一番支障がありそうな 見えない・見えにくい人は? ・日本の法律で定められている視覚障害者数  (身体障害者手帳所持者)は、約31万人。 →その内の8割は重度障害者といわれる、見えにくい、見えない状態の人。全く見えない人は、1割程度で残りは、明暗も含み何かしら視覚を活用できる人。 *日本眼科医会では、見えにくくて生活に何らかの支障がある人は164万人と試算。145万人がロービジョン(見えにくい)と言われている。 スライド10 まず、最初は環境整備 本を読みに来て読む前に環境でへこたれることもあるかもしれません。 ハード面はどうでしょうか。 やはり、入り口は大切です!! スライド11 広い書架間隔 〔写真の説明 書架 説明終わり〕 衝突防止用 白色ラインテープ 〔写真の説明 衝突防止用ラインテープが貼られたガラス張りドア 説明終わり〕 スライド12 松葉杖は正面から見て「ハの字」に先を広げ、振り回して進むため、広い場所が必要。幅のせまい廊下では特に注意が必要 その幅で、松葉杖の人が車いすの人がすれ違うことができますか? 〔画像の説明 松葉杖を使う人物のイラストと松葉杖の動く範囲を示した図 説明終わり〕 スライド13 図書館表示はどうでしょうか。 館内の表示や座席 見えにくい人にとってどうか。 小さい文字に近づけない、色が同じでわかりにくい。 工夫で見やすくなることも。 〔写真の説明 館内の写真で、書架の案内掲示(文字は小さめ)、吊り下げ型の案内掲示(天井の色と同系、文字は小さめ)、長椅子(床の色と同系)などが写っている。 説明終わり〕 スライド14 では、どのくらいが見やすいの? 国土交通省の公共交通機関旅客施設の公共交通機関の旅客施設に関する移動等円滑化整備ガイドラインでは、両眼矯正視力 0.5を想定し、視力0.5の人が一定距離離れた場所からでも看板の文字を視認できるよう、必要な文字の大きさを定義しています。 〔表の説明 距離の異なる6つの視距離について、案内用図記号の基準枠寸法、和文の文字高、ポイントが示されている。 ○案内用図記号の基準枠寸法 遠距離(40m) 480mm以上 遠距離(30m) 360mm以上 中距離(20m) 240mm以上 近距離(10m) 120mm以上 近距離(5m) 60mm以上 至近距離(1~2m) 35mm以上 ○和文の文字高 遠距離(40m) 160mm以上 遠距離(30m) 120mm以上 中距離(20m) 80mm以上 近距離(10m) 40mm以上 近距離(5m) 20mm以上 至近距離(1~2m) 10mm以上 ○ポイント 遠距離(40m) 453.54pt 遠距離(30m) 340.15pt 中距離(20m) 255.118pt 近距離(10m) 113.39pt 近距離(5m) 56.70pt 至近距離(1~2m) 28.34pt 説明終わり〕 視覚障害の6級はよい方が0.6で以下で、反対が0.02以下 スライド15 表示の工夫で見やすく 〔写真の説明 JRの出口、乗り場の表示、黒地に白文字。JRのホームの番線表示、黒地に白文字で大きく書かれている。黒い紙に白い文字でものしりトークと書かれたタグ。説明終わり〕 ゴシック体が見やすいといわれています。 スライド16 ピクトグラムの活用 ・「絵文字」とも呼ばれる、情報や注意を示すために表示される視覚記号(サイン)。文字による文章で表現する代わりに、単純で視覚的な図で表現される。 ・標準案内用図記号ガイドライン 標準案内用図記号125項目のうち、110項目がJIS規格化され、追加されています。 〔画像の説明 視覚障害者用、トイレ、ゴミ箱のピクトグラム。 説明終わり〕 はっきりしていれば文字より見やすい人も。 http://www.ecomo.or.jp/barrierfree/pictogram/data/guideline_2017.pdf をご覧ください。 スライド17 表示は色にも配慮を 色分けしたことが分からなかったり、わかりにくかったりします。 色の使用法には配慮が必要です。 〔写真の説明 地図とカレンダーの一般の見え方と色弱の見え方。一般の見え方の赤系・緑系の色が、色弱の見え方ではグレーや茶色、黄色等に変わっている。 