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生活と暦 |
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はじめ暦は朝廷や貴族のものでしたが、印刷された暦が出版されるようになると、より多くの人が利用するようになりました。農作業や商売にも季節や行事を知るために暦は必要です。とくに太陰太陽暦では、毎年大の月、小の月の並び方が変わるので、代金の取り立てや支払いを月末にする商店にとってはどうしてもかかせないものでした。
そのため、いろいろな暦が工夫され使われることになりました。
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| ■地方暦(ちほうれき) |
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京都で暦は出版されてきましたが、暦の需要が増すと各地でも暦が出版され始めます。古いものには、鎌倉時代まで遡るといわれる「三島暦」(現在の静岡県三島市で出版)もあります。また、「伊勢暦」(現在の三重県伊勢市で出版)のように伊勢神宮の神官である御師(おし)が全国に配ることにより、広く普及した暦もあります。 |
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| ■絵暦(えごよみ) |
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現代と違い文字が読めない人が多かった時代には、絵だけで作られた暦も登場しました。現在の岩手県で作成された「田山暦」と「盛岡絵暦」があります。 |
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大の月、小の月の並び方を知るために登場した暦です。絵や文章の中に大の月、小の月を折り込み、アイデアやユーモアのセンスを競い、江戸時代に大流行しました。
『大小暦の謎解き』のコーナーでは、いろいろな大小暦を紹介します。 |
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■暦の形いろいろ |
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よく使う部分を残して簡略化した暦を「略暦」と言います。柱に貼ったり、小さく畳んで持ち歩けるようにしたり、日常的に使われた江戸時代のいろいろな暦が残っています。現在のカレンダーと同じように、商店が宣伝のために年末にお客に配るようになりました。 |
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| 慶応2年(1866)柱暦 |
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文政3年(1820)懐中暦 |
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