蔵書印の世界 音声読み上げソフトをご利用のかたは、ここから本文へジャンプできます。
トップページ サイトマップ
はじめに 年表 人物一覧 ご利用について
前へ 次へ
きむら けんかどう 1736-1802
浪華の文化人
 
  名前
  名は孔恭。字を世粛。巽(遜)斎と号し、邸内の井戸より出た古芦根にちなんで室名を「蒹葭堂」と称した。通称は坪井屋吉衛門。
   
  職業
  本草家、文人
 
  人物
  大坂北堀江代々の酒屋に生まれる。本草学を津島桂庵、小野蘭山に学び、『山海名産図会』『本草植物図彙』など関係書多数をものしている。また、儒学を片山北海、画を池大雅に学んだ。珍書、奇書、骨董を集め、文人墨客と広く交わった。享年67歳。
 
 
蒹葭堂藏書印
蔵書印
ほかに、「蒹葭蔵書」「木姓秘玩」など10点が知られている。
印影のよみ・大きさ
「蒹葭堂藏書印」(けんかどうぞうしょいん):47×33mm
 
  蔵書について
 
印影掲載資料
さいばら
『催馬楽』
書誌事項 拡大画像
膨大な蔵書については、肥前平戸藩主松浦壹岐守(静山)がその著『甲子夜話』で、「其所貯スル物ヲ見ルニ書画草木石玉鳥魚ニ至ル迄和漢ノ品物皆アリ(中略)、又庚戌(寛政2[1790]年)ノ書牘(しょとく)ニ云フ蔵書既ニ二万巻ト」と記している。また『先哲叢談続編』には、「浪華木村巽斎好学嗜博、築蒹葭堂、収蔵古今之書十万余巻、又儲集書画法帖古器名物」とある。
しかし、膨大な蔵書も残念ながら蒹葭堂一代のものだった。蒹葭堂が亡くなると、官命により幕府に献納させられてしまう。献納された図書は昌平坂学問所に納められ、現在、内閣文庫に引き継がれている。
当館でも、『珍魚図』『対馬国記』『蘭山先生花鏡』など蒹葭堂の蔵書印をもつ写本・自筆稿本など合わせて10数点を所蔵している。
 
  参考文献
  中村真一郎著『木村蒹葭堂のサロン』(新潮社 2000)
 
戻る 次へ
Copyright (C) 2003 National Diet Library,Japan. All Rights Reserved___
トップページ