説明終わり〕 スライド18 ナビレンス コードで場所を知らせるもの 〔写真の説明 書庫の横に貼られた15センチ角のカラフルなコード。トイレの入り口に貼られた15センチ角のカラフルなコード。説明終わり〕 スライド19 続いて窓口での支援機器 ・色々な支援機器、支援を行っていても利用者が知らなければ使用されません。 ・窓口における表示や案内が重要ですね。 〔写真の説明 視覚・聴覚障害者センターの窓口。次の案内がある。 ・耳の不自由な方は筆談しますのでお申し出下さい 〔耳マークのイラスト〕聞こえが不自由なことを表す「耳マーク」です。 ・健康福祉プラザ内のポスターやチラシなどについて、わかりにくいことがありましたらお気軽にスタッフまでお声をかけてください。(ルビとイラスト付き) 説明終わり〕 スライド20 〔画像説明 窓口のイラスト。次の掲示がある。 ・図書館のご利用でお困り方はカウンターでご相談ください ・筆談・手話を行っています。聞こえにくい方はお気軽にお申し出ください。 ・見えにくい方のために拡大の機器を貸し出しています。ご自由にお試しいただけます ・大活字本あります(矢印) 説明終わり〕 スライド21 「聴覚障害」なのか ただ「耳がとおい」のか ・「年のせい」という思い込み ・見た目ではわからない「見えない障害」 ・独居の場合は会話が乏しく、気づかない 実際には・・・ 65歳以上の20~40%が聴力の損失 70歳以上の50%以上が老人性難聴 総務省統計局によると2020年9月現在65歳以上の人の総人口に占める割合は 28.7%と過去最高 スライド22 コミュニケーション支援 手軽に使える!「助聴器」 ○操作も簡単。持ち歩きも負担になりません 長さ12cm、更さ60gの小型軽量タイプ。手軽に持ち歩けます。 話し手が大声を出さなくても聞き取れるので、窓口相談でのプライバシーが守れます。 電池で動くタイプなので、出先で電池交換ができます。 本体価格1万円。費用も”お手軽”です。 〔画像の説明 助聴器を使った会話の様子と、助聴器の案内 説明終わり〕 スライド23 聴こえる!話せる!会話器「フェーストーカー」 ○耳の不自由な方もスムーズに会話ができます 声が難聴の方にはっきり届き、聴き間違えや聴き返しが減ります。また、自分の声も聴こえますので、とても話しやすくなります。 ○簡単操作・ハンズフリー、すぐに使えます 付けてボリュームを回すだけ。どなたでも簡単に使えます。イヤホン以外の余分なコードがなく、ハンズフリーで使えます。話し手も首に掛けてスイッチを入れるだけ。素早く準備が整います。 標準価格(税別)送信機+受信機イヤホン付き:85,000円・急速充電セット:3,200円 もちろん、大きい声で話せば聞こえる人もいます。 〔画像の説明 フェーストーカーを使った会話の様子と、フェーストーカーの説明(「送信機から受信機へFM無線で音声を伝えます」等の記載がある) 説明終わり〕 スライド24 コミュニケーション支援(聴覚・言語障害) ・ホワイトボード、磁気式や電子式のものがあり、大きさも様々。 ホワイトボード サイズにより様々 値段は1000円~8000円!! 〔写真の説明 5種類のホワイトボード 説明終わり〕 スライド25 しかさぽボード(3450円) 〔写真の説明 黒いノートに太めの白いペンで文字が書かれている。消すことが可能 説明終わり〕 スライド26 札幌市中央図書館コミュニケーションボード 〔図の説明 上部に「どうしましたか? Can I help you?」とあり、以下が日本語、英語、イラストで書かれている。漢字にはすべてひらがなのルビが振られている。 はい いいえ ことば 筆談したい 指さし会話 しせつ エレベーターはどこ? 食堂はどこ? 落し物・忘れ物 他の図書館施設 開館時間 トイレはどこ? りよう 貸出券を作る 本を借りる 本を返す 本の予約 本を探す 郷土資料はどこ? 調べ物 CD・DVD パソコン イベント情報 本を寄贈する 本を失くした きんきゅう 救急車を呼んで! 迷子 呼び出し 一緒に来て! 電話をかけて! しゅうへん 市電の時間 バスの時間 タクシー乗り場 交番 ひらがなのマーク (指さし会話用のひらがなの文字盤) 説明終わり〕 スライド27 そして大事な読書支援機器 ・以下の機器類を設置するとともに、その使用方法に習熟し利用者に案内できるようにする。