本展示会では、近代日本の形成に影響のあった、政治家、官僚、軍人、実業家、学者、芸術家等約350名の肖像写真をご紹介します。
人の顔や姿は、その人を特定したり、人物について知ろうとする場合に、もっとも重要な要素であり、人物の肖像はいつの時代にも人々の関心を引き付けてきました。肖像を伝える媒体には、絵画、写真、印刷物などさまざまなものがあります。映像をリアルに伝える映画やテレビが出現する以前には、著名人であっても、その容貌を知る手段は、新聞や書籍等に限られていました。
当時の写真そのものはその多くが失われていますが、図書の形で出版された写真集は、刊行から1世紀近くを経た現在でも、当館の書庫に比較的良好な状態で保存されています。平成16年7月にはこうした写真集に収録されている当時の名士220名の肖像写真を取り上げ、電子展示会「近代日本人の肖像」として提供を開始しました。
「近代日本人の肖像」は幸い多くの方々に御覧いただくことができました。このたび、さらに多様な分野から代表的人物を選定するよう努め、写真集や各人の伝記から新たに約130名の肖像写真を採録しました。それぞれの肖像写真には、その人となりが分かるように各人の略歴を付記し、明治時代に出版された各人の主な著作については「近代デジタルライブラリー」へのリンクを設けています。
平成19年3月



