令和6年度 国立国会図書館職員採用試験案内 総合職試験・一般職試験(大卒程度試験) テキスト版 国立国会図書館職員採用総合職試験・一般職試験(大卒程度試験)は、調査業務、司書業務、一般事務等の館務を行う国立国会図書館の職員を採用するもので、人事院の行う国家公務員採用試験とは別に、国立国会図書館が独自に実施している国家公務員採用試験です。 詳細は当館ホームページ「採用情報」(https://www.ndl.go.jp/jp/employ/index.html)を確認するか、国立国会図書館総務部人事課任用係(03-3506-3315)へお問い合わせください。 1 受験資格 (1)総合職試験 @平成2年4月2日から平成16年4月1日までに生まれた者 A平成16年4月2日以降に生まれた者で次に掲げるもの a 学校教育法による大学を卒業した者又は令和7年3月までに卒業する見込みの者 b 館長がaに掲げる者と同等の資格があると認める者 ただし、次のいずれかに該当する者は、本試験の受験資格がありません。 (ア)日本の国籍を有しない者 (イ)国会職員法(昭和22年法律第85号)第2条の規定により国会職員となることができない者 (ウ)平成11年改正前の民法の規定による準禁治産の宣告を受けている者(心神耗弱を原因とするもの以外) (2)一般職試験(大卒程度試験) @平成2年4月2日から平成16年4月1日までに生まれた者 A平成16年4月2日以降に生まれた者で次に掲げるもの a 学校教育法による大学を卒業した者又は令和7年3月までに卒業する見込みの者 b 学校教育法による短期大学若しくは高等専門学校を卒業した者又は令和7年3月までに卒業する見込みの者 c 館長がa又はbに掲げる者と同等の資格があると認める者 ただし、次のいずれかに該当する者は、本試験の受験資格がありません。 (ア)日本の国籍を有しない者 (イ)国会職員法(昭和22年法律第85号)第2条の規定により国会職員となることができない者 (ウ)平成11年改正前の民法の規定による準禁治産の宣告を受けている者(心神耗弱を原因とするもの以外) 2 受付期間 令和6年2月1日木曜日午前10時から令和6年2月16日金曜日午後5時まで 国立国会図書館ホームページの受験申込フォームからのオンライン申込み ※上記の申込みが難しい場合、郵送による申込みも可(2月16日金曜日消印有効) 3 試験日程及び試験会場 (1)第1次試験 教養試験(多肢選択式) 試験日 令和6年3月24日日曜日 試験会場 東京大学教養学部(駒場Tキャンパス。東京都目黒区駒場3-8-1)又は国立国会図書館関西館(京都府相楽郡精華町精華台8-1-3) 合格者発表 令和6年4月3日水曜日 (2)第2次試験 @専門試験(記述式)、英語試験(多肢選択式)、小論文試験(総合職試験のみ) 試験日 令和6年4月20日土曜日 試験会場 東京大学教養学部(駒場Tキャンパス。東京都目黒区駒場3-8-1) A人物試験(個別面接) 試験日 令和6年4月24日水曜日から26日金曜日まで、30日火曜日、5月1日水曜日から2日木曜日まで、7日火曜日から8日水曜日までのうち、指定する日 第2次試験の人物試験は、オンラインで実施します。 合格者発表 令和6年5月21日火曜日 (3)第3次試験 人物試験(個別面接) 試験日 @総合職試験 令和6年6月6日木曜日 A一般職試験(大卒程度試験) 令和6年6月7日金曜日、10日月曜日のうち、指定する日 試験会場 国立国会図書館東京本館(東京都千代田区永田町1-10-1) 第3次試験の人物試験は、対面で実施する予定です。 最終合格者発表 令和6年6月20日木曜日以降 4 採用予定数 (1)総合職試験 若干名 (2)一般職試験(大卒程度試験) 若干名 5 受験申込手続 (1)当館職員採用試験の申込み 申し込むことができる試験の種類は、総合職試験、一般職試験(大卒程度試験)又は障害者(係員級)採用試験(大卒程度試験)のうち1種類に限ります。