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当事者の立場からディスレクシアとは
2022年12月07日
小澤　彩果
特定非営利活動法人支援技術開発機構研究員(ATDO)

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今日の話題
1.ディスレクシアについて
2.私の困難とそれをどう乗り越えてきたか
3.残された課題
4.現在の活動
5.最後に：私からのメッセージ


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１）ディスレクシアについて

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いくつかの文字は、左右上下反転していたり、右や左に４５度回転していたり、文字の位置が上下したりしています。

スライド５
スライド５の文章が通常の表記で表示されています。

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私の場合の読み困難
上部にきょうの平仮名、下部にきのう平仮名があります。「の」と、「よ」の一部分を同時になぞるアニメーションが付いています。
「の」の形は、中央上から始まる開始点からそのまま下におろして、左側に大きく円を描くように開始点を通り、そのまま円を描きながら、右下まで続いてます。

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「お」と「む」が書かれております。2文字の共通点は、最初の十字に交わっている箇所、丸を書く箇所、そのあとの上下に曲がっている部分また、右上に点を打つところです。

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左に「さ」、右に「ち」が書かれています。

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左に「く」と、中央に左右反転した「く」と、右に「つ」が書いてあります。

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文字を長い間見ているとピントが合わなくなる
文字が2重になっている文章が表示されています。

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絵本の頁を読むのに、小学校２年生の夏、10分かかった！→両親が私の読み困難に気づく！
「わかったさんのクレープ」、作者：寺村輝夫、絵：永井郁子、発行所：あかね書房という絵本で左下に絵が描かれた見開きのページの画像があります。

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２）私の困難とそれをどう乗り越えてきたか

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２ー１）DAISY教科書との出会い

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自己紹介
私は、DAISY教科書第１期生
DAISYとの出会いは、2007年11月ごろ、小学校5年生の冬
「DAISY教科書の有効性に関する実証研究」（ATDO）のモニターとして活動
その後、中学生までモニターを継続
高校は、DAISY製作ソフトのモニター
大学・大学院でもDAISYを活用
現在、ATDOでDAISYに関わる仕事をしている

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DAISY/EPUBデモ
Thoriumを使ったDAISY/EPUB再生

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DAISYとEPUB(EPUB3になる前のアクセシブルでないもの)を組み合わせて、EPUB3(アクセシブルなEPUB)になった図が描かれている

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（EPUBのデモ動画の説明）
再生と一時停止、ナビゲージョンの目次移動、フレーズ移動と音声速度の変更、文字サイズの変更、ハイライトや背景の色の変更方法を画面で見せている

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NPOのNaDからサポートを受け、2007年12月からDAISYを使い始めた
日本では、教科書バリアフリー法が制定後、リハ協と製作団体の協力により、DAISY教科書が利用可能になりました

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DAISY教科書の使用方法
小学校（5, 6年生）
　国語でのみ利用
中学校 （1〜3年生）
　国語、社会、理科、英語で利用
小学校時代は、毎日、読みの宿題でDAISY教科書を活用
中学生になると、上記の各科目でDAISY教科書は期末試験の準備に不可欠となる

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２－２）DAISY教科書を利用してよかった点

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私にとってのDAISY教科書の利点
DAISY教科書によって漢字の読み方が理解できた
→日本語で漢字はたくさんの読み方がある
例えば
　　　今日は= こんにちは,きょうは   
教科書の各単元の内容理解が早く簡単にできた
DAISY教科書は、語彙力アップにも貢献した
DAISYでは、文字と音とが対応しているため、
 その利用のたびに、脳を刺激し、読み能力がある程度改善されてきた

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DAISY教科書の重要性
DAISY教科書に接することで、もっと本を読みたいと思うようになった
少しずつ自力で勉強できるようにもなった
今までできなかったことにもチャレンジする積極性が育った
次第に定期試験の結果も、良くなっていった
⇒こうしたことが、自尊心の涵養に繋がった！

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２－３）DAISY教科書以外の支援について

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大阪医科大学LDセンター
小学校3年生から6年生まで隔週でLDセンターに通った
「弱点を無くすことが目標ではありません。強いところを伸ばして、弱点をカバーすることが私たちの目標です」→障害観の転換！

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LDセンターでのトレーニング
間違い探し（注意力のトレーニング）
文章と内容の誤りを修正する（自己修正能力）
→先生は足りない文字や余分な文字があることを助言
四コマ漫画にストーリをつける（想像力、説明力）
時間やスケジュールを管理
Wordソフトで書く（自分で文章を書く力、コンピューターリテラシー）
辞書を引く力

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母親の読み支援
音読の宿題については、母親と一文ずつ、交互に読みし、1回読んだことにした
授業で当たった時、覚えていたので対応できた
漢字のルビふりは、ひらがなの方が読みにくかったので、やらなかった
母親が読み聞かせもした（読書量を補うため）
大学生の家庭教師（週3回）は、3年生まで
4年生から中学3年生は、塾（週3回）
→この塾で、ノートの取り方が変わった！

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サピエ図書館
中学生時代、サピエ図書館でハリーポッターという素晴らしい本に出会うことができた！
音声DAISY版しかなかったため、紙の本と音声DAISYを同時に使って自力で読みました

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日本ライトハウス情報文化センター
著作権法37条第3項に基づき、このセンターが高校のDAISY教科書を作ってくれた
→高校教科書は分厚く、この支援にはとても助けられた

