国立国会図書館関西館 目次 1 国立国会図書館の役割と関西館の設置目的 2 館内利用サービス 3 遠隔利用サービス 4 電子図書館事業 5 図書館協力事業 6 関西館における障害者図書館協力事業 7 障害のある方へのサービス支援 目次 おわり 1 国立国会図書館の役割と関西館の設置目的 国立国会図書館は、国会に属する機関です。国内で刊行される出版物を網羅的に収集、保存し、その目録を作成、提供するとともに、外国の出版物についても選択的に収集しています。また、これらの収集資料に基づき、国会、行政・司法の各機関、そして国民に対し、広くサービスを行っています。 国立国会図書館関西館は、資料の収蔵スペースを長期的に確保し、高度情報化社会における資料・情報に対する需要に対応するとともに、近畿圏における大規模な調査研究図書館としての役割を果たすことを目的に、平成14(2002)年4月に京都、大阪、奈良の三府県にまたがる関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)に設置され、同年10月に開館しました。 2 館内利用サービス 関西館には閲覧室として総合閲覧室とアジア情報室があります。総合閲覧室には参考図書等と主要な雑誌・新聞約9万冊、アジア情報室にはアジア関係の図書と主要な雑誌・新聞約3万冊が開架されています。座席数は約360あり、その多くに検索用の端末が配置されています。書庫内にも約1,700万点の資料が所蔵されており、請求手続をして利用できます。関西館内で利用できる主なサービスは以下のとおりです。なお、利用者登録をすると、遠隔利用サービス(来館しなくても受けられるサービス)も含めて、更に便利になります。所蔵資料やサービスの詳細は、国立国会図書館ホームページ(https://www.ndl.go.jp)で確認できます。国立国会図書館ホームページは音声読上げソフトウェアに対応しています。 館内で利用できるサービス  開架資料・電子情報の利用(電子ジャーナルや新聞記事データベース、判例データベースなど各分野のデータベースが利用可能)  所蔵資料の複写  研究室・共同研究室の利用  レファレンス(文献の調べ方や資料の案内、類縁機関の紹介等)  書庫資料の利用・予約(登録利用者のみ)  東京本館及び国際子ども図書館所蔵資料の取寄せ(登録利用者のみ。点字図書、録音図書等も取寄せ可能) 関西館の所蔵点数  約1,700万点 主な所蔵資料  学術文献録音図書  外国雑誌  利用の多い国内雑誌  科学技術関係資料  国内博士論文  文部科学省科研費報告書  アジア言語資料、アジア関係資料  国内外の参考図書・基本図書、書誌・目録、官庁出版物等(点字図書は所蔵していません。) 利用できる人:原則として満18歳以上の方 利用時間:午前9時30分から午後6時まで 休館日:日曜日、国民の祝日・休日、年末年始、毎月第3水曜日(資料整理休館日) 3 遠隔利用サービス 関西館は遠隔利用サービスの窓口として、来館せずに国立国会図書館所蔵資料を利用するための申込みを受け付けます。お近くの公共図書館等を経由して、学術文献録音図書、点字図書、大活字本などを含め所蔵資料の図書館間貸出しやレファレンスサービス、複写の申込みができます。複写については、直接郵送で申し込むこともできます。また、登録利用者は、国立国会図書館ホームページからインターネット経由での複写申込みも可能です。 電話によるレファレンスサービスも、主に関西館で受け付けます。 4 電子図書館事業 国立国会図書館のインターネットを通じた電子情報サービスは、全体の企画、立案を東京本館が行い、関西館はそれに基づき、電子図書館に係る情報システムの開発・運営・調査、電子図書館コンテンツの収集、作成及び提供を行っています。 電子図書館コンテンツ 国立国会図書館が所蔵する図書、雑誌等をデジタル化し、著作権処理を行ったものをインターネットで提供しています。著作権処理が済んでいないデジタル化資料は国立国会図書館の施設内でのみ提供していますが、そのうち絶版等の理由で入手が困難な資料については、承認を受けた公共図書館・大学図書館等にデジタル画像を送信し、各図書館で本文画像を閲覧・複写できます(図書館向けデジタル化資料送信サービス)。これらのデジタル化した資料は、「国立国会図書館デジタルコレクション」で提供しています。 インターネット情報の収集・保存 ウェブサイトを収集する「インターネット資料収集保存事業(WARP)」を行っています。国の機関、地方自治体、法人・機構、公益法人、大学、政党、イベント、東日本大震災に関するサイト等を収集しています。収集したウェブサイトのうち発信者からの許諾を得られたものは、ホームページを通じてインターネットで提供しています。また、インターネット等で出版(公開)される電子情報で、図書又は逐次刊行物に相当するオンライン資料(電子書籍・電子雑誌)も収集し、提供しています。 