同じ年度において受験できる試験の種類は1つのみです。 (2)総合職試験の特例制度 総合職試験に不合格となった場合に、一般職試験(大卒程度試験)の受験者としての取扱いを受けることができる制度です。総合職試験の受験申込みの際に「特例」を希望し、総合職試験の各試験種目を有効に受験すると、総合職試験の第1次試験において不合格となった場合には一般職試験(大卒程度試験)の第1次試験の、第2次試験において不合格となった場合には一般職試験(大卒程度試験)の第2次試験の、第3次試験において不合格となった場合には一般職試験(大卒程度試験)の第3次試験の、それぞれ有効な受験者として扱われ、改めて一般職試験(大卒程度試験)受験者としての合否判定がなされます。ただし、1種目でも欠席又は棄権があった場合、特例は適用されません。 なお、特例の希望の有無が合否に影響することはありません。また、採用時や採用後に、有利又は不利に扱われることもありません。 (3)申込方法 原則、国立国会図書館ホームページの受験申込フォームからのオンライン申込みに限ります。受験申込フォームからの申込手順の詳細は、国立国会図書館ホームページの「令和6年度国立国会図書館職員採用試験について」(https://www.ndl.go.jp/jp/employ/employ_exam.html)をご覧ください。 当該フォームからの申込みが難しい場合は、郵送による申込みを受け付けます。郵送による申込みを希望する場合は、受験申込書の交付を2月9日金曜日必着で郵便により請求してください。請求は国立国会図書館総務部人事課任用係宛てとし、封筒の表に希望する試験の種類を朱書してください。また、返信用封筒として、受験者の氏名、住所及び郵便番号を明記して、140円分の切手(速達による送付を希望する場合は400円分の切手)を貼付した角形2号の封筒を同封してください。この他、連絡先として電話番号を記入した用紙も同封してください。用紙の形式は自由です。郵送による申込手順については、受験申込書に同封する案内をご確認ください。 宛先 郵便番号 100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1 国立国会図書館総務部人事課任用係 (4)受付期間 令和6年2月1日木曜日午前10時から令和6年2月16日金曜日午後5時まで(郵送による申込みの場合は2月16日金曜日消印有効) (5)申込受付後の流れについて 申込みの受付が完了した後、受付の際に入力したアドレスに受付完了メールを自動送信します。 3月1日金曜日頃に、受験申込フォームに記入したメールアドレス宛てに受験番号、試験会場等を記載したメールをお送りします。また、国立国会図書館ホームページに受験票、写真票を掲載しますので、各自でダウンロードした上で、受験票に受験番号等を記載してください。また、写真票には写真を貼付してください。受験票及び写真票は第1次試験会場に必ず持参してください。 ※郵送による申込者には、3月1日金曜日頃に、受験票を郵送します。 3月6日水曜日正午までにメール等が到着しない場合は、国立国会図書館総務部人事課任用係(03-3506-3315)まで必ずお問い合わせください。問合せなく、受験票等を持参せず試験会場に来ても受験できない場合があります。 申込受付後は、試験の種類、特例希望の有無、専門試験(選択科目)及び第1次試験会場(希望)の変更はできません。 (6)試験会場の変更 第1次試験について、希望者数が会場の収容人数を超過した場合、一部の方に、希望と異なる試験会場を指定する場合があります。試験会場の変更が必要な場合は、メール又は受験票によりお知らせします。なお、第1次試験の試験会場の選択は、採用後の勤務地とは関係ありません。 (7)障害のある方への対応 @視覚障害のある方については、その障害の程度により、点字による受験を認め、解答時間の延長(1.5倍)を行います。