必要により複数用意し貸し出しを行う。 ①活字資料の読書を支援するもの:老眼鏡、拡大読書器、ルーペ、書見台、リーディングトラッカー、音声読書器等 ②障害者サービス用資料を利用するためのもの:DAISY再生機、タブレット端末等 ③パソコン利用のためのもの:音声化ソフト、画面拡大ソフト等 スライド28 そもそも障害のある人が本を利用できることを知っているか これから出てくる機器も大切ですが、その前の段階は大丈夫なのかという疑問。 スライド29 老眼の方に・・・ 〔写真の説明 「御自由にお使い下さい。」と記載されたケースに、強60才代 中50才代 弱40才代と書かれた3つの眼鏡が入っている。 説明終わり〕 +1.00 最近近くが見にくい +1.50 40~50cm程度はなして文字を読む +2.00 50~60cm程度はなして文字を読む +2.50 60cm以上はなして文字を読む 老眼は40才くらいから出てきます。最近では夕方老眼、週末老眼という言葉も出てきています。老眼鏡はその人にあった処方のものを使う方がいいです。 スライド30 リーディングトラッカー 読書補助具の1つ。タイポスコープやリーディングスリットともいう。これを用いることで、本のページや文書の特定の行に焦点を当てながら読み進めることができる。市販製品もあるが、図書館で自作することも容易である。もともとは視覚障害(視野狭窄や黄斑変性など)のある人の読書補助具であったが、現在では、ディスレクシアのある人にも有効であることが分かっている。 スライド31 自分で作ることもできます 黒い紙を置くだけでもずいぶん読みやすいです 〔写真の説明 厚紙から作成する流れの写真。黒い用紙を貼り、切り出している。2枚目、読む行の左横に黒い紙のようなシートを置いている 説明終わり〕 スライド32 読むだけではありません 黒い紙をくりぬくだけで行をたどりやすくなり、読みやすくなります。また書きやすくもり、署名をしなければならないときに見えにくい人だけでなく、全盲の人にも枠を手で確認して利用いただけます。 見えにくい人には線を太くするだけでも随分と違います。 〔写真の説明 くりぬいた黒い紙と、枠線を太くした記入用紙 説明終わり〕 スライド33 でも、見えにくいという拡大が必要な方には・・・ 大きくすれば見える? スライド34 見えにくい状態で読む 〔画像の説明 文字がにじんだような文章 説明終わり〕 スライド35 拡大して読む(ルーペ) 新聞の文字を読むには0.6程度の視力が必要 主に手持ちルーペと置き型ルーペの二種類があります。 値段は6000円から 〔写真の説明 複数の手持ちルーペと置き型ルーペ 説明終わり〕 スライド36 ルーペで知っておきたいこと ・手持ちはピント合わせが割と難しい ・倍率が大きくなるほどレンズは小さくなる ・目にレンズを近づけてみると見える文字数は増える ・ライトがつくものがある 0.1の人が4倍をルーペで見ると 計算上の話ですが 0.1×4で0.4の視力になります。 新聞を読む0.6程度の視力の場合 0.1×○=0.6 ということで6倍のルーペが必要になります。 〔写真の説明 手持ちルーペで新聞の文字を拡大した様子 説明終わり〕 スライド37 こんな感じで見えます 〔写真の説明 新聞の上に置いた置き型ルーペを上からのぞき、拡大された文字をみたもの 説明終わり〕 置くタイプはピント合わせがないので利用しやすい スライド38 バールーペですと、広い範囲を拡大して読みやすいです。 〔写真の説明 新聞の上に置いたバールーペで文字を拡大してみている 説明終わり〕 スライド39 低倍率だとレンズが大きく広い範囲が見やすくなります 〔写真の説明 低倍率の手持ちルーペと置き型ルーペで新聞を拡大してみている。説明終わり〕 スライド40 書見台があると姿勢が保たれます 〔写真の説明 書見台に乗せた新聞をルーペで読む様子 説明終わり〕 スライド41 こんなルーペもあります 〔写真の説明 書見台に置いた新聞をスタンドルーぺで拡大している 説明終わり〕 スライド42 拡大して読む(拡大読書器) 据置型と携帯型の二種類があります。 据置型はディスプレイが回転するもの、画面の高さが変わるもの、携帯型は様々な大きさがあります。 