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第3章 大正デモクラシー

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a. 大正政変

3-3 第2次大隈重信内閣成立

改造せられたる大隈内閣 『人間大隈重信』所収
改造せられたる大隈内閣 『人間大隈重信』所収

大正3(1914)年4月16日の第2次大隈内閣の成立には元老、政党などの思惑が複雑に絡み合っていたが、なかでも元老井上馨は同内閣の成立に大きな影響を与えたといわれる。本史料は井上が内閣成立直前に大隈と会見した際の会見内容を、井上の私設秘書であった望月小太郎が筆記したものである。

井上は大隈に対して、財政・外交・国防の調和、及び政党の弊害の除去を求めているが、これらは桂園時代に行われていた積極的財政政策、陸海軍の拡張、政友会員の利権獲得などの否定を意味した。

井上侯・大隈伯会見要領筆記

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