補助として、ご持参のパソコンのスクリーン・リーダーによる音声読み上げの併用も可能です。ただし、小論文については、解答時間の延長を行いません。点字による受験を希望される方は、2月1日木曜日から2月16日金曜日午後5時までに、必ず国立国会図書館総務部人事課任用係(03-3506-3315)に申し出た上で、その指示に従い障害の程度を証明する書類を提出し、受験申込時に点字受験希望の旨を記載して申し込んでください。 A受験に際し、障害があるため@以外に車椅子用の座席の用意、拡大鏡・補聴器・パソコン等の持参許可、拡大文字問題の用意、試験室入口までの付添者の同伴許可等の何らかの配慮を希望される方は、2月1日木曜日から2月16日金曜日午後5時までに、国立国会図書館総務部人事課任用係(03-3506-3315、FAX 03-3581-1758)に申し出た上で、受験申込時に希望する配慮の内容を記載してください。なお、内容によっては、試験の実施上、対応できない場合もあります。 6 試験の方法 (1)総合職試験 第1次試験 教養試験(多肢選択式) 内容 一般的知識、知能を問う試験 試験時間 120分(点字受験の場合は180分) 第2次試験 @専門試験(記述式) 内容 次のうち、受験者があらかじめ選択する1科目についての筆記試験 法学(憲法、民法、行政法、国際法から受験時に2分野選択)、政治学、経済学、社会学、文学、史学(日本史、世界史から受験時に1分野選択)、図書館情報学、物理学、化学、数学、工学・情報工学(工学全般、情報工学から受験時に1分野選択)、生物学 試験時間 120分(点字受験の場合は180分) A英語試験(多肢選択式) 内容 長文読解 試験時間 60分(点字受験の場合は90分) B小論文試験 内容 与えられた課題についての小論文(1,200字) 試験時間 60分(点字受験の場合も試験時間の延長は行いません。) C人物試験 内容 個別面接(オンラインで実施) 第3次試験 人物試験 内容 個別面接(対面で実施) (2)一般職試験(大卒程度試験) 第1次試験 教養試験(多肢選択式) 内容 一般的知識、知能を問う試験 試験時間 120分(点字受験の場合は180分) 第2次試験 @専門試験(記述式) 内容 次のうち、受験者があらかじめ選択する1科目についての筆記試験 法学(憲法、民法、行政法、国際法から受験時に2分野選択)、政治学、経済学、社会学、文学、史学(日本史、世界史から受験時に1分野選択)、図書館情報学、物理学、化学、数学、工学・情報工学(工学全般、情報工学から受験時に1分野選択)、生物学 試験時間 90分(点字受験の場合は135分) A英語試験(多肢選択式) 内容 長文読解 試験時間 60分(点字受験の場合は90分) B人物試験 内容 個別面接(オンラインで実施) 第3次試験 人物試験 内容 個別面接(対面で実施) 第1次試験及び第2次試験の英語試験は、総合職試験・一般職試験(大卒程度試験)共通の試験問題です。 専門試験(記述式)について、総合職試験受験者は、最初の90分間(点字受験の場合は135分間)は一般職試験(大卒程度試験)と共通の問題を、引き続く30分間(点字受験の場合は45分間)は総合職試験独自の問題を解答します。一般職試験(大卒程度試験)と共通の問題に、90分間(点字受験の場合は135分間)を超えて解答することはできません。 法学の総合職試験独自問題は、共通問題で選択した2分野のうちから1分野を選択します。 総合職試験の第2次試験合格者の決定は、専門試験、英語試験及び人物試験の成績を総合して行います。総合職試験の小論文試験は、総合職試験第3次試験における評定に用います。 総合職試験・一般職試験(大卒程度試験)ともに、第2次試験の際、質問紙法による性格検査を行い、人物試験の参考とします。 