〔画像の説明 各種拡大読書器の写真と価格(据置型はだいたい198000円(最近は超えるものも増えてきた)、携帯型は40000円~198000円) 説明終り〕 スライド43 拡大読書器で知っておきたいこと ・色が変えられる 白黒、黒白、カラー等 ・拡大ができる 2.2倍から70倍(様々) 設置場所にも注意!! 〔写真の説明 色や倍率を変えた据置型拡大読書器の表示 説明終わり〕 スライド44 拡大読書器で知っておきたいこと ・携帯型は置いたり、持ったり。 〔写真の説明 携帯型拡大読書器を置いた場合と手に持った場合 説明終わり〕 スライド45 拡大読書器で知っておきたいこと ・画面のサイズで見られる文字数が異なり読みやすさも変わる。 ・色は据え置きと同様、変更可能。 最近、商品の入れ変わりが結構激しいです。 〔写真の説明 3種類の携帯型拡大読書器の表示 説明終わり〕 スライド46 音に変換して読む(パソコン利用) 活字をスキャナで読み取り、OCR(光学式文字読取)でテキスト化。 その後音声ソフトで読み上げさせることで、墨字文書を読むことが可能になる。 ・精度は8割から9割程度で読み間違いも多い。 ・手書きの文字は読めない→読めるようになった。 ・段組みのものや表等が多いものは読めない。 〔画像の説明 パソコン、スキャナ、OCRソフト・音声ソフトのイラスト 説明終わり〕 スライド47 音に変換して読む(音声・拡大読書器) ・視覚障害者の用具で、パソコン・スキャナ・ソフトが一台に入っている機械がある。 よむべえすまいる 値段は198000円!! 連続で読み取り可、機械内部にデータ保存可、ディスプレイと接続して拡大表示可、データをUSB等に転送可 〔写真の説明 使い方。電源を入れる→用紙をセットする→読み取りボタンを押す 説明終わり〕 スライド48 音に変換して読む(SP(音声)コード) ・SPコードは、紙に掲載された情報をデジタルに変える、二次元シンボル。専用ソフトをインストールするだけで簡単に作成できる。縦横18mmの大きさに、日本語で約800文字のテキストデータが格納可能。 テルミー 値段は99800円!! スピーチオププラス 値段は49800円!! 〔写真の説明 使い方。専用ソフト(無料)でデータをspコードに変換。読み間違いは修正可 → 読み取り機器にspコードをセットする → 読み取りボタンを押して読み上げ 説明終わり〕 スライド49 録音された本で読む(デイジー) ・デイジー図書を再生することができます。 〔画像の説明 PTR3(録音も可、すっきりカバー装着時)とPTN3の写真と値段(PTR3 値段は85000円!! PTN3 値段は48000円!! 説明終わり〕 ボタンが多く、複雑と感じる人も多いため、よく利用するボタンだけ触れるようにしたカバーが付属している。CDに録音された図書を再生だけでなく、音楽CDの再生も可能。 先ほど紹介した音声・拡大読書器はCDを入れるところがあり、デイジー・音楽の再生が可 スライド50 最新機器も知っておきましょう スライド51 メゾ・フォーカス、ルビー7HDの写真 スライド52 クローバー10の写真 携帯型であるが足をつけて書いたりもできる。 スライド53 対面朗読室や受付に スライド54 メモを取りたい人のために(受付や対面室等に) <太いペン> PROCKEY 裏うつりしないペン 値段は150円+税!! <白いペンに黒い紙> ブラックノート 値段は320円!! ホワイトペン 値段は150円!! <携帯用点字器> 値段は1100円!! メモを取りやすいペンやボールペン等の活用点字用紙忘れの方にはカレンダーを使うことも。メモできるもの貸してくださいに対応できますか? 〔写真の説明 PROCKEY、ブラックノート、携帯用点字器 説明終わり〕 スライド55 足つきルーペだと書くことができます 〔写真の説明 足つきルーペ 説明終わり〕 スライド56 実はiPad1台でだいたいできます 〔写真の説明 CDケースを足にしてセットされたiPadとスタンドルーペ 説明終わり〕 スライド57 東京都障害者IT地域支援センターの情報がよくまとまってます 〔画像の説明 iPhone、iPad用・障害のある人に便利なアプリ一覧ページ 東京都障害者IT地域支援センター(2020年12月現在) 目的別カテゴリー一覧があり、カテゴリーは、コミュニケーションを支援系(VOCA・意思伝達)、視覚障害者の方に便利系、画面拡大系、聴覚障害者の方に便利系、音声入力系、手書きでコミュニケーション、入力文字・キーボード系、タイムエイド・スケジュール管理系、ビデオ作成で支援系、読み書き(理解)支援系、読書(文書の読み)支援系、記録(記憶)支援系、画面簡単操作系、リモコン系、交通関係、緊急時・安否確認関係、新聞・ラジオなどメディア系、学習(手話・点字等)系、ちょっと便利、がある。