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正式名称(よみ)
五百羅漢寺 三匝堂 (ごひゃくらかんじ さんそうどう)
別称・通称(よみ)
栄螺堂 (さざえどう)
現住所
江東区大島
解説
五百羅漢寺の境内に寛保元(1741)年に建立された三匝堂(さんそうどう)のこと。三匝堂とは、3回巡る堂の意味で、内部が3層の螺旋状をしており、同じ通路を通らずに上り下りができる構造を持つ。その形状がサザエのようであることから「さざえ(さざゐ)堂」として知られた。通路の途中には観音札所があり、堂内を一巡すれば観音の霊場巡りができるとされており、その珍しさから江戸の人々の人気を集めた。弘化年間(1844-48)の暴風雨や安政の大地震で荒廃。五百羅漢寺は明治になって目黒へ移転、さざえ堂は現存していない。