ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 利用者サービス部政治史料課 福山 樹里(平成22年度入館)(平成30年度職員採用説明会(平成31年2月~3月開催))

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

利用者サービス部政治史料課  福山 樹里

  • 平成22年 4月 入館(Ⅱ種)、主題情報部科学技術・経済課
  • 平成25年 4月 電子情報部電子情報流通課
  • 平成28年 9月 フンボルト大学及びキングス・カレッジ・ロンドン デジタル・キュレーション(修士課程)
  • 平成30年 10月 利用者サービス部政治史料課(副主査)

はじめに

私は、大学と大学院で音楽学を専攻し、修士論文の提出後に、私にとっては分野を問わず調査すること自体が楽しいのだと気づきました。その後、当館のホームページを偶然見て、国政審議のために論文を書く仕事があること、情報の流通環境の整備を核としていることを知り、当館の存在意義に共感したため受験しました。

電子情報流通課の業務

電子情報流通課の業務は係によって大きく異なります。私が在籍していた標準化推進係では、情報の流通に適したデータの形を考えると同時に、データの利活用を進める活動をしていました。例えば、望ましいデータ形式や提供方法の調査、その結果に基づくデータセットの作成と公開、デザイナーやエンジニアなど幅広い人々に当館のデータを使ってもらうためのイベントの開催、これらの活動の成果を伝えるウェブページや報告書の作成等を行いました。また、国内の関連機関との共同事業であるジャパンリンクセンターの委員や、日中韓の国立図書館の共同事業である日中韓電子図書館イニシアチブのメンバーとして、システム開発プロジェクトに関わりました。言葉の壁や考え方の違いを越えて協力する方法を考えるのは難しくも面白くやりがいのある仕事で、うまくいったときには本当に嬉しく、メンバーと共に喜び合いました。

科学技術・経済課と政治史料課の業務

科学技術・経済課と政治史料課では、利用者に対して、情報源となる資料やデータベースの案内、検索の援助をするほか、情報検索を支援するリサーチ・ナビのコンテンツの作成や外国から収集する資料の選定をしています。担当分野は異なっても、日本で唯一の国立図書館として、また情報の究極の拠り所として、研究者等をはじめとする利用者からの期待や感謝の言葉でやる気が湧いてくるのは同じです。専門家の話を聞いて今後取り組むべき仕事を考えつつ、情報の流通基盤の重要な要素の一つである資料の収集や収集ルートの確保に努めるのは、私にとってはいつでもわくわくする仕事です。なお、科学技術・経済課では他の図書館の職員への研修講師も経験しました。人前に立つのが苦手なため緊張しましたが、仕事で得たものを、他機関の情報の窓口となる人たちと共有でき、意義と喜びのある仕事でした。

在外研究等の経験

当館には、国内外への出張や在外研究の機会があります。私も、国内外の図書館への訪問調査、国際会議での発表、ドイツのフンボルト大学とイギリスのキングス・カレッジ・ロンドンの修士課程での研究等を経験しました。たとえ業務経験が浅くても、一歩外に出れば当館の代表として見られ、当館の活動への感謝や期待、担当外の業務への質問、時には批判の言葉も投げかけられます。そうした思いを伝えてもらえるというのは、私たちが必要とされていることの証だと思います。在外研究等の経験は、業務改善策の検討へのきっかけや自らの学び・気づきとなるだけでなく、 仕事をする上での励みや支えにもなる魅力的な機会だと感じています。

おわりに

当館には多様な仕事があり、いずれも情報の収集、整備、提供につながっていると思います。情報を重要だと思う人、多くの人の役に立つ仕事をしたい人、新しいことをこつこつ学ぶのが好きな人なら、きっと楽しめると思います。ぜひ一緒に仕事しましょう。