それぞれのカテゴリーには「どんなもの?」と説明がある。 説明終わり〕 スライド58 例えば・・・コミュニケーション(聴覚障害) スマホアプリ 音声認識や文字入力で話をする こえとら 〔画像説明 アプリの画面2つ。1つ目には「会話」「会話帳管理」「履歴」「ランキング」「アンケート」「設定」「使い方」アイコンがある。2つ目は「会話」をタッチすると表示される画面で、表示領域と「音声で答える」「文字で答える」「絵・字をかく」「地図で示す」「使い方を見る」「定型文を選ぶ」「履歴を見る」アイコンがある。 説明終わり〕 スライド59 例えば・・・コミュニケーション(視覚障害) 〔写真説明 アプリ 明るく大きく Seeing AI サリバン+の画面のスクリーンショット 説明終わり〕 スライド60 最後に講習会・研修会支援機器 ・磁気ループ 固定で設置するタイプ、カウンターに置くタイプ、小型・携帯がと使い方に応じていろいろなタイプがあります。 携帯型磁気ループ サイズにより様々 値段は30000円や150000円!! 〔イラストの説明 室内で磁器ループのループヒアを使っている様子 説明終わり〕 スライド61 テレビの音 近くでクリアに 「サウンドアシスト」 ・テレビのボリュームは大きくせず、鮮明な音を届けます ワイヤレスなので、好きな場所でテレビを見ることができます。 ボタンが大きく、操作も簡単! ヘッドフォンや時期誘導コイルも使えます。 「テレビの音がうるさい!」ご近所トラブルの元をなくします。 〔イラストの説明 テレビの前に発信機があり、離れた場所のスピーカ(受信機)から音が出ている様子 説明終わり〕 スライド62 離れた場所の声も聞こえる「ベルマンドミノクラシック」 ・講演会やセミナーへの参加をサポートします 対面なら聞き取れるけれど、講演会は聞き取れないからあきらめている…という方にお勧め。 25メートルまでなら無線で音が届きます。 補聴器+ネックループを使うと、話し手の声だけがクリアに届きます。 〔イラストの説明 講演者が送信機を持って話し、参加者の1人が受信機に繋いだイヤホンをつけている 説明終わり〕 スライド63 FM無線式会話器「グループトーク」 ・複数人での会話もはっきり聴こえます グループの全員が付けることで、遠くの人の声もはっきり届きます。 難聴の方は、聴き間違えや聴き返しが減ります。 また、自分の声も聴こえますので、とても話しやすくなります。 マイクが内蔵されているので、マイクの持ち方の癖によって声が聞きにくくなることがありません。 〔画像の説明 「トークユニット」を使って会話する様子のイラストと、「トークユニット」の写真と価格(標準価格(税別) ベースユニット:80,000円・急速充電セット:3,200円、トークユニット:60,000円) 説明終わり〕 スライド64★★★ 最後にもう一度 窓口での支援機器紹介 〔画像説明 窓口のイラスト。次の掲示がある。 ・図書館のご利用でお困り方はカウンターでご相談ください ・筆談・手話を行っています。聞こえにくい方はお気軽にお申し出ください。 ・見えにくい方のために拡大の機器を貸し出しています。ご自由にお試しいただけます ・大活字本あります(矢印) 説明終わり〕 スライド65 大活字本あります スライド66 見えにくい方のために拡大の機器を貸し出しています ご自由にお試しいただけます スライド67 筆談、手話を行っています。 聞こえにくい方はお気軽にお申し出ください。 スライド68 図書館のご利用でお困り方はカウンターでご相談ください スライド69 準備しておわりではなく準備して広報して使ってもらう これが一番。 以上です。 ご清聴ありがとうございました。