御法川直三郎出品の多管式自働乾燥機

第五回内国勧業博覧会事務局編 『第五回内国勧業博覧会審査報告』 第8部 (1904)

解説

乾燥装置としての出品物は専ら生繭の乾燥に用いられたが、穀類、果類、野菜などを乾かすこともできた。御法川の乾燥機は自動式で、日本で改良した中で最も優れているとの評価を得て、二等を受賞している。
60の蒸しかごが備えられており、かご1枚あたり2分、凡そ2時間で乾燥を完了する仕組み。工女4人で1日に生繭50石の乾燥が可能という。

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