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施設設備専門職員からのメッセージ

総務部管理課 石尾 雅史

主な経歴

  • 平成30年4月 入館(施設設備専門職員)、総務部管理課

はじめに

私は技術系の職員として国立国会図書館で機械設備の運用保守業務や工事の監督業務に従事しています。学生時代は機械工学を学んでいました。この仕事に直接関係する分野ではありませんでしたが、縁とタイミングに恵まれて当館に入館することになりました。

現在担当している業務

技術系職員の主な仕事として「建物、設備の保守」と「工事の企画、発注、監理」が挙げられます。「建物、設備の保守」は国立国会図書館の中にある本を運ぶ機械や、エレベーター、空調機といった様々な機械設備を支障なく使うことができるよう維持管理することです。定期的に点検を行っていますが、それでも機械設備が故障することがあります。また、利便性向上のため改良が必要になることもあり、工事を行う必要が出てきます。その際に工事は本当に必要か、予算はあるのかと検討することが「工事の企画」です。その後、仕様書を作成し実際に契約を結ぶまでが「工事の発注」に当たります。いざ工事が始まった際には完成するまで監督することが「工事の監理」の仕事です。実際の業務の中では人の間を取り持つ機会が頻繁にあるため、様々な人と話す機会が多いです。

担当業務のやりがい・魅力

技術系職員は早いうちから責任者としての役割を求められることが多く責任感が必要となりますが、それだけやりがいを感じることができます。ひとたび工事が始まると、工事終了後の会計検査まで監督職員として関わることになります。また、新しい書庫の建設のような大規模工事は基本的に国土交通省にお願いしていますが、私たちは国立国会図書館と国土交通省の橋渡し役として設計段階から現地調査や連絡調整に協力すること、図書館側の代表として意見を伝えることを行っています。

私たちの仕事の中では設備に対する専門性が求められることがあります。私はここで働くまでは設備や工事に関する知識は全くありませんでした。しかし、周りの方に優しく教えていただくことで日々成長を感じながら働くことができています。当課では模範となる先輩や上司に囲まれ勉強することができますし、専門性を高めるための講習会や資格試験に行く機会を積極的に設けてくれるので、自分の知識に不安を感じる必要はありません。

当館職員を目指す方へ

入館する以前の私は、図書館で働く人はカウンターにいる人としかイメージできていませんでした。実際に採用され働いてみると、表には見えない部分で数多くの人が図書館の運営を支えていることがわかりました。国立国会図書館を円滑に運営していくために表には見えない施設設備面でサポートしていくことが技術系職員の仕事です。