5 図書館協力事業 国立国会図書館は、東京本館、関西館、国際子ども図書館の三施設で分担して図書館に対する協力事業を行っています。関西館は図書館協力(総合目録ネットワーク、レファレンス協同データベース、図書館及び図書館情報学の調査研究、研修交流、障害者サービスを実施する図書館への協力、ISIL(図書館及び関連組織のための国際標準識別子)の付与・管理等)の実施と文献提供サービスの窓口を担っています。 6 関西館における障害者図書館協力事業 関西館では、「点字図書・録音図書全国総合目録」の作成及び提供、学術文献の視覚障害者等用資料の製作(テキストデータ及びDAISY録音図書)、学術文献録音図書の貸出し、図書館等で作成した視覚障害者等用データの収集及びそのデータと国立国会図書館製作のデータを図書館等と視覚障害者等個人へ送信するサービス(視覚障害者等用データ送信サービス)を行うとともに、障害者に対する図書館サービス等に関するレファレンスなどを行っています。 7 障害のある方へのサービス支援 お問合せ先 来館による利用をご希望の方は、来館の前に、関西館の利用方法や利用希望資料の所蔵状況を確認されることをお勧めします。問合せ電話番号は 0774-98-1200(自動音声案内)です。自動音声の案内に従い、「資料についてのお問合せ」の番号を押してください。   交通手段 電車の最寄り駅は、JR学研都市線祝園駅/近鉄京都線新祝園駅又は近鉄けいはんな線学研奈良登美ヶ丘駅です。どちらの最寄り駅からもバスに乗ります。JR学研都市線祝園駅/近鉄京都線新祝園駅からは、奈良交通バス「36 祝園駅 光台循環」、「46 光台三丁目」、「47 ATR」、「56または59・58 学研奈良登美ヶ丘駅」のいずれかに乗車し、「国立国会図書館」バス停で下ります。所要時間は約10分です。近鉄けいはんな線学研奈良登美ヶ丘駅からは、奈良交通バス「56または59 祝園駅」に乗車し、「国立国会図書館」バス停で下ります。所要時間は約15分です。 駐車場 図書館東側に駐車場があります。身障者専用駐車スペース4台分を設けておりますのでご活用ください。 出入口 建物正面の利用者入口をお使いください。閲覧室のある地下1階へは入口正面奥のエレベーターを利用できます。 身体障害者補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬) 盲導犬、介助犬又は聴導犬を伴って入館し、関西館を利用することができます。 車椅子 入退館カウンターに車椅子 2台を用意しています。使用をご希望の場合は、利用者入口又は入退館カウンターでお申し出ください。 館内利用・館内施設 関西館の利用についてお困りのときは、遠慮なく入退館カウンター又は総合案内にお知らせください。担当者が、入館の手続、資料の検索・請求、複写の申込み等についてお手伝いをします。 身障者用トイレの設置場所は、館内の案内板に表示してあります。なお、利用者入口及び総合案内には、点字案内板を用意しております。 食事・喫茶には4階カフェテリアをご利用ください。ご利用にあたっては、必要なお手伝いをいたしますので、遠慮なくお申し出ください。   利用者登録 国立国会図書館が各機関から収集した視覚障害者等用データをインターネット経由で送信する「視覚障害者等用データ送信サービス」の利用者登録をご希望の場合は、入退館カウンターでお申し出ください。館内に登録申請書の書式を用意しており、来館時に職員が申請書作成のお手伝いをいたします。ご不明な点は、ご来館前にお問い合わせください。 研究室 視覚障害のある方向けに、DAISY再生機器、音声拡大読書器(よむべえスマイル)を設置した研究室があります。DAISY再生ソフト・画面読上げソフトをインストールし、点字ディスプレイ・点字キーボードと接続した検索・閲覧用端末があり、電子ジャーナルやオンラインデータベースも利用できます。利用を希望される場合は、総合案内でお申し込みください。 対面朗読 対面朗読は行っていませんが、視覚に障害のある方が、同伴者による国立国会図書館資料の対面朗読をご希望の場合は、研究室をご利用いただけますので、総合案内へお申し出ください。 拡大読書器 閲覧室に拡大読書器を2台設置しています。 国立国会図書館関西館 〒619-0287 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3 電話:0774-98-1200(自動音声案内) ホームページ https://www.ndl.go.jp/jp/kansai/ 図書館協力課障害者図書館協力係 電話:0774-98-1458 FAX:0774-94-9117 e-mail:syo-tky@ndl.go.jp (2021年10月発行)