ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 収集書誌部逐次刊行物・特別資料課 萩平 薫(平成20年度入館)(令和2年4月掲載分)

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

収集書誌部逐次刊行物・特別資料課  萩平 薫

  • 平成20年4月 入館(Ⅱ種)、収集書誌部収集・書誌調整課
  • 平成21年4月 収集書誌部国内資料課
  • 平成25年4月 関西館文献提供課(平成27年7月~ 副主査)
  • 平成28年4月 実務研修(宮城県図書館)
  • 平成30年4月 収集書誌部逐次刊行物・特別資料課(副主査)

はじめに

大学では、文学部で国語学を学んでいましたが、就職にあたり専攻をいかすという考えはあまり持っていませんでした。もともと公務員志望であったことに加え、当館は国立の図書館として国内の出版物を広く収集し、永く保存し、後世に伝える、というところに魅力を感じ、受験をしました。

現在担当している業務

雑誌や新聞など、定期的に刊行される出版物(逐次刊行物)の書誌データを作成しています。資料のタイトルや出版者、いつから刊行され始めたのかなどの情報を、目録規則に従って入力します。また、逐次刊行物は途中でタイトルや刊行頻度が変わったり、複数の刊行物が合併して一つになったり、休刊や廃刊になったりすることがあります。そのように内容に変化があった場合には訂正を行い、書誌データに反映させています。

そのほか、当館はISSN日本センターの役割を担っており、その事務手続きを担当しています。

担当業務のやりがい・魅力

様々な分野の資料に触れることができる一方で、基本的に利用者と接することはなく、場合によっては一日中資料と向き合っている日もあります。地味で根気のいる作業ですが、書誌データは利用者が必要な情報にたどり着くための基礎となるものです。書誌作成は当館の国会サービスやレファレンスサービスの根底を支える重要な業務だと思っています。

作成したデータは館内で活用されるだけでなく、国内外の図書館や個人が利用できるよう、全国書誌データとして提供しています。地道な作業の先に全国の利用者がいるのだということを念頭に、日々業務を行っています。

宮城県図書館での経験

当館では、関係機関と出向や実務研修といった形で人的交流を実施しています。私は平成28年4月から2年間、宮城県図書館に実務研修員として派遣されました。宮城県図書館では、市町村図書館への協力・相談業務、研修会の実施、広報誌の作成、展示、団体見学の対応、全国規模の研究集会の企画運営など、幅広い業務を経験させていただきました。

仕事をしている中で、当館のサービスが公共図書館で使われている様子も目にすることができました。一度国立国会図書館の外に出ることで、公共図書館側から見た当館の立ち位置を知ることができ、改めて当館の役割とは何かを考える良い機会となりました。

当館職員を目指す方へ

当館の業務は幅広く、一見すると図書館らしくないような仕事も多くありますが、どのような仕事であっても、当館のサービスを成り立たせるためになくてはならないものです。異動のたびに新しい業務に挑戦することができ、必要に応じて研修の機会も用意されていますので、学ぶのが好きで好奇心旺盛な方には良い環境ではないかと思います。ご興味がありましたら、国立国会図書館で働くことを選択肢の一つとして検討していただければ幸いです。