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大学生になってからの自立的対応
★自分でDAISY化・音声化して読めるようになった
　→「自立」できている
DAISY化は以前より簡易化されている
　（Plex Talk Producerなどの利用）
WebやMicrosoft wordもコピー＆ペストでDAISY化
スクリーンリーダの利用
　＝Mac, iPhoneなどMacOS,iOS（Voice over）
　＝Android（TalkBack）
　＝Windows（NVDA）
スキャンされたものをOCRでテキスト化

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音声合成のNVDA
NVDAを使用中
NVDAは音声合成で、カーソル位置のテキストを読むなどをしてくれます。
（動画の説明）
NVDAを使って、ATDOのHPを読み上げたり、NVDAの設定から音声を遅くしたりしています。

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スクリーンリーダ等(合成音声)による読書について
スクリーンリーダや、すぐ出すために作られたテキストDAISYでは、読み間違いがある
→読みを間違って覚えることでコミュニケーションがうまくできないことがある
登場人物の名前が読み間違える
→話を共有するのに毎回その人物がどのような背景を持つ者なのかから話す必要
専門用語が読み間違える
→違うように覚えていて恥ずかしい思いをする。

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ちょっとした配慮少し困ったときの対応
授業中に配られたプリントを黙読
時間が区切られると、最後まで読めない
→話し合いに参加できない
先生が、音読してくれる
→話し合いに参加できる
黒板の文字をノートに写す
ノートを取る時間から先生の話を聴く時間
長めの文書を見せられた時の対応
友だちに読んでもらう
じっくり時間をかけて読む
分かったふりをする

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４）残された課題

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DAISY教科書配布の問題点
ディスレクシア児童生徒の全員がDAISY教科書を使用できているわけではない（媒体の認知と支援対象の把握の問題）
特に高校教科書は、まだ、ほとんどDAISY化されていない
教科書以外に副読本も教育では重要になるが、ほとんどDAISY化されていない

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定期試験と入学試験における問題
小中学校の場合はテストで特別な配慮を受けることができなかった
高校では、試験時間は1.3倍、試験用紙は２倍拡大、別室受験という特別配慮があった
　→試験はDAISY化されていない！
大学センター入試(共通テスト)も含め、入学試験のDAISY化は実施されていない

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大学の対応
入学前から、大学側に配慮を申し入れた
  →しかし、情報系学部の動きは鈍く、1回生の前期の試験配慮は不十分だった
  →ようやく１回生後期から、試験配慮（PC読み上げ、用紙拡大、時間延長、別室）が実施された
障害学生支援室スタッフの当初の印象
　→大学には、そもそも、ディスレクシア学生はいないと思っているように感じられた
図書館による支援＝図書・配布資料のデジタル化
　→しかし、十分とは言えない

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４）現在の活動

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現在の私の活動
主に
DAISY/EPUB製作・講習・普及活動
JDC技術委員会の参加
講演会活動　…など
ATDOのホームページ
URL：https://www.atdo.jp/



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長文のメールを読む、書類を読む場合
→スクリーンリーダで対応
紙ベースの媒体を読む場合
→スキャン＋OCRと、スクリーンリーダで対応
文章作成際の誤字脱字の確認
→スクリーンリーダで読む、周りの人の確認
紙で配布されたもので、元データがあるものを読む場合
→そのデータをもらい、スクリーンリーダで対応


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得意なこと・活かせること
（当事者からの目線、ユーザからの体験）
DAISY/EPUB再生ソフトの検証
DAISY教科書の製作
JDC技術委員会への参加
講演会　…など
（情報系学部での経験、ユーザからの体験）
DAISY講習会　…など
（情報系学部での経験等）
ATDOHPの作成と更新
PCに関わること
Excelのマクロ作成　…など


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５）私からのメッセージ

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国立国会図書館のサービスの利用
(視覚障害者等用データ送信サービス)
Webページから基本情報を登録
本人確認書類と、通常の活字の印刷物の読書が困難であることがわかる書類の提出（メールでも可能）
＜国立図書館のサービスを利用しての感想＞
診断書や障害者手帳がなくても、使えるようになることを望む
CDまたは、データで提供されたDAISYを読むことができる
近隣の足を運べるところで受け取りたい


スライド４３
図書館に臨むこと
同世代の子も同じように困難を抱えていると知ることができる機会の提供
地域の学校と連携して、子供たちが当たり前に手助けを受けれる環境づくりのための情報発信
DAISYや、アクセシブルなEPUBの再生方法を当事者や親、学校の先生たちに教える
図書館で、アクセシブルな形で出版された図書も借りられるようになる
↓
より誰も取り残さない社会に近づく

スライド４４
眼鏡をかければ、見れる、読める、学べる!
左に資料、真ん中にレンズ、右に目があります。
その下にレンズを上矢印で指し、「DAISY  +  ICTインフラ  + 環境 (両親の姿勢, 先生の姿勢と技術、支援者) + 社会政策」

スライド４５
私の場合、幸運なことにDAISYや他の要素の絶妙な組み合わせに支えられ、大学院を修了できた
現在、ディスレクシアに理解ある環境の中で、DAISY普及に関わる活動をしている
実感的にDAISYの有効性を理解できた最初のDAISY世代といえるかもしれない
DAISYを使うことで、「勉強が楽しい、もっと学びたい。」と思ってくれる人が増えることを望む
障害が障害と感じない世の中になるように貢献したい