7 合格者発表 第1次試験合格者発表 日時 令和6年4月3日水曜日午前10時 方法 合格者の受験番号を、国立国会図書館ホームページ(「採用情報」のページ)に掲載します。合格者には郵便で通知します。 第2次試験合格者発表 日時 令和6年5月21日火曜日午前10時 方法 合格者の受験番号を、国立国会図書館ホームページ(「採用情報」のページ)に掲載します。合格者には郵便で通知します。 最終合格者発表 日時 令和6年6月20日木曜日以降 方法 第3次試験の受験者全員に合否通知を郵送します。また、国立国会図書館ホームページ(「採用情報」のページ)に合格者の受験番号を掲載します。 8 採用・待遇等 (1)採用年月日 原則として、令和7年4月1日 (2)身分 国会職員(特別職国家公務員) 勤務条件等は一般職国家公務員とほぼ同様です。 (3)給与 初任給(令和5年度の例) 総合職試験 行政職給料表(一) 2級1号給(200,700円) (参考)東京都特別区内に勤務する場合の地域手当加算後の額 240,840円 一般職試験(大卒程度試験) 行政職給料表(一) 1級25号給(196,200円) (参考)東京都特別区内に勤務する場合の地域手当加算後の額 235,440円 国会職員の給与等に関する規程に基づき、期末手当、勤勉手当、扶養手当、住居手当、通勤手当等が支給されます。 (4)官署及び勤務地 ア 東京 国立国会図書館東京本館 東京都千代田区永田町1-10-1 国立国会図書館国際子ども図書館 東京都台東区上野公園12-49 イ 京都 国立国会図書館関西館 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3 この採用試験により、国立国会図書館職員として採用し、上記いずれかの官署に配属します。国立国会図書館として一体となった業務・サービスを行うため、官署間の異動、東京と京都の間の転勤があります。 (5)昇任 昇任の基準は原則として人事院規則に準じます。当館職員として能力の向上、経験の蓄積を図るため、複数部署の業務を経験しながら昇任することを基本とします。 (6)福利・厚生 衆議院共済組合国立国会図書館支部の契約する福利・厚生サービスのほか、国家公務員共済組合連合会(KKR)の運営する医療機関、宿泊施設等を組合員価格で利用できます。東京勤務者のために東京(東京都渋谷区)に代々木上原寮(独身者用)があり、京都勤務者のために京都(京都府相楽郡精華町)に京都宿舎があります。 (参考)過去3年間の総合職試験・一般職試験(大卒程度試験)による採用者数 令和3年度 総合職試験 3人 一般職試験(大卒程度試験) 13人 令和4年度 総合職試験 3人 一般職試験(大卒程度試験) 13人 令和5年度 総合職試験 3人 一般職試験(大卒程度試験) 19人 ※令和5年度は令和5年11月末時点での採用予定者数 9 第1次試験会場 正午から午後1時まで(点字受験の場合は午前11時45分から午後0時45分まで)の受付時間に遅れた場合は、受験できません。 東京会場 東京大学教養学部(東京都目黒区駒場3-8-1) 東京大学教養学部は、目黒区の駒場Tキャンパスにあります。文京区の本郷地区キャンパスではありません。 最寄り駅は、京王井の頭線の駒場東大前駅です。 必ず正門からお入りください。 京都会場 国立国会図書館関西館(京都府相楽郡精華町精華台8-1-3) @JR学研都市線の祝園駅又は近鉄京都線の新祝園駅をご利用の方 奈良交通バスで約13分です。 36系統(祝園駅 光台循環)、46系統(光台三丁目)、47系統(ATR)、56又は59・58系統(学研奈良登美ヶ丘駅)に乗車し、国立国会図書館で下車してください。 A近鉄けいはんな線の学研奈良登美ヶ丘駅をご利用の方 奈良交通バスで約15分です。 56又は59系統(新祝園駅)に乗車し、国立国会図書館で下車してください。 B出入口 必ず利用者入口からお入りください。西口は利用できません。