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おしらせ:平成29年度書誌調整連絡会議を開催しました

NDL書誌情報ニュースレター

NDL書誌情報ニュースレター2018年1号(通号44号)

国立国会図書館は、2018年1月18日に平成29年度書誌調整連絡会議を開催しました。この会議は、国内外の書誌調整に関する最新情報を広く関係者・関係機関等と共有することを目的とし、毎年行われています。今年度は、「新しい目録規則は何をもたらすか:フランスと日本の書誌データ」をテーマに、フランス国立図書館(BnF)のヴァンサン・ブレ(Vincent Boulet)氏をお招きして開催しました。会議は一般に公開し、約90名が参加しました。


会場の様子

はじめに、フランスにおける新しい目録規則“RDA-FR”等の動向について、ブレ氏が講演しました。つぎに、日本図書館協会目録委員会と当館が連携して策定に取り組んでいる「日本目録規則2018年版」(仮称)(以下、NCR2018といいます)について、渡邊隆弘氏(日本図書館協会目録委員会委員長・帝塚山学院大学教授)が概要と意義を、当館からはその適用に向けた取組み状況を、それぞれ発表しました。

ブレ氏からは、BnFがフランス高等教育書誌センター(Agence bibliographique de l'enseignement superieur: ABES)と進めている「書誌移行」(Transition bibliographique)計画の概要が紹介されました。特に、著作の典拠データと体現形のデータ(書誌データに相当)のリンクの自動生成等によるFRBRに基づいたデータの構造化や、現在、RDAにフランス固有の事情を反映させた目録規則として検討が進められている“RDA-FR”の状況等について発表がありました。渡邊氏からは、NCR2018の策定状況や基本方針、全体構成等が説明された後、三つの特徴(FRBRを基盤とすること、RDAとの相互運用性の担保、日本の事情の反映等)が示されました。当館からは、NCR2018の適用細則の検討状況と、想定されるデータ事例について報告しました。

最後に、参加者から、“RDA-FR”に基づき作成された書誌データの国際的な相互運用性や、出版者等のコミュニティとの連携状況、これらのコミュニティへのBnFからの働きかけの有無等について質問が寄せられました。

RDAは、おもに英米で普及している目録規則です。それに対して、フランスと日本では、RDAとの相互運用性も考慮しながら、FRBRを基盤とし、自国の事情をふまえた規則を検討しているという共通点があることを、改めて確認できました。そして、ウェブにおける書誌データの再利用や連携を進める中で、図書館が今後果たすべき使命や課題について、参加者間で共有することができました。こうした状況をふまえながら、当館では、NCR2018の適用に向け、引き続き検討を進めていく予定です。

会議の概要と資料については、当館ホームページの「平成29年度書誌調整連絡会議報告」のページに掲載しています。

(収集・書誌調整課)


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NDL書誌情報ニュースレター(年4回刊)

ISSN 1882-0468/ISSN-L 1882-0468
2018年1号(通号44号) 2018年3月27日発行

編集 国立国会図書館収集書誌部
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