第29回保存フォーラム
(終了しました)

第29回保存フォーラムの終了について

第29回保存フォーラムの会場風景

平成30年12月21日に第29回保存フォーラム「図書館建築と資料保存」を東京本館新館大会議室において開催しました。参加者は116名(うち館内からは36名)でした。

講演では、国文学研究資料館の青木睦氏から、資料の長期保存を目的とする収蔵施設・設備に求められる諸機能について、保存計画や保存マネジメントなどの理論から国文学研究資料館の移転などの経験に基づく実践例まで幅広いお話をしていただきました。

また、東京大学の小島浩之氏の事例報告では、東京大学経済学部資料室が入る建物の建築に設計段階から関与された経験を基に、同室の資料保存の考え方と具体的取組、資料保存を意識した図書館建築のポイントについて報告していただきました。

東京都立中央図書館の眞野節雄氏の事例報告では、平成29年1月に移転開館した東京都立多摩図書館における予防的資料保存対策の具体的取組について、長年の資料保存の経験を交えて報告していただきました。

当館からの報告では、東京本館、関西館及び国際子ども図書館の3施設について、資料保存の観点から主な構造や設備、設備以外の工夫を整理して紹介しました。

質疑応答では、設計・建築段階で採るべき資料保存上の対策、既存施設を収蔵庫等に利用する場合の留意点、カビ対策の施設面からのポイント、水を使用しない清掃方法等について質疑がありました。

また、保存フォーラム終了後に参加者のうち希望者72名を対象に東京本館新館書庫(書庫空調設備、ガス消火設備等を含む。)の見学を行いました。

第29回保存フォーラムの開催について

保存フォーラムは、図書館における資料保存対策や技術について、実務者が情報交換、意見交換を行うことを目的として開催するものです。

資料の長期保存のためには、保存に適した環境を維持できる収蔵施設が必要ですが、設計コンセプトに保存の観点が中心に据えられる例は限られ、予算等の制約から施設機能の取捨が必要な場合もあります。収蔵施設に求められる機能について資料保存研究者から講演を頂くとともに、設計段階での関与の経験がある機関や、資料保存を念頭に置いた施設上の対策を行っている機関から事例報告を頂き、資料保存に適した建築や施設完成後に取り得る対策に関する理解を深めます。

日時 2018年 12月21日(金) 13時30分~16時30分 (受付 13時~)
※16時30分~17時15分に希望者対象の施設見学あり
会場 国立国会図書館 東京本館 新館3階 大会議室
テーマ図書館建築と資料保存
プログラム
  1. 講演「資料収蔵施設の建築と設備」(仮題)
    • 講師:青木睦氏(国文学研究資料館准教授)
  2. 事例報告
    • 事例報告1: 「東京大学経済学部資料室における建築設計の考え方」
      報告者: 小島浩之氏(東京大学大学院経済学研究科講師)
    • 事例報告2: 「東京都立多摩図書館―施設からみる予防的資料保存対策」
      報告者:眞野節雄氏(東京都立中央図書館資料保全専門員)
    • 事例報告3: 「国立国会図書館の3施設の概要―資料保存の観点から」(仮題)
      報告者: 小澤恵美子(国立国会図書館収集書誌部資料保存課保存企画係長)
  3. 質疑応答・意見交換
  4. 国立国会図書館東京本館施設見学 ※希望者のみ、要事前申込み
    書庫や、通常の見学コースには含まれないバックヤードをご案内いたします。
対象国内の図書館員等の資料保存に関心のある方
募集人数 80名(先着順)
参加費 無料
申込方法 終了しました
申込み締切 12月7日(金)17時 (定員に達した時点で受付を終了します。)
お問い合わせ先 国立国会図書館 収集書誌部 資料保存課
電話番号 03(3506)5219(直通)
メールアドレス:hozonkaアットマークエヌディーエルピリオドジーオーピリオドジェーピー