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第2章 明治国家の展開

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a. 大日本帝国憲法の制定

2-7 憲法制定へ

錦絵 枢密院会議之図 楊洲周延画 明治21年10月 「憲政資料室収集文書」1133
錦絵 枢密院会議之図 楊洲周延画 明治21年10月 「憲政資料室収集文書」1133

憲法構想は官民を問わず明治初期から存在したが、直接明治憲法に結実する草案の作成は、明治19(1886)年頃から始まっている。井上毅やロエスレル(Karl Friedrich Hermann Roesler)の憲法草案を基に、明治20(1887)年の6月から8月にかけて、伊藤博文、伊東巳代治、金子堅太郎らによって憲法草案が作成されたが、これは伊藤の別荘のある神奈川県夏島で審議されたため、今日「夏島草案」と呼ばれている。

憲法の推敲も最終段階に入った明治21年3月に至り、各条の検討結果を反映させ、改めて浄写した草案が作成された。表紙には「博文」の署名があり、伊藤はこの原案を枢密院に持参の上、鉛筆で修正部分を書き入れたといわれている。

夏島草案

『夏島草案』
  • [明治20年8月]
  • 伊東巳代治関係文書 8
  • 国立国会図書館
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[大日本帝国憲法(浄写三月案)]

『[大日本帝国憲法(浄写三月案)]』
  • [明治21年3月]
  • 伊藤博文関係文書 書類の部 233
  • 国